機関紙「いわて労連 2019年月11号      

●いわて労連第31回定期大会/改憲を阻止し、全国一律最賃制度確立、消費税は減税を/組織を強く大きくして要求実現を●台風19号で全国で甚大な被害〜県内でも被害深刻●大熊座●いわて労連第31回定期●大会・発言要旨●消費税許すな!5%に戻せ!●安倍政権は早期退陣を●大学生協の職場に新組合結成!/組織拡大を進めようハラスメントをなくそう/いのちと健康を守る東北セミナー開催●ジェンダー平等社会をつくろう/第64回働く女性の岩手県集会●最賃が790円に/全国一律の最賃制度を実現しよう●ニュースフラッシュ●主張●いわて労連二〇二〇年度新役員紹介●【Hanaのナナコ飯第16回】●川柳


1面

改憲を阻止し、全国一律最賃制度確立、消費税は減税を
いわて労連第31回定期大会

組織を強く大きくして要求実現を
 
10月5日、盛岡市総合福祉センター4階講堂で、いわて労連第31回定期大会を開催しました。改憲阻止、全国一律最賃制度確立、消費税減税、地域医療守れ、などの活動方針や決算・予算など全ての議案が採択され、新たな役員体制も確立しました。

 開会あいさつで、金野耕治・いわて労連議長は「7月の参議院選挙では、いわて労連も政策協定を結んだ野党統一候補の横沢たかのりさんを当選させ、改憲派が国会発議するために必要な3分の2の議席占有を阻止した。安倍9条改憲NO!全国統一3000万署名が勝利の原動力となった。市民連合と野党の共通政策が野党連合政権の基礎となることを期待する。
 知事選挙では、野党共闘でたたかう達増知事を明るい民主県政をつくる会として推薦し、いわて労連も支持して圧勝した。これまで以上に踏み込んで県民要求実現を迫ることができるようになった。
 全ての労働者を視野に労働組合の団結の輪を広げよう。市民と野党の共闘で希望ある未来を切り拓き、次の総選挙で安倍政権を退陣させ国民が主人公の新しい政治を実現しよう」と呼びかけました。
 伊藤圭一・全労連常任幹事、菅原則勝・日本共産党県委員会委員長、砂金良昭・東北労金県本部長が午前中に来賓あいさつを行いました。
 午後には野党統一の候補者として見事当選した横沢たかのり参議院議員も駆けつけて、あいさつを行いました。
 また、大会へのメッセージが多数寄せられ、達増知事のメッセージが紹介されました。
 議案の討論は活発に行われ、単産・単組・地域組織から、非正規の労働条件改善や地域医療守る取り組み、日米FTA反対、組織の拡大・強化など、20人が発言して方針が補強されました。方針案と役員体制を確認し、大会決議を確認しました。中野盛夫副議長の閉会あいさつ後に、金野議長の音頭で団結ガンバロウを行って終了しました。
 休憩時間中に台風15号被害救援カンパを呼びかけ、31、482円が集まり、後日、日本赤十字へ送金しました。

台風19号で全国で甚大な被害/県内でも被害深刻
 台風10月12日から13日にかけて台風19号が各地に甚大な被害をもたらしました。10月30日現在で全国で88人死亡、行方不明7人と報じられています。水害や土砂災害による住宅や農林水産業などへの深刻な被害が報じられていますが全容は十分に把握されていません。県内でも2人の死者を出し、河川氾濫や浸水などによる住宅被害、産業への被害が深刻です。震災から復旧して全線開通したばかりの三陸鉄道も被災して一部で不通となり、早期復旧が急がれています。
 いわて労連は、10月15日に加盟組織の被災状況の交流を行いました。人的被害はありませんでしたが、床上浸水など住宅被害が報告されています。10月22日には久慈市から山田町まで現地調査を行いました。久慈市災害ボランティアセンターや、普代村、宮古市田老地区、山田町船越田の浜などを訪れ、水害や土砂災害の状況を視察しました。
 10月25日には全国災対連による災害復旧を求める国への要請行動に金野耕治・いわて労連議長が参加しました。今後も、東日本大震災津波救援・復興岩手県民会議と連携して、現地のニーズを把握しながら復旧・復興支援に取り組みます。

