機関紙「いわて労連 2019年月10号      

●消費税10%増税は断固反対!/(サブ)国会ひらけ!消費税は減税を!●震災から8年半をふりかえる〜復興県民会議が第9回総会開催●大熊座●岩手県知事選挙/2019年岩手県知事選挙の結果について(9月9日発表)いわて労連 金野耕治●改憲許すな!戦争法廃止を〜19日行動●地域総研の連続講座第1回開催●核兵器なくせ〜世界大会もりおか報告会●岩手弁護士会憲法集会●日米FTA許すな〜いわて食農ネットが抗議宣伝●組織強化・拡大をすすめよう●全労連共済をひろげよう〜全労連共済代表者会議●違憲の年金引き下げを許すな〜盛岡地裁で年金裁判●全労連第30回女性部大会に結集●つくろう!全国一律最賃制度/9・30院内集会に与野党が結集●ニュースフラッシュ●主張●【Hanaのナナコ飯第15回】●川柳


1面

消費税10%増税は断固反対!/国会ひらけ! 消費税は減税を!

 安倍政権は10月1日、多くの国民が反対をするもとで、消費税10%への増税を強行しました。9月12日には衆議院議員会館で消費税10%ストップネットの院内集会が行なわれて増税ストップ署名が国会議員に手渡されました。岩手からも代表が参加しました。

 貧困と格差が拡大し、労働者の収入が下がっているもとで、貧困層ほど負担が重く、逆進性の強い消費税を引き上げることは断じて許されません。生活者の負担が重くなることはもちろん、日本経済への深刻な悪影響をもたらすことに、事業者を含めて多くの国民が不安を抱いています。
 9月12日の院内集会には約600人が参加しました。議員会館内で準備していた会場が満杯になり、急遽議員会館前でも集会が行なわれ、院内400人、院外200人が参加する集会となりました。消費税廃止県各界連からは、いわて労連や岩手県商工団体連合会などの代表が参加しました。岩商連は午前中に議員要請行動も行いました。7月の参議院選挙で野党統一候補として当選した横沢たかのり参議院議員にも要請し、快く受け入れていただき、増税阻止へ思いを固め合いました。
 院内集会では10月消費税10%ストップネットワークの呼びかけ人らが次々とあいさつしました。立憲民主党、国民民主党、日本共産党の国会議員が参加して「野党共闘の力で増税ストップを」などと連帯のあいさつをしました。れいわ新選組の山本太郎代表からはビデオメッセージが寄せられました。
 全国から43万筆の署名が国会議員に手渡され、署名の累計は108万筆を超えました。集会後、日比谷公園を出発点に、銀座前までデモ行進が行なわれました。「増税やめて景気をまもろう」「増税やめて被災地支援」「増税やめろ!国会ひらけ!」と声をあげました。 その後、県内でも24日のイエローキャンペーン(消費税増税ストップ署名宣伝)が行なわれ、10月1日には増税に抗議する県庁前スタンディングと怒りの昼デモが行なわれました。
 引き続き消費税10%に反対し、共同を広げながら消費税引き下げ・廃止、税の取り方と使い方を改めさせて、安倍政権を追い詰めていきましょう。

震災から8年半をふりかえる 復興県民会議が第9回総会開催
 9月14日、東日本大震災津波救援・復興岩手県民会議は第9回総会を盛岡市勤労福祉会館で開催しました。来賓として日本共産党岩手県委員会副委員長の斉藤信・岩手県議団長が「9月8日の知事選で圧勝した達増県政のもとで、県政復興与党として被災者本位の復興を支えてきた。皆さんとともに被災者本位で奮闘する」と力強くあいさつしました。達増知事をはじめ、国民民主党、立憲民主党、社会民主党などからもメッセージが寄せられました。事務局長の金野耕治・いわて労連議長が方針提起を行い、方針と体制が確認されました。また、11月に神戸市で行われる全国災対連の交流集会への参加も呼びかけられました。続いて記念講演が行なわれ「自助、 共助、 公助の中で、なぜ公助が弱いのか― 災害自己責任論、 コミュニティ責任論を超えて ―」と題して麥倉哲・岩手大学教育学部教授がお話しました。被災者の意識調査をもとに、いま本当に求められている支援を考えました。震災から8年以上経過して現地での支援活動が次第に弱まる中で、コミュニティ再生に向けて改めて被災者とむきあった支援が強調されました。

