機関紙「いわて労連 2020年月10号      

●コロナ禍を乗り越え、改憲阻止、全国一律最賃制度確立、地域医療守れ、組織の強化・拡大を/いわて労連第32回定期大会●達増知事・野党統一国会議員からメッセージ●いわて労連二〇二一年度新役員紹介●大熊座●改憲阻止「アベ政治」の継承を許すな●立憲野党の政策に対する市民連合の要望書(15項目表題のみ)●いわて労連第32回定期大会・発言要旨●県労働委員会の公正任命を!県へ要請●県へコロナ対策を要請●いのち守る署名を広げよう!●ヒバクシャ署名20万筆達成、県知事と懇談●消費税って必要?くらしネットが学習会●全労連共済岩手県支部●NEWSフラッシュ●主張●うちでつくろうナナコ飯!」●川柳


1面

コロナ禍を乗り越え、改憲阻止、全国一律最賃制度確立、地域医療守れ、組織の強化・拡大を/いわて労連第32回定期大会/コロナ禍でこそ労働組合の役割発揮を
 9月12日、盛岡市勤労福祉会館5階大ホールで、いわて労連第32回定期大会を開催しました。コロナ禍のもとで、通常よりも時間を短縮しての開催となりました。活動方針や決算・予算など全ての議案が採択され、新たな役員体制も確立しました。

 開会あいさつで、金野耕治・いわて労連議長は「安倍首相が辞任表明した。持病の悪化を理由としているが、軍事費を増大させる一方で社会保障を削減し、二度にわたって消費税を増税し、森友・加計・桜を見る会など政治の私物化を重ね、コロナ対策でも初動から誤った対策をとり続けた。外交でもトランプ米大統領言いなりでロシアやアジア諸国との関係も改善していない。内政でも外交でも失政を重ね、国民の支持率が大きく落ち込み辞任に追い込まれたというのが真相だ」「安倍首相の念願だった憲法の明文改憲を許さなかったことは、市民の運動と野党共闘の勝利だ。憲法改悪阻止の一点で共闘を拡げ、草の根からの運動で世論を拡げてきた。参議院選挙、総選挙でも野党統一の候補者を応援して勝利をあげてきた」「コロナ対策でも一律給付金や雇用調整助成金増額など国民の要求と運動、野党共闘の力で実現させてきた」と述べました。「自民党の後継総裁選挙は、いずれの候補も安倍政治の継承を掲げている。私たちの暮らしは政治に密着している。憲法に掲げた政治が実現されるようチェックして声をあげることは私たち労働組合の大事な役割だ」と強調しました。

達増知事・野党統一国会議員からメッセージ
 全労連、達増拓也岩手県知事、野党統一の木戸口英司・横沢たかのり両参議院議員、日本共産党岩手県委員会、東北労働金庫岩手県本部をはじめ、労働組合や民主団体の皆さんから大会への激励のメッセージが寄せられました。
 中村事務局長が、改憲阻止、地域医療守れ、全国一律最低賃金制度確立、その実現のための組織強化・拡大などを強調して方針案を提案しました。
 討論では単産・単組・地域組織から「最低賃金全国一律実現、均等待遇実現、公務公共サービス拡充、立憲主義回復、新自由由主義政策の転換、裁判闘争勝利、組織の拡大・強化」など、8人の発言と1組織の文書発言があって方針が補強されました。方針案と役員体制を確認し、大会決議を確認しました。岩崎保副議長の閉会あいさつ後に、金野議長の音頭で団結ガンバロウを行って終了しました。
 休憩時間中に山形県労連への豪雨災害救援カンパを呼びかけ、3万6千円が集まりました。ご協力ありがとうございました。

いわて労連二〇二一年度新役員紹介
 第32回定期大会で二〇二一年度の新役員が選出されました。
議 長
       金野 耕治    再  (医労連)
副議長
      中野 盛夫    再   (自治労連)
      中野るみ子     再   (医労連)

      櫻田 真一    再   (農協労組)
      岩崎  保     再   (県国公)
      高橋  基     再   (いわて生協労組)
      菖蒲沢 実    再   (盛岡労連)
事務局長
      中村  健     再 (いわて生協労組)
事務局次長
      石井 隆幸    再   (盛岡労連)
幹 事
     五十嵐久美子 再   (医労連)
     村田 浩一     再   (農協労組)
     川崎 晶大     再   (県国公)
     佐々木 優     再    (福祉労組)
     内村 武光    再     (私教連)
     昆 茂太郎    再     (建交労)
    小砂子欣次    再     (年金者組合)
    赤坂 朝裕     再     (郵政産業ユニオン)
    八重樫 司     再     (全受労)
    新田 英則     再     (地域労働組合)
    角掛 洋一     再     (いわて労連事務局推薦)
会計監査
    小笠原浩次    再     (地域労働組合)
    八重樫一郎    再     (年金者組合)
    古舘久美子    再     (岩大生協労組)
 なお、今大会で幹事の工藤郁夫氏(通信労組)、伊藤ミエ氏(女性部・福祉労組)、松橋崚介氏(青年部・自治労連)が退任されました。