大熊座
 この秋は、日本中で台風や大雨による被害が多発し、多くの国民の命が犠牲となり、沢山の家屋や国土が被害を受けました。心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。季節はこれから冬に向かっていきます。安全で暖かい住まいの確保など復旧活動を支援しましょう。自然災害が凶暴化している背景には気候変動・温暖化があると言われています。スウェーデンの高校生グレタ・トゥーンベリさんの国連での訴えを私たちは真摯に受け止め行動しなければと痛感します▼政治災害も深刻です。有権者にメロンや「かに」を贈るなど堂々と買収していた前経産相、受験生に希望を与えるのではなく「身の丈」や「自己責任」などと上から目線で、教育の不平等を押しつける文科大臣。関西電力をめぐる原発マネーは、国民が負担した電気料や税金を原発会社と受注会社で山分けしていました。「菓子折の下から金貨」など時代劇さながらの賄賂事件の監督官庁は経産省ですからね。「おぬしもワルよのう」▼厚生労働省は憲法25条を忘れたのでしょうか。地域医療を担う公立・公的病院など424病院(県内10病院)を再編・統合せよと。今、生活環境の改善や医学の発展で国民の平均寿命が延び、長寿社会となっています。年を取れば身体機能が低下し慢性疾患に罹患することは自然の流れ。しかし、医療費が膨張するからと入院ベッドを削り、介護のハードルも上げて高齢者を閉め出したら、高齢者が安心して療養や生活できる場所がなくなります。そこで国が放り出した事業は新ビジネスとして企業が儲ける仕組みが作られます。こんな不公正な政治に厳しい審判を。(こ)


2面

いわて労連第31回定期大会
発言要旨/大会では20人の代議員が発言しました。発言要旨は次のとおりです。

佐藤  淳  けせん労連 代議員
 
原爆写真展に取り組みヒバクシャ署名400筆集約した。世界大会に大船渡市職から1名派遣した。若い世代を運動に導くことが課題で、そのことが平和につながると思う。復興では、仮設住宅からの退去済んだが、ちりじりになって地域活力が低下。国には復興に最後まで取り組んでほしい。皆さんもけせん地区に足を運んでほしい。

山田 勝哉  年金者組合 代議員
 平成27年から27名の組合員で年金裁判闘争中だ。これまで準備書面でのやりとりだったが、今後は証人申請に。次回口頭弁論は12月13日、11時半から盛岡地裁へ傍聴支援を。100年安心の年金制度は真っ赤なウソで、夫婦二人で月5万円、30年で2000万円不足と明らかに。マクロ経済スライドで30年間減額しようとしている。世代間公平と言うが、国民だましだ。全世代型社会保障というが、保険料納める期間を伸ばして、支給開始年齢を引き上げる。年金問題は年金生活者だけの課題でない。現役世代の皆さんにも加入して闘ってほしい。

古澤 篤志  県国公 代議員
 森友・加計問題、公文書改ざんなどの疑惑許されない。公務員数も新たな定員合理化方針を通知。国民の安心安全を守る行政機能の低下、職員の健康破壊を招く。OECD29カ国中、日本は公務員定数最下位だ。人勧は、6年連続プラス勧告も若年層以外は賃上げ無し。初任給も不十分。住居手当も改悪。社保庁分限免職裁判は10年になる。秋田事案で3人が最高裁まで。労働組合の名にかけて闘い抜く。

阿部 恵子  いわて生協労組 代議員
 特別給付金1万円をパートアルバイトに支給させた。春闘では時給35円引き上げ実現。基本時給やっと800円になった。まだ欠員多くて大変。もっと時給改善すること大事だ。最賃闘争運動に積極的に参加し、今年は28円引き上げて790円。最賃体験、しっかり学習して21人参加した。ランチもできない。歯医者もいけない。消費税10%になったらどうしよう、といっている。パート部会では毎回学習し、参加率もよい。メーデープラカードを6日間で夜・昼12回集まり、46人で作成。パート部会は「他部署の話が聞けて楽しい」と参加者。お互い何でも言える職場は定着率もよい。

佐藤 一哉  両磐労連 代議員
 全医労の組織拡大強化。国立病院の職場。350人から413人に増やしてきた。今年は10年ぶりに盛岡でも14人拡大実現。4年連続増勢に。非常勤増えている。無期転換3年で実現させた。

佐々木敏幸  盛岡労連 代議員
 
最賃引き上げ・中小企業支援拡充求め、市町村議会請願取り組み。最賃審議会へは公開制を求め、傍聴範囲が拡充して資料が豊富になった。いじめ・パワハラの労働相談多い。職場でいろんな話ができることが大事だ。いの健県センターへ単組段階でも加入を呼びかける。

