２月１３日、県庁内会議室において０６県春闘共闘（議長菅野恒信）は、増田県知事宛「２００６年県春闘要求書」を提出し、２時間にわたって要請交渉を行いました。春闘共闘からは１２名が参加し、県側からは商工労働観光部の４名が出席しました。交渉では、労働三権を守った労働行政の遂行、労働者の権利等を知らせるため、岩手労働局発行の「２００５ハンドブック」を希望する高校への配布すること、青年の正規雇用への訴え、パ・臨連代表、女性部代表がパート・女性の均等待遇をそれぞれ訴え、盛岡建設労組書記長が県議会・地方議会での議会採択をもとに公契約における具体的な取り組みを要請しました。また、要請の際に増田県知事宛の全労連「統一要請書」（全労連熊谷議長、いわて労連菅野議長連名）も合わせて提出しました。

　２００６年１月６日、単産・単組、盛岡労連・パ隣連から３１人が参加し、０６春闘の幕開として、県庁前、岩手銀行本店前で春闘共闘の新春早朝宣伝が行われました。
　国民春闘共闘・いわて労連菅野議長、工藤副議長、鈴木事務局長、盛岡労連鱒沢議長がかわるがわるマイクをとり、すべての労働者の賃金引上げでくらしと経済の安定、雇用の拡大を、憲法９条守って平和な日本をと熱っぽく訴えました。
　寒い出勤途中の中でもチラシの受け取りがよく、１０００枚を超すチラシが短時間で配布され、車中から手を振っていくドライバーもありました。

　　１１月２６日、県公会堂大ホールには、大型バス２台で参加した大迫地域など 県内各地から、「地域の病院」を縮小・廃止するなと６３０名が集まりました。集会では、来賓として参加した斎藤信県議があいさつし、小原宣良県議、佐藤共成大迫町長、岩部茂九戸村長、千葉滋夫住田町議会議長からのメッセージが紹介されました。菅野恒信議長は主催者あいさつで、「危機に瀕する医療を立て直そう！県民が数十年間にわたって積み重ねてきた岩手の医療を救おう！」と述べ、「県内で起きている医療危機は、小泉と同じ基調の増田式構造改革だ。憲法９条・２５条を変えさせないためにがんばろう」と訴えました。坂先生（仁王診療所長・県保険医協会副会長）が講演し、小泉内閣が来年行おうとしている医療制度改革がたいへんな改悪内容であり、地域医療を守り、医療改悪を許さないたたかいをよびかけました。地域からは、「釜石市民病院を守り、地域医療の充実を求める市民の会」大沢代表、「紫波病院の充実・強化を求める署名連絡会」及川事務局長、岩手労災病院で「全国脊髄損傷者連合会岩手県支部」鈴木副支部長と全労災岩手支部長が訴えました。

　１１月９日、盛岡では、「平和憲法・９条をまもる岩手の会」のよびかけで市内２か所で署名・宣伝を実施。大通り野村證券前では、いわて労連・自治労連・郵産労・盛岡労連、岩手生協連などから１４人が参加。小雨混じりの寒風のもと、憲法９条改定に「賛成か反対か」のシール投票も行いました。改定反対が７３人、賛成２人との結果が出ました。署名は４９筆集まりました。
水沢では、コープアテルイの前で、５団体から１０名が参加して、憲法ビラ２００枚を配布しました。
　

　２月２３日、０５国民春闘地域総行動が県内でも終日行われ、朝宣伝、昼デモ、要請行動、決起集会など県内各地で多彩に取り組まれました。

　盛岡では朝８時から県公会堂前と岩手銀行本店前の２カ所で３０人以上が参加し朝宣伝行動を行いました。激しく吹き付ける吹雪の中でしたが、いわて労連菅野議長、盛岡労連佐々木事務局長がマイクを握りました。大企業が史上空前の利益を上げる中で、大企業には減税を続け、国民には７兆円もの新たな負担増を押しつけようとしている小泉内閣を批判し、すべての労働者に賃上げを、大企業は社会的責任を果たせ、増税反対、憲法改悪許すななどと訴え、チラシ・ティッシュと企業通信簿チェックハガキを配布しました。
　昼には昼デモ行進が取り組まれ、あいにくの雪で参加が心配されましたが、百人が参加し、シュプレヒコールをあげ、０５国民春闘を市民にアピールしました。
　夜は県公会堂に七十名の参加で春闘決起集会が開かれました。職場から県医労、通信労組、郵産労、盛岡地区国公が報告と決意表明しました。