大熊座
 
朝晩冷え込み、わずか一ヶ月前の残暑が懐かしい今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。コロナ対策のため時間を短縮したいわて労連第32回定期大会は皆様のご協力で無事開催することができました。引き続き、新年度もどうぞよろしくお願いします▼安倍政権を継承すると表明した菅新政権。顔ぶれは、8人の大臣が留任し、3人が横滑り。居抜き内閣とか安倍さんのいない安倍内閣などと揶揄されています。菅首相は秋田県雄勝町出身。農家の長男ながら、父親の支配から逃れようと高校卒業後、家出同然で上京し、民間会社に就職。その後、大学受験し、やがて政治の道を目指し、国会議員秘書から横浜市議、そして国政へ▼たたき上げとか苦労人とか言われていますが、真相はどうでしょうか。どうも冷たい印象がぬぐえないのは、スガ(氷)だからというばかりではないようで。菅氏が最初に打ち出したのは「自助、共助」。自己責任の押しつけです。仮に、スタートラインが同じなら自助でも良いかも知れませんが、その前に一人ひとりの置かれている環境が違い過ぎます。生活水準や経済面での最低保障が確立されていない中で、自己責任を振りかざすのは、政治の責任や役割を否定するものです▼私たちは、この国に生まれて良かったと思えるような、一人ひとりの人権が保証された上で、お互いの違いを認め合い、ともに支え合って生きる社会をめざしたいものです。貧困と格差をなくし、命と平和の大切さを学び、自然環境を守り、持続可能な社会を作る。まさに、私たち労働組合の役割もそこにあるのではないでしょうか。(こ)


2面
改憲阻止/「アベ政治」の継承を許すな
 安倍前首相が8月に辞任を表明し、9月16日に「安倍政権の政治を継承」するとして菅内閣が発足しました。コロナ禍で新自由主義政策の誤りが浮き彫りになる中で、「アベ政治の継承」ではなく、「転換」を求めて引き続き職場・地域からの運動を強めていくことが重要になっています。

 7年8ヶ月という長期に渡って、戦争する国づくり、消費税の増税と社会保障の連続改悪、雇用破壊の働き方改革、数々の疑惑や政治腐敗など「アベ政治」が進められてきました。コロナ禍で国民のいのちとくらしを危機的状況にし、国民の支持を失って、安倍政権は退陣に追い込まれました。 菅首相は官房長官として、こうした安倍政権を支えてきました。さらに基本方針でも「自助・共助・公助、そして絆」を強調し、労働者・国民にいっそうの自己責任を押し付ける姿勢です。 「国民のために働く」といいますが、そもそも政府が国民のために働くのは当然のことです。さらに菅首相は改憲策動や敵基地攻撃能力の保有論議を引き継ぎ、辺野古新基地建設の強行を表明しています。
 いま必要なことは、「8時間働けば人間らしく暮らせる」ように、賃金の大幅引き上げ、労働時間の規制、非正規雇用の限定化、年金などの社会保障の拡充です。新型コロナウィルス感染や大規模災害で明らかになったように、公共体制の立て直しも急務です。公務、医療、介護、保育、教育など、いわゆるエッセンシャルワーカーの人員増と処遇改善を早急にすすめるべきです。 雇用、いのち、くらし、地域を守るため職場・地域から引き続き声をあげていきましょう。
 緊急署名岩手の会は、9月8日に盛岡市の川久保病院周辺の国道で、50人を超える人が参加してスタンディング宣伝を行いました。「改憲発議ストップ」などのプラカードを掲げてアピールしました。
 9月18日には盛岡夕方デモを行って「改憲反対」「モリ・カケ・桜は終わってないぞ」「野党の連合政権つくろう」と訴えました。
  
立憲野党の政策に対する市民連合の要望書(15項目表題のみ)
 
市民連合(安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合)は9月25日に野党に対して15項目の要望書を提出しました。項目のみ紹介します。