山本 茂樹  私教連 代議員
 
私学助成拡充、授業料助成の課題で前進をつくった。県単助成金を削減した数少ない県だったが今年やっと7000万円予算付けさせた。来年制度変わる。上乗せをめざしたい。あさって県に要請ハガキを提出する。

千田 美咲  福祉労組 代議員
 役員体制が若手に。保育士処遇改善費をめぐって交渉進めた。認定こども園化の園もあり、課題になっている。東北ブロックが広域地本化へ。組織拡大をすすめていこうと7月に東北地方協議会を発足。地域とも連携して活動すすめていきたい。

和田  誠  医労連 代議員
 424公的病院再編検討、病院名公表された。県内10病院、医療局も4病院対象。機械的な決め方は許されない。診療を受けたくても体制整わず受けられない、医師不足など、事情が考慮されていない。救急搬送時間も想定が妥当性に欠ける。地域住民の声も聞かないで一方的な発表は撤回しかない。地域医療守る会を再開をして運動を進める。

藤原 淳吉  花巻労連 代議員
 11月16日に定期大会。花巻市議会に最賃改善求める請願提出、一部採択になった。9条改憲ストップで生協前やアルテ前での宣伝、4回地域配布行動も。高校生や若い人と話すと真面目に聞いてくれる。幼児を持つお母さんも気軽に署名してくれる。訴えれば話が聞ける。戦争だめだと伝わる。原水協の活動とともに、意気揚々と地域に入って運動をすすめていきたい。

柴田 勇樹  医労連 代議員
 9月21日に矢巾移転、無事に終えることができた。9月24日からメディカルセンターも開始。年度末に向けて患者稼働率あげていく。スタッフ足りないという声がある。経営は37億円の赤字と。組織率60%だ。事務職46%と低い。労働協約改正して再雇用も組織している。臨時非正規の組織化が課題、労使協議すすめている。「コーヒーブレイク」の取り組み、月1回、250人前後が参加。非組合員も参加し、組織化の場になっている。

安保  進  通信労組 代議員
 組織拡大で頑張る。全労連新4か年計画にエントリーした。岩手含め4地域、100人以上拡大を目標。9月にリーフ配布した。春闘期には宣伝とストライキ。中間総括しながら推進する。行動を起こして対話広げる。

細川 孝太  郵政ユニオン 代議員
 全国でストライキ、岩手も立ち上がった。均等待遇、非正規社員に扶養手当を回答させたが全員対象でない。かんぽ生命の不適切営業問題、信頼裏切り、経営側の責任重大。営業体制見直し必要。ノルマ至上主義、研修に名を借りたパワハラ、病気・休職、退職に追いこまれている。10月26日に労契法20条裁判支援の会第5回総会を行なうので支援を。

橋  望  農協労組 代議員
 支店統廃合問題で、地域住民、農家組合員から不安の声。JA金融窓口、ATMもなくなり地域生活へ影響大きい。地域によっては農協に要望書出されたり議会で取り上げられてもいる。労組としても奮闘したい。

佐々木久幸  宮古労連 代議員
 国公管理職ユニオンの方が、LUに加入して宮古労連で活動している。労働相談活動、年金者組合中心だが、相談員育成し体制つくりたい。台風10号被害、岩泉町生活橋、73基、10基で5億必要。1基1000万、1割負担は重く申請あがってこない。国に支援要請したい。生活再建支援金制度の拡充を。東日本大震災でも資材高騰。500万円でも気持ち程度。一部損壊でも恒久的な制度で対象拡充に。宮古市で国保税の均等割り止めた。国の制度にさせていこう。

吉田 一成  北上労連 代議員
 共同の運動で前川喜平講演会、3000万署名行動など取り組んできた。民主団体、平和環境、連合、自民党以外の県議なども。多岐にわたる参加が参議院選での勝利に結んだ。3年間の共同の運動の成果だ。

藤倉 了介  ローカルユニオン 代議員
 青年ユニオンは民青同盟と学習を中心に取り組み、出張ユニオンカフェ開催。若い世代、働く権利をそもそも知らない。職場トラブルなど身近なテーマで一緒に考えながら学ぶ、自分の権利に気づいた。労働組合のすそ野を広げるうえで大事な取り組み。民青同盟の青年実態調査に協力し、横沢たかのり参議院候補にも届けて懇談。達増知事にも届けた。知事も「対話の場づくりが大人の責任だ」と反応。役員中心に団交参加して学習も。権利と使用者とぶつかりあう場。対等に話し合う場があることの重要さを実感した。学んだことをSNSも活用してまわりの青年にも伝えたい。最低生計費調査結果も広げて確信に。