大熊座
 政府の対応に怒りや疑問を感じる。まず消費税10%増税。増税したら、低年金者に給付金を月額5千円支給すると。保育料等は3歳から5歳までの全員と0歳から2歳までの住民税非課税世帯を対象に無償とし、認可外にも一定額が支給されるとのこと。なぜ、消費税増税しなければこれらの財源が作れないのか▼日米貿易協定について、安倍首相が国連総会にあわせて訪米しトランプ米大統領と共同声明に25日に調印した。トランプ大統領は「米国の農家、牧場主にとって巨大な勝利だ」と述べた。なぜ、日本の食料自給率が過去最低の37%に下落している時に、アメリカから輸入農産物を増やす必要があるのか。しかも、輸入豚肉・牛肉には成長促進ホルモン剤が使われ発がん性やアレルギーが懸念され、小麦には除草剤成分が残留して発がん性があるにもかかわらずだ。これとは別に、中国が拒否して行き場のない米国産トウモロコシ(飼料用)を250万トンを民間企業が買うと表明。しかし日本側が提案している自動車等の米側関税撤廃は先送りだ▼政府は、国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」への補助金7800万円を不交付にすると発表。愛知県大村知事は「憲法21条が保障する表現の自由に対する重大な侵害だ」として裁判で争うことを表明。そもそも慰安婦を象徴する「平和の少女像」などへ不当な攻撃が集中し、開幕から3日で中止に追い込まれたが、企画展の実行委員会は原状復帰による再開をめざしている▼政府は公立病院つぶしをまた言い出した。怒りをバネに政治を変えるためたたかおう。(こ)


2面
岩手県知事選挙
2019年岩手県知事選挙の結果について(9月9日発表)
いわて労連 金 野 耕 治


 与野党対決として全国的に注目された2019年岩手県知事選挙は、県政史上初めて「国政4野党と市民の共闘の現職」対「自民・公明推薦の新人」による一騎打ちで争われ、現職の達増拓也候補が402、803票(得票率72・15%)を獲得し、岩手県内33市町村の全てで多数を獲得し、文字通り圧勝しました。
 全国の皆さんから多くの支援決定通知書を頂き、全労連の激布など達増陣営を大きく励まして頂いたことに心から感謝申し上げます。
 この選挙の勝因は、達増候補を推薦した4党及びいわて労連も含む県内のすべての労働団体や多数の民主団体が「結集」して達増氏を支援し、達増氏の当選のために行動したことが功を奏したものです。また、東日本大震災津波からの復興の取り組みや県民の暮らしと福祉を守る達増県政を多数の有権者が評価し、今後の県政運営が継続・発展することを期待して投票したものといえます。
 達増氏が共産党との政策協定で結んだ内容は、4つの柱、1.被災者の命と暮らしを守る東日本大震災からの復興の課題、2.県民のくらしと福祉を守る県政、3.雇用確保と産業振興、4.すべてのこどもの権利、個人の尊厳を大切にする教育、の下に14項目あり、東日本大震災津波の被災者の国保・後期高齢者医療の医療費と介護保険等の自己負担免除制度を2020年も継続すること。災害公営住宅でのコミュニティ確立支援と孤独死防止。再建事業者に対する特別の支援の強化。こどもの医療費窓口負担免除制度を早期に中学校まで拡充する。中小企業の雇用確保と支援強化で長時間労働是正と待遇改善。農林水産業を基幹産業として再生に取り組み。種子条例の早期制定をめざす。テストづけの競争主義的教育のあり方を見直す。いじめからこどもの命を守る。教職員によるパワハラ、体罰、暴言等の人権侵害を許さず、教職員の大幅な増員を国に求め業務の抜本的な削減・改善と部活動の改善に取り組む。など、多岐にわたっています。
 7月に行われた第25回参議院選挙岩手選挙区でも野党統一候補の新人が自民現職を制して勝利したことから、県内野党は野党共闘で今年行われた大型選挙を連勝したこととなります。同時に行われた岩手県議会選挙においては、16選挙区のうち半数の8選挙区が無投票で、残り8選挙区ではどの選挙区も激戦となりましたが、無投票も含む当選した県議48名のうち半数の24名が達増知事を支持しています。(4名が中立、20名が相手候補支持)となりました。 県議の構成は、現時点では自民党公認が14名で第1党で、国民民主党9人、公明党1人、共産党3人、社民党2人、第2自民党であるいわて県民クラブが5人となっていますが、残り14人の無所属議員の動向によっては第1党が変わる可能性もあります。
 今年度から始まった新しいいわて県民計画「幸福を守り育てる希望郷いわて」の推進を公約に掲げた達増県政が、沿岸の震災復興の推進とともに実際の指標で県民の幸福度を向上させることができるか、県民が大いに期待し注目しているところです。
 改めて、全労連はじめ各単産・地方組織からのご支援に感謝するとともに、今後ますます岩手県政が全国に誇れる民主的な県政と内外から評価されるよう、いわて労連も県民運動を推進する立場で一層奮闘することを表明いたします。