T 憲法に基づく政治と主権者に奉仕する政府の確立
1.立憲主義の再構築
2.民主主義の再生
3.透明性のある公正な政府の確立
U 生命、生活を尊重する社会経済システムの構築
4.利益追求・効率至上主義(新自由主義)の経済からの転換
5.自己責任社会から責任ある政府のもとで支えあう社会への転換
6.いのちを最優先する政策の実現
7.週40時間働けば人間らしい生活ができる社会の実現
8.子ども・教育予算の大胆な充実
V 地球的課題を解決する新たな社会経済システムの創造
9.ジェンダー平等に基づく誰もが尊重される社会の実現
10.分散ネットワーク型の産業構造と多様な地域社会の創造
11.原発のない社会と自然エネルギーによるグリーンリカバリー
12.持続可能な農林水産業の支援
W 世界の中で生きる平和国家日本の道を再確認する
13.平和国家として国際協調体制を積極的に推進し、実効性ある国際秩序の構築をめざす。
14.沖縄県民の尊厳の尊重
15.東アジアの共生、平和、非核化

いわて労連第32回定期大会
発 言 要 旨
 大会では8人の代議員が発言しました。発言要旨は次のとおりです。

高根  登       郵政ユニオン代議員
 
20条裁判等への支援に感謝したい。郵政労働者のみならず、全国の非正規労働者に影響をもたらす闘いだ。支える会の開催はコロナ禍のもと難しい状況にある。ぜひ会員にお願いしたい。

鈴木壬午郎   年金者組合代議員
 
年金裁判についての報告。8月に行われた裁判で2人の証人尋問が行われた。現役労働者の立場から年金が減っていることを訴えた。高齢者の生活実態を事例をあげながら話をした。年金が県内の経済に大きな影響を与えている。全国で8つの裁判所で判決が出ているが。いずれも却下されている。引き続き支援をお願いしたい。

吉田  誠      県国公代議員
 新型コロナウイルス感染拡大で公務・公共サービスの脆弱さがあらためて明らかになった。医療従事者をはじめ、公務・公共サービスを担う公務員増員の必要性が指摘されている。県国公は「公務・公共サービス拡充を求める請願署名」にとりくみ、議会陳情では普代村と野田村で採択された。県選出の3人の野党国会議員が紹介議員となり、野党共闘前進の展望も開けた。安倍首相は退陣するが、「行政の私物化」は放置されたままだ。公文書改ざん問題など、行政を国民の手に取り戻す運動の先頭に立って奮闘する。人事院勧告は遅れているが、9月末までに月例給の調査が行われる。コロナ禍の影響で厳しい調査結果も予想されるが、賃上げによる景気回復をめざす。定年延長は、束ね法案とされた検察庁法改正案が世論の力で廃案となり、国家公務員法改正案も成立が見送られた。定年延長制度の早期実現を求めていく。旧社会保険庁分限免職処分撤回闘争は昨年10月に不当判決で裁判闘争は終了した。これまでの支援に感謝する。

吉田  仁     自治労連代議員
 保健所職場ではコロナの影響で仕事が大変な状況になっている。盛岡市では36協定に基づき職員課より限度時間を超える報告が来ている。会計年度任用職員について、当初は日給制だったが、交渉で4月から月給制に改善させた。均等待遇にはほど遠いので、アンケートをもとに改善を求めていきたい。

佐藤 克敏    けせん労連代議員
 
核兵器禁止の実現に向けてヒバクシャ国際署名の運動などに力を入れてきた。もともとけせん地区は核兵器禁止の運動は盛んなのだが、核兵器禁止条約の議会請願は大船渡市議会で採択されてこなかった。運動の成果で、全県で採択が進む中、県内最後の市議会として採択させることができた。

阿部 恵子    いわて生協労組代議員
 
理事会からパート地域給の提案がされたが、労組は拒否した。パート同士の分断に反対した。パート労組員の声が反映して、春闘では40円の時給アップを実現した。秋の最賃改定を先取りした成果だ。マスク不足の際に、手作りマスクの取り組みを呼びかけたら150人以上の労組員が参加した。一人じゃない、労組があってこそできた活動だと思う。コロナで労組活動をストップするのではなく、感染対策をしながら少しずつ進むことが大切だ。

柴田 勇樹     医労連代議員
 コロナ対策で、医労連は書面による大会を1ヶ月かけて行っている。私の所属する岩手医大教職組では規模を縮小して大会を行った。日額4000円のコロナ対応手当を獲得した。夏期休暇をとっても実家に帰らずに自宅でじっとしている職員がいる。

安保  進      通信労組代議員
 NTT11万人リストラが15年前に強行された。今まで通りの仕事をしたければ退職・給与カット・別会社へ行くか、東京への異動という選択を迫られた。闘い続けて、2013年にこの制度を廃止に追い込んだ。利益優先の政治から、いのち・くらしを守る政治への転換が求められている。