吉田  仁  自治労連 代議員
 会計年度任用職員制度、充分に知らされていない。アンケート調査行なって懇談会3回、100人以上の参加。不安の声も。取り組み通じて2人組合加盟した。8月に当局がたいへん厳しい内容提案。日額制だと来年4月に一時無給状態に。一時金が上がるが、月額で3万円引き下げ。休暇制度も無給。均等待遇と言えない。交渉と懇談会を重ね、不安の声を背景に山場の交渉を行った。4月無給見直せ、月額下がらない方法を講じろ、公募によらない任用を、と求めた。結果、大多数を月額にさせた。引き続き闘う。

韮山 弘子  久慈労連 代議員
 最賃請願に取り組み。久慈市議会では委員会で不採択も、本会議で逆転採択。中小企業支援拡充、民商にも一緒にと呼びかけている。4県立病院が再編対象に。地域医療は医師不足の中でがんばっている。入院期間短くなっている。軽米や一戸に転院していたのにこれ以上減らされてはたまらない。

後藤 徹夫  全国一般ウォーターエージェンシー支部 代議員
 若い人が職場に入ってこず、技術継承できない。維持・管理技術。若い人をいれていくこと必要。上下水道事業、対象人口減ってくる。使用料成り立たない。施設老朽化、更新費用。国は水道民営化進めようと。宮城県が水コンセッション。上下水道、工業用水、ひとつのグループに出すと。メーカー、商社、維持管理会社を一括発注。海外メーカーは維持管理できないだろう。事業取れなければ100人近い人員が職を失う事態になる。


消費税許すな! 5%に戻せ!
 10月1日、安倍政権は消費税10%への増税を強行しました。消費税廃止岩手県各界連絡会は岩手県庁前で増税に抗議するスタンディング・リレートークをおこないました。労働者、事業者、婦人団体などが「増税止めよ」と声をあげました。
 その後、抗議の昼デモが行われて70人が参加しました。出発前に挨拶にたった日本共産党・斉藤信県議団長は「そもそも2014年に8%増税したことが間違いだ。まずは5%に戻すべき」と訴えました。参加者は「増税反対」「減税しろ」と声を上げました。

安倍政権は早期退陣を!
 10月4日から臨時国会が始まっています。10月21日、安倍9条改憲NO!岩手の会は安倍政権早期退陣、戦争法廃止・改憲ストップを訴える盛岡夕方デモを行いました。
 10月19日には全国革新懇の全国交流会が神戸市で行われました。「参院選を土台に私たちが安倍政治を終わらせる」と呼びかけ全国各地から1800人が参加しました。國分博文・県革新懇事務局長が全体会で岩手の野党共闘のたたかいを報告しました。中村健・いわて労連事務局長も参加して、分科会で取り組み報告をしました。


3面

大学生協の職場に新組合結成!/組織拡大をすすめよう!
 10〜12月は秋の組織拡大月間です。私たちの要求前進を勝ち取るためにも組織の強化・拡大をすすめましょう。
 そうした中、岩手の大学生協の職場で新しい労働組合が結成されました。「岩手県立大学生協・盛岡大学生協労働組合」です。10月22日に滝沢市内で結成大会が行われ、11人の組合員で結成が確認されました。同時に生協労連といわて労連への加盟も確認されました。
 岩手県立大学生協で働く仲間からパワハラの相談を受けて、生協労連東北地連が支援をしてきました。取り組みを通じて「やっぱり労働組合が職場に必要だ」ということになりました。人事交流のある盛岡大学生協の仲間とも話し合い、ふたつの大学生協ですが、ひとつの労働組合として今回の結成に至りました。
 結成総会では生協労連、生協労連岩手県協議会、いわて生協労組、岩手大学生協労組、みやぎ生協労組、いわて労連も参加して激励しました。いわて労連加盟組合からも多数のメッセージが寄せられました。
 規約と方針、役員体制も確認されました。当面の年末一時金闘争や均等待遇実現などの労働条件改善のための要求づくり、仲間づくりについても話し合われました。