改憲許すな! 戦争法廃止を19日行動
 2015年の安保関連法=戦争法の強行採決から4年となる9月19日、安倍9条改憲NO! 岩手の会は戦争法廃止を求める19日行動として盛岡昼デモ行進を行いました。
 安倍内閣は第4次の内閣改造を行い、引き続き改憲に積極的な陣営を敷いています。この間、安倍政権による改憲を阻止しようと安倍9条改憲NO! 3000万署名を取り組んできました。憲法共同センターが全国で集約した署名は2、117万6、423筆(9月26日現在)に到達しています。9月27日の憲法共同センター第6回総会で、参議院選挙後の情勢に合わせて新しい署名行動を提起する、3000万署名を一定期間継続する、などの方針が確認されました。

初任給改善せよ 県人事委員会要請
 9月26日、いわて労連と県公務共闘は岩手県人事委員会に署名を7、600筆を超える署名を提出して給与制度の積極的な改善勧告求めました。
 いわて労連、岩手自治労連、県国公共闘、県医労、盛岡市職労から8人が参加しました。人事委員会は蛇口参事兼総括課長ら4人が対応しました。
 5年間連続で、プラス勧告で給料表改定していますが、人事委員会の資料をみても、民間との初任給の較差は拡大しています。全国の都道府県の半数以上が「初任給基準の改善」を行っています。東北では福島と宮城が、愛媛では一昨年の勧告で大卒初任給を1級29号に改善する勧告が出ています。人事委員会は「総合的に勘案する」と回答しましたが、民間調査をもとにしっかりと判断すべきと主張しました。
 勧告は10月中旬に出される予定です。

核兵器なくせ 世界大会もりおか報告会
 岩手県原水協は9月10日、県民会館第1会議室で「原水爆禁止2019年世界大会長崎 もりおか地域報告会」を開催し、30人が参加しました。いわて労連、岩手民医連、盛岡医療生協、いわて生協労組、県医労、新婦人の会、共産党、民青同盟、県原水協の代表が参加報告を行いました。
 核兵器禁止条約の批准国は新たに5か国が追加され、32か国となり、条約発効に必要な国数の3分の2となりました。「ヒバクシャ国際署名」の到達は1千万筆を超えています。引き続き署名を広げて世論を高めましょう。

地域総研の連続講座第1回開催
 NPO法人岩手地域総合研究所は、9月23日、19年度の連続講座「岩手の再生」の第1回を盛岡市内で開催しました。井上博夫さん(地域総研理事長、岩手大学名誉教授)が今年度の統一テーマである「少子高齢化・人口減少と私たちのくらし」と題して、総合的なお話をしました。第2回は12月1日です。

岩手弁護士会憲法集会
 9月19日、岩手弁護士会主催の憲法市民集会が盛岡市内で開催されました。東京新聞論説委員兼編集委員の半田滋氏が「日本国憲法下における自衛隊」と題してお話しました。半田氏は安倍政権の作った2018年「防衛計画大綱」は安保関連法の施行を受けて作成され「『多次元統合防衛力』として、事実上の専守防衛の放棄であり、強力な日米一体化の内容になっている」としました。自民党の改憲案については「自衛隊を憲法に明記することで、違憲の批判が強い安全保障関連法を改定された憲法によって合憲とし、次の段階では自衛隊を『軍隊』つまり制限のないフルスペックの集団的自衛権の行使と多国籍軍への参加に踏み切ることにあるのではないか」と指摘して批判しました。