3面
県労働委員会の公正任命を!/県へ要請
 
今年は第48期岩手県労働委員会の2年に1度の改選期です。岩手の労働側委員は5人全員が連合推薦の委員での独占が続いており、公正な任命が求められています。
 9月17日、いわて労連は労働者委員の公正任命を求めて県要請を行いました。いわて労連所属組合から推薦している中野るみ子・岩手医労連委員長、阿部恵子・いわて生協労組副委員長が参加して公正任命を訴えました。日本共産党の斉藤信県議も同席しました。
 全国では中央労働委員会の他に11都道府県で連合以外の推薦委員が選出されています。女性の労働側委員が選出されていないのは岩手も含む13県しかなく、女性の選出も合わせて訴えました。

県へコロナ対策を要請
 
9月25日、県社会保障推進協議会、岩手民医連、岩手医労連は「新型コロナ感染拡大防止と医療を守るために必要な対策を求める要請」を県に行いました。今回で3回目の要請です。岩手県保健福祉部の工藤啓一郎・医療政策室長等が対応しました。主な内容は検査体制拡充、医療機関への財政支援、医師・看護師の増員、住民・県民の不安払しょくとコロナ差別解消などです。
 工藤室長は「コロナ対策はきちんと進める。一般医療体制にしわ寄せが出るが長期的には増員なども必要」と応じました。
 県内でコロナ感染者が報告された後での医療関係者からの要請ということもあり、マスコミの注目も集まりました。

いのち守る署名を広げよう!
 
新型コロナ感染拡大で、感染症病床や集中治療室の不足、公立・公的病院の重要性、医師・看護師・介護職員の人員不足、保健所の不足などが浮き彫りになりました。この背景には、90年代後半から続いてきた医療・介護・福祉など社会保障費の抑制があります。
 全労連・社保協・保団連・民医連・医労連などは、「安全・安心の医療介護の実現と国民のいのちと健康を守るための国会請願署名」(いのち署名)をこの秋から大きく取り組んでいきます。
 9月18日、岩手医労連は「いのちを守るキャラバンスタート行動」を盛岡市亀が池前で行い、「いのち署名」を呼びかけ、多くの市民が署名しました。職場・地域でも広げましょう。

ヒバクシャ署名20万筆達成、県知事と懇談
 
ヒバクシャ国際署名の集約が県内で20万3300筆となりました(9月26日時点)。ヒバクシャ署名岩手の会は9月17日、達増拓也・岩手県知事を訪問して到達を報告して「知事の署名への賛同が大きな力になった」と伝えました。達増知事も「素晴らしい成果だ。原爆投下は良くなかったと考える若者がアメリカで増えていると聞くが、皆さんの運動の力だ。今後も応援します」と応じました。
 核兵器禁止条約は50ヵ国の批准で発効します。9月21日時点であと5ヵ国まで迫っています。

消費税って必要? くらしネットが学習会
 
くらしを考えるネットワークいわては9月15日、オンライン講演「ホントに必要?消費税」を開催し、醍醐聰・東京大学名誉教授がお話しました。

はたらくみんなの助け合い
全労連共済岩手県支部
 
65歳からの生活、考えていますか?「年金共済」で退職後の安心を積み立てましょう!
 現在、65歳の平均余命は、男性19.70年、女性24.50年。この間、健康でイキイキと過ごしたいものですが、そのために必要なのが「生活資金」です。しかし、公的年金だけではどうしても不足しがちです。経済的な不安を抱えずに暮らすため、今からしっかり準備をしておきましょう。
Aコース
【月額】1口1、000円
(5口以上加入必須、500口限度)
【半年払】
 月額払いに上乗せして1口10、000円から
※個人年金保険料控除の対象

Bコース
【月額】1口1、000円

(5口以上加入必須、500口限度)
【半年払】
 月額払いに上乗せして1口10、000円から
※生命保険料控除の対象

この機会にお問い合わせを!
電 話019(625)9191    FAX019(654)5092
メールroren@iwateroren.org

NEWS フラッシュ
 ●岩手医労連 第73回定期大会(書面大会)
 
9月5〜30日にかけて、岩手医労連第73回定期大会が書面大会で行われました。
 ●岩手自治労連  第81回定期大会
 
9月26日、岩手自治労連第81回定期大会が開催されました。
 ●県生健会・盛岡生健会 50周年のつどい
 9月5日、岩手県生活と健康を守る会連合会と盛岡生活と健康を守る会は50周年のつどいを開催しました。

