県春闘共闘、いわて労連、盛岡労連の新春旗開きが1月9日サンビル7会ホールで行われ、約170名が集まりました。
ソプラノ歌手によるオープニングコンサートのあと、いわて労連鈴木露通議長は「『年越し派遣村』の取り組みなどが世論を動かし参議院での「緊急決議」につながった。大企業はなにも反省していない。労働者派遣法の抜本的改正と大企業への指導が求められている。09春闘で反貧困、生活危機突破の大運動へ発展させよう」とあいさつしました。また、県立六つの病院・地域診療センターに対する無床化計画について、住民とともに地域医療を守るために計画の撤回を求める県民集会を大きく成功させようと呼びかけました。
全労連渡辺正道事務局次長、日本共産党岩手県委員会瀬川貞清書記長が来賓あいさつし、県商工労働観光部雇用対策・労働室特命参事の小山 雄士氏が岩手県知事のメッセージを代読しました。
いわて労連顧問の菅野恒信氏による乾杯後、新規加盟組合・争議組合紹介やアトラクションを楽しみながら懇親し、最後は参加者全員で大きな輪になり「がんばろう」を合唱して今年の活動の幕開けとなりました。
2009年1月8日朝、県庁前で09新春宣伝行動を行いました。
いわて労連・盛岡労連などから31名の組合員が参加し出勤途中の市民に700枚のチラシを配布しました。宣伝カーの上から鈴木議長は、いわて労連・労働相談センターが年末に取り組んだ緊急労働相談に13件の相談があるなど12月全体で120件の相談が寄せられたことにもふれ、3月までに県内で2500人を超える非正規雇用労働者の雇い止めを許さず、大企業の社会的責任と政治の責任を求めていくと訴えました。県国公共闘の和川省三議長、パート臨時労組連絡会の一ノ渡アイ子代表、自治労連佐藤一則委員長、盛岡労連森本俊雄議長、医労連佐々木委員長がリレートークで賃上げ要求や雇用対策、公共サービスの充実と人員増、地域医療確保、最低賃金の引き上げ、総選挙での国政革新などを訴えました。
郵産労盛岡支部では18年要求し続けた組合事務所の貸与が実現しました。
かつて全逓・全郵政の二つの組合があった時代には組合事務室が両方に貸与されていましたが、労働組合が連合に再編されていく中、労働者の生活と権利を守りたたかう組合として結成された郵産労には貸与されてきませんでした。郵産労では全国で組合貸与を求める要求と運動をしてきましたが、中労委やIOL提訴などねばり強くたたかう中、組合事務室の貸与が実現しました。
11月29日には組合員・OBを始めいわて労連、盛岡労連傘下の組合員が集まって祝賀会が開かれました。
いわて労連主催の第16回岩手県勤労者囲碁・将棋大会が盛岡市・高校会館で開催され、選手74名が参加しました。特に今年は将棋の参加が14チームと過去最高となりました。
◎競技結果
囲碁団体の部
優勝 全建労
二位 一関市職労
三位 ブナの会
将棋団体戦
優勝 盛岡将棋クラブ
二位 花巻まなび学園
三位 王笑会
将棋個人戦A級
優勝 道又大輔
将棋個人戦B級
優勝 高橋正耕
第78回メーデーが5月1日全国で取り組まれ、岩手県でも盛岡市岩手公園での県中央集会をはじめ県内14カ所でおこなわれました。
岩手公園でおこなわれた岩手県中央集会は9時からおこなわれ、ファンファーレの響きとともに開催されました。主催者あいさつを鈴木露通岩手県春闘共闘議長が行い、来賓あいさつを自由法曹団小笠原弁護士などがおこないました。
「なくせワーキングプアー、格差と貧困の解消」「戦争する国づくり反対」などを柱とするメーデー宣言を採択しました。おたのしみもちまき抽選会、メーデー歌の全体合唱をおこない、思い思いのデコレーション、プラカードを持ちながらデモ行進に出発しました。
07春闘で前日14日の回答指定日の集中回答を受け、3月15日全国統一行動が取り組まれました。岩手でも岩手医大教職員組合、通信労組岩手支部のストライキをはじめ、職場集会、チラシ配布、団体交渉など行動を起こしました。
通信労組岩手支部では前日のゼロ回答に怒りを持って、盛岡、釜石、宮古の組合員が、始業時から10時までのストライキに突入しました。
岩手医大教職員組合では賃金、労働条件など具体的な前進回答が出なかったことから「医師・看護師等の増員・欠員補充」「安全・安心の医療の確立」など07春闘要求実現のため、8時30分から30分のストライキに入りました。
賃上げ、時給引き上げ、最賃改善、パート・臨時の均等待遇などの春闘要求の実現に向けたこの統一行動には、全国で24万人が参加しました。
07春闘勝利・県民要求実現・知事選勝利を掲げた「3・3岩手に春をよぶ県民総決起集会」が3月3日、県公会堂大ホールで開かれ、400人が参加しました。
オープニングは「憲法」をうたうシンガーソングライターきたがわてつ氏が「九条」や憲法60年をテーマにしたジェームス三木作詞「私を褒めてください」などを歌いました。
全労連議長坂内三夫氏が講演を行い、情勢を述べた後、「情勢は有利なとき。春闘・知事選を元気に目立つようにたたかおう」と激励しました。
来賓あいさつを菅野つねのぶ知事予定候補、全労連東北地方協議会小川英雄議長、日本共産党斉藤信県議が行いました。
集会後は元気にシュプレヒコールをあげ、市内をデモ行進しました。