日米FTA許すな いわて食農ネットが抗議宣伝
 9月25日、安倍首相はトランプ米大統領と首脳会談を行って日米貿易協定についての共同声明を発表しました。日本は牛・豚肉や穀物など農産物市場をTPP水準まで解放する内容とされ、日本の農畜産業にとって死活問題です。さらにサービス貿易や投資を含む包括的な交渉を開始するとも言われています。臨時国会で国民の前にその内容を明らかにさせ、日本の農畜産業をはじめ地域経済を破壊する協定にストップをかけなければなりません。
 いわて食農ネットは9月26日に抗議の街頭宣伝を盛岡市大通で行いました。


3面
組織強化・拡大をすすめよう
 10〜12月は秋の組織拡大月間です。すべての働く仲間を視野に、労働組合への結集を高めて組織拡大を進めましょう。20年4月から不合理な格差が禁止される「有期・パート労働法」が施行されます。職場の不合理な格差の実態を把握して、改善の交渉をしながら組織拡大もはかりましょう。
 11月29日は全国いっせい労働相談ホットラインが行われます。地域労連を中心に、「均等待遇実現」の宣伝を強めて、労働組合加入を訴えましょう。
 未組織の組織化でも力を合わせましょう。全労連の組織拡大最重点計画としてJMITU通信労組のチラシ配布行動が9月26日に行われ、盛岡労連を中心に取り組まれました。
 また、岩手医大教職組では夕方の時間にコーヒーとドーナッツを用意して、誰でも1セット食べられる「コーヒーブレイク」に取り組み、職場でほっと一息つける場を提供しています。これまで5回開催して、毎回300人近い仲間が利用し、職場の結集を高めています。各職場でも、工夫しながら組織の強化をすすめ、組織拡大につないでいきましょう。

全労連共済をひろげよう 全労連共済代表者会議
 9月10日、全労連共済代表者会議が行われました。全労連共済は個人加入共済を利用しやすくするための「セット共済」を開始しています。火災共済や自動車共済の普及にも力を入れています。
 労働組合の基礎的な活動の強化が共済普及の鍵でもあります。組織の強化・拡大のテコにもしながら、全労連共済への結集を高めていきましょう。
 共済制度の学習会も職場や地域で行っています。ご希望の職場はぜひご相談ください。

違憲の年金引き下げを許すな 盛岡地裁で年金裁判
 9月27日、年金引き下げ違憲裁判が盛岡地裁で行われました。裁判前には年金者組合岩手県本部が盛岡市内で宣伝行動を行いました。裁判には年金者組合をはじめ、いわて労連からも傍聴に参加しました。裁判後、盛岡地裁前で小笠原弁護士からの解説が行われました。この間、年金制度の法制度上の問題点をテーマにしてきましたが、次回から年金引き下げによる被害の問題が取り上げられます。次回の口頭弁論公判は12月10日です。
 年金制度をめぐっては、マクロ経済スライド制度の廃止など「減らない年金制度」の確立が求められています。裁判闘争で年金制度の改善を求めて声を上げましょう。

全労連第30回女性部大会に結集
 9月7〜8日、全労連女性部第30回定期大会が全労連会館で行われました。いわて労連女性部から代議員2人が参加して、照井裕子・女性部書記長(県国公女性協)が発言しました。
 いわて労連女性部は、10月13日に第64回働く女性の岩手県集会を盛岡で行います。そして、11月16〜17日に仙台市で開催される第64回働く女性の中央集会の成功に向けて参加を呼びかけています。

つくろう! 全国一律最賃制度/9・30院内集会に与野党が結集
 全労連は全国一律最低賃金制度を来年の通常国会で法案提出させることをめざしています。9月30日、衆議院第2議員会館で「最賃改正 地域間格差是正、めざせ1500円 9・30院内集会」が行われ、220人が参加しました。自民党・台俊介衆院議員、立憲民主党・末松義規衆院議員、国民民主党・奥野総一郎衆院議員、日本共産党・宮本徹衆院議員、社会民主党・福島みずほ参院議員が参加して挨拶しました。れいわ新選組の山本代表はビデオメッセージを寄せました。全労連主催の集会に、与野党がつどう歴史的な集会になりました。「若者の東京一極集中を地域別最賃が助長している。最賃引き上げと一元化を政策の正面にできるよう議連として頑張る」(自民)、「参院選で時給1300円をかかげた。所得アップ型主導の経済を。中小企業支援が必要」(立憲)、「参院選で直ちに時給1000円、1500円めざせ、全国一律最賃制の実現を訴えた。超党派で力を合わせて実現を」(共産)、「最賃引上げ、安心して暮らして消費が増えれば経済がよくなり、中小企業も潤う」(国民)、「東京・神奈川で最賃1000円を超えたがまだ不十分。全国一律1500円にすべき」(社民)、「最賃を全国一律1500円に。中小企業支援は消費税をやめること。消費力上げる政策実現を」(れいわ)など、積極的な挨拶が行われました。「全国一律最賃実現」の署名が国会議員に手渡されました。その後、最低生計費試算調査の報告を中澤秀一・静岡県立大学短期大学部准教授が行い、黒澤幸一・全労連事務局次長が取り組み方針を提起しました。その後、職場・地域からの訴えが行われて、全国一律制度実現へ意思統一が行われました。