コロナ災害 を乗り越えるいのちとくらしを守る
  なんでも 電話相談会
住まい・生活保護・労働・借金・学費etc..
(無料・全国いっせい)
0120-157930(ひんこんなくそう)
日時10月10日10:00〜22:00
*県内は19:00まで  

主張
「3つの行動」をしっかり位置づけて秋闘を進めよう
 各組織で秋年末闘争が具体化されていると思います。それぞれ職場で起きている問題や要求をしっかり把握して、改善する運動に結びつけていきましょう。
 全労連はこの秋年末闘争に向けて「コロナ禍いのちとくらしと雇用と地域を守る3つの行動」を提起しています。1つ目は、「雇用と生活を守り休業補償を勝ち取る行動」です。コロナ禍が進行して雇用不安が広がるもとで、雇用を守り、職場のすべての働く仲間を対象に、休業補償がしっかり補償されているかなど、職場点検を進めましょう。21国民春闘アンケートも丁寧に取り組んで、職場の声を集めていきましょう。また、地域の未組織労働者の皆さんに労働組合を知らせる「労働組合にご相談を」チラシの「全戸配布」運動にも取り組みます。岩手県では5万枚を配布する計画です。
 2つ目は、「医療や行政など公共体制の拡充・強化を求める行動」です。「安全・安心の医療介護の実現と国民のいのちと健康を守るための国会請願署名」(いのち署名)を来春の通常国会での採択めざして取り組みを進めます。年内は、すべての組合で組織人数分の達成めざして推進しましょう。
 3つ目は、「賃金・一時金、最低賃金アクションプラン2024行動」です。賃金・一時金闘争ではしっかり団結を固めて取り組みましょう。全国統一行動は11月5日です。また、全国一律最低賃金制度確立に向けて来年の通常国会での法案提出をめざしていきます。最賃闘争はすべての労働者に関わる重要課題です。宣伝署名、議員・自治体要請などを位置づけて、秋から取り組みを進めます。
 菅政権は「安倍政治を継承する」としてます。臨時国会は10月23日に招集するとみられています。「3つの行動」はこれまでの安倍政治を転換していく力になります。この運動を成功させ、要求を実現させるためにも、労働組合の組織強化と拡大を進めていきましょう。


4面

うちでつくろうナナコ飯!第26回
 みなさんこんにちは!時折急に寒い日も出てきて、秋の深まっていくのを感じますね。そしていよいよ食欲の秋!美味しい食材も出そろってきます。秋茄子で簡単美味しい一品をどうぞ〜。
*茄子と豚肉のあんかけ焼きそば*(2人前)

 
○材料…・豚肉150g・茄子2本・ニラか小ねぎ少々・焼きそば麺2袋・塩コショウ少々・片栗粉少々・サラダ油少々
〈たれ〉・焼きそばの調味粉末ソース2袋・料理酒100cc・水100cc

@豚肉は一口大に切り、塩コショウで下味をつけたら、片栗粉をかるくまぶしておく。茄子は一本を6〜8等分に縦に長く切っておく。
Aフライパンにサラダ油を敷き、焼きそばの麺を炒める。水は加えずに油でほぐすように、ちょっと表面を焦がすような気持ちで。焼けたら盛り付ける皿に取っておく。
B麺を炒めたフライパンに油を足し、@の豚肉と茄子を炒める。小さなボウル等に〈たれ〉の材料を全て加え混ぜておき、全体に絡めるように加えて少しとろみが出るまで加熱する。(豚肉にまぶした片栗粉で、自然にとろみがつきます)
CAの麺の上にBをかけてできあがり
 お好みで好きな野菜を加えたり、豆板醤などでピリ辛にしたりと、いろいろアレンジできます!
 パプリカなどを入れると、本格的な中華の彩りになりますよ!ぜひお試しください!
*レシピ提供…橋ナナコ
*オンラインショップ
「Hana×NanakoOnline」
10/17発売予定の「ミミカラミエル秋」CDほか、スパイス、お茶などオリジナル商品を販売しています。是非ご利用ください
https://hanananako.thebase.in/

岩手県最低賃金
2020年10月3日から時間額 793円(3円アップ)

ひろば
   川  柳
藤井二冠ひとり舞台が常となり
                                                                拓  庵

嘘つきと忖度政治が最長に
                                                               凡  夫

摩訶不思議世論調査の浮き沈み
                                                               野の一枝

悪政のあとつぎ合唱オンパレード
                                                               巷多朗

椅子だけを継いで遺産は放棄する
                                                               瀬川重哉
年金者組合盛岡支部