ハラスメントをなくそう/いのちと健康を守る東北セミナー開催
 10月19日、働くもののいのちと健康を守る第13回東北セミナーin盛岡(実行委員会主催)がサンビル7階で行われ、東北各地から70人が参加しました。岩手県内から35人が参加しています。
 「職場のハラスメントをなくすために」と題して佐々木良博弁護士(もりおか法律事務所)が記念講演を行いました。最新のハラスメントの定義や日本政府の対応の問題点など、判例も交えて詳しくお話をされました。午後には「メンタルヘルス」、「健康で働き続けるために」、「女性や若者の働き方と健康」の3つのテーマで分科会が行われました。全体会で分科会の報告を行い、来年は宮城県で開催することを確認して終了しました。

ジェンダー平等社会をつくろう/第64回はたらく女性の岩手県集会
 10月13日、盛岡市内で第64回はたらく女性の岩手県集会(主催・実行委員会)が開催されて、45人が参加しました。
 「きゅうくつな生き方してませんか?〜性別役割分担を超えて、尊重し合える生き方・働き方を」と題して、渡部容子弁護士(盛岡さくら法律事務所)が講演しました。
 ジェンダー問題の起源をふりかえり、男女ともに生きやすい・働きやすい社会をつくるため「女性は社会参加、男性は家庭参加を」と、強調しました。講演を受けて参加者はグループ毎に話し合い、男性の参加も多く、男女ともに考え合う場となりました。

最低賃金が790円に/全国一律の最賃制度を実現しよう
 10月4日から岩手地方最低賃金は28円引き上げになって790円となりました。盛岡では10月1日、岩手銀行本店前で早朝宣伝を行って、約500個のチラシ入りティッシュを配布しながら最賃790円への引き上げと全国一律最賃制度確立を訴えました。
 いわて労連はこの間、最低賃金引き上げと中小企業支援拡充を求める市町村請願採択に取り組んできましたが、八幡平市が採択して、県と19市町村(33市町村中)の到達となりました。
 参議院選挙ではすべての野党が最賃引き上げ・格差是正を公約し、自民党も全国一律最賃制度を求める議員連盟をつくっています。全労連は職場で使える学習ビデオを作成しました。世論を高めていくためにも、職場・地域での学習を強めて署名を広げましょう。

いわて労連二〇二〇年度新役員紹介
 第31回定期大会で二〇二〇年度の新役員が選出されました。

議 長
 金野 耕治 再(医労連)
副議長
 中野 盛夫 再(自治労連)
 櫻田 真一 再(農協労組)
 中野るみ子 再(医労連)
 岩崎  保 再(県国公)
 高橋  基 再(いわて生協労組)
 菖蒲沢 実 再(盛岡労連)
事務局長
 中村  健 再(いわて生協労組)
事務局次長
   石井 隆幸 再(盛岡労連)
幹 事
 五十嵐久美子 再(医労連)
 村田 浩一 再(農協労組)
 川崎 昌大 新(県国公)
 佐々木 優 新(福祉労組)
 内村 武光 再(私教連)
 昆 茂太郎 再(建交労)
 小砂子欣次 再(年金者組合)
 赤坂 朝裕 新(郵政産業ユニオン)
 八重樫 司 再(全受労)
 工藤 郁夫 再(通信労組)
 新田 英則 再(地域労働組合)
 角掛 洋一 再(いわて労連事務局推薦)
会計監査
 小笠原浩次 再(地域労働組合)
 八重樫一郎 新(年金者組合)
 古舘久美子 再(岩大生協労組)

 なお、今大会で幹事の渡辺孝文氏(自治労連)、柴田雄司氏(福祉労組)、藤原正範氏(郵政ユニオン)、中六角久則氏(県国公)、千葉真由美氏(女性部・医労連)、中野祐太氏(青年部・医労連)、会計監査の冨岡弘子氏(年金者組合)が退任されました。

NEWSフラッシュ
●郵政20条裁判を支える岩手の会第5回総会
 10月26日、労働契約法20条裁判をたたかう郵政原告団を支える岩手の会第5回総会が盛岡市内で行われました。

●LU・メタルワークス分会が第3回定期大会
 
10月2日、いわてローカルユニオンのメタルワークス分会が第3回定期大会を行いました。ローカルユニオンの平井書記長が激励のあいさつを行いました。10月5日にはわんこそば大会も行って職場の団結を固めました。

●胆江労連第28回定期大会
 10月26日、胆江労連は第28回定期大会を開催して、方針と体制を確立しました。

●盛岡労連第31回定期大会、30周年レセプション開催
 10月26日、盛岡労連は第31回定期大会を開催して方針と体制を確立しました。続けて結成30周年のレセプションも開催して団結を固めました。

●建交労岩手県本部第21回定期大会
 10月27日、建交労岩手県本部は第27回定期大会を開催して体制と方針を確立しました。

●両磐労連第30回定期大会
 10月30日、両磐労連は第30回定期大会を開催して方針と体制を確立しました。

●岩手県社会福祉労組第48回定期大会
 10月31日、岩手県社会福祉労組は第48回定期大会を開催して方針と体制を確立しました。

主張
安倍政権は早期に退陣を、改憲阻止の声を広げよう
 秋年末闘争が山場を迎えています。職場の団結を高めて粘り強く要求前進を図りましょう。
 10月4日から臨時国会が始まっています。安倍政権は台風による甚大な被害が全国的に広がる中で、消費税10%増税を強行し、農業と暮らしを脅かす日米貿易協定の批准や、ホルムズ海峡への自衛隊派兵など重要な問題について、私たちの願いや暮らしに背を向けた方向で突き進もうとしています。
 7月の参議院選挙では、岩手をはじめ全国で10の1人区で市民と野党の共闘の候補が勝利し、改憲派は参議院で改憲発議に必要な3分の2を確保することができませんでした。安倍9条改憲NO!3000万署名の運動や、市民と野党の共闘の力が発揮された結果です。
 しかし、安倍政権は改憲シフトともいえる内閣改造を行って、引き続き憲法9条を含めて改憲を進めようとしています。また、自衛隊のホルムズ海峡への派遣の強行など、戦争する国づくりをさらに進めようとしています。
 一方で、菅原経済産業大臣と河合法務大臣が公職選挙法違反に関連して相次いで辞任する事態になっており、安倍首相の任命責任が厳しく問われています。「改ざん、隠ぺい」を繰り返し、疑惑にまみれた安倍政権をこれ以上続けさせてはなりません。まして改憲など論外です。
 これまで積み上げてきた3000万署名は、「憲法審査会」を開かせない力にもなってきました。県内の3000万署名は17万6千筆を超えています。県内30万筆の目標に向けて署名をさらに広げて、安倍政権による改憲の野望を断念に追い込んでいきましょう。そして、私たちの要求実現のためにも安倍政権を退陣に追い込むために運動を強めていきましょう。


Hanaのナナコ飯 第16回
 みなさんこんにちは!めっきり寒くなってきましたね。私は先日体を温める作用のあるスパイスのお料理を習ってきました!早速ご家庭向きに簡単アレンジをしてみましたので、お試しくださいね♪

*根菜の彩りスパイス炒め*(4人分)

○材料…大根10センチ程度を2つ、人参2本、生姜一片、玉ねぎ大きめ1個、サラダ油大さじ5、クミンシード小さじ1、ブラックペッパー(粉)小さじ2、ターメリック小さじ半分。

○作り方…@大根は半分を千切りに、もう半分をイチョウ切りに、人参はせん切りしておく。生姜はみじん切りにし、玉ねぎは薄切りにしておく。
Aそれぞれを別のフライパンに入れ、ひたひたの水と分量外のお塩(小さじ半分をめどに)、分量外のターメリックひとつまみを加えて、蓋をして中火にかける。たまに混ぜながら歯ごたえが少し残るくらいまで蒸し煮する。
B小鍋にサラダ油を入れ弱火にかけ、クミンシードを加える。シュワシュワと白い細かい泡がたち、香りが出たら@の生姜と玉ねぎを加えて、少し透明になるまで炒め、ターメリック、ブラックペッパーを加えて油に馴染ませる。
CBを3つに分けて@の千切りの大根、イチョウ切りの大根、人参、にそれぞれ分けて混ぜ合わせ、照りが出たら完成!
☆イチョウ切りの大根には、大根葉と糸こんにゃくも入れて、最後の仕上げにお醤油をたつっとしてみました♪スパイス×和食、意外といけますよ!お腹からポカポカで、風邪に負けずに頑張りましょう!
*レシピ提供…高橋奈々子
(パパとママの会いわて代表・つながる台所Hana店主)
 ランチやご宴会、お弁当等のご予約お待ちしております!
盛岡市内丸4ー18
TEL: 080−6013−8787

川  柳
隠したい圧力あるから不自由展                   凡  夫

国会の集会デモはシカトして                       野の一枝

還流も混じる電気で痺れさせ                      瀬川重哉

裁判も忖度政治の仲間入り                         巷多朗

東電へ「無罪」を貢ぐ裁判所                         拓  庵

年金者組合盛岡支部