NEWSフラッシュ
 ●盛岡建設組合が家族慰安芸能祭
 9月1日、盛岡建設労働組合が第73回家族慰安芸能祭をマリオス大ホールで開催しました。
 ●革新懇が安倍政治許さないリレートーク・スタンディング
 9月3日、県革新懇は「アベ政治を許さない」リレートーク・スタンディング宣伝を盛岡市大通で行いました。
 ●6・9行動、核兵器廃絶国際デー
 原水爆禁止岩手県協議会は、9月6日、6・9行動を盛岡市大通で行いました。また、9月26日、核兵器廃絶国際デー宣伝を盛岡市クロステラス前で行いました。
 ●9の日宣伝
 平和憲法9条を守るいわての会は、9の日宣伝を盛岡市大通で行いました。
 ●イエローキャンペーン
 9月24日、消費税廃止岩手県各界連絡会は盛岡市内でイエローキャンペーンを行い、消費税10%への増税中止を呼びかけました。
 ●岩手自治労連第80回定期大会
 9月27〜28日、岩手自治労連第80回定期大会がホテル大観で行われました。
 ●郵政産業労働者ユニオン盛岡支部定期大会
 9月28日、郵政産業労働者ユニオン盛岡支部は定期大会を盛岡市内で開催しました。

主張
日本平和大会in沖縄に結集しよう
 秋闘が本格的にすすめられています。一時金闘争では職場の団結を固めて、前年を上回る回答を引き出しましょう。また、20春闘をみすえて、職場のすべての労働者を視野に、非正規雇用労働者の要求もつかみながら、不合理な格差の是正、労働条件改善に踏み出しましょう。
 さて、7月に参議院選挙で、私たちは改憲勢力を改憲発議に必要な3分の2を割り込むところに追い込みました。それでも安倍首相は改憲に固執しています。沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設でも、県民投票の結果、埋立て反対が7割を超えるという結果にも関わらず、辺野古新基地が「唯一の解決策」だと繰り返す姿勢を変えません。ミサイル迎撃システム「イージス・アショア」の建設でも、秋田県や山口県の地元住民が強く反対しているにも関わらず、導入方針は変えようとしません。
 こういう情勢のもとで、日本平和大会が11月に沖縄で行われます。辺野古基地建設反対で、「オール沖縄」の体制で安倍政権に立ち向かってきた沖縄の闘いは、私たちを励まし続けてきました。立場を超えた広範な県民が力を合わせる姿は、市民と野党の共闘で安倍政権を追いつめる全国の運動の先駆けといえます。
 今年の日本平和大会は、沖縄県民の運動と固く結んで、安倍9条改憲、日米軍事同盟強化、「戦争する国づくり」の動きをはね返す運動を発展させる大会と位置付けられています。沖縄の現実とたたかいを現地で目の当たりにして、しっかり学ぶ絶好の機会です。
 いわて労連は、結成30周年の記念企画として、この日本平和大会への参加を含む沖縄ツアーを企画・募集しています(11月7〜10日の日程)。ぜひ、各職場から代表を送り出して成功させましょう。

4面
Hanaのナナコ飯 第15回
 みなさんこんにちは!
 最近産直でよく見かける、大きなピーマン!皆さんはどんな風に召し上がっていますか?
 今回はハロウィンパーティーにもぴったりの、お皿からはみ出すびっくりメニューです!!

*おばけピーマンの肉詰め*(4人分)
 ○材料…大きなピーマン(とんがりパワー等)2つ、合い挽き肉300g、塩こしょう少々、おろし生姜少々、パン粉30g、コーン缶または茹でとうもろこしを削いだものひとつかみ程度、卵1個、サラダ油、ソース、ケチャップ適量。
 ○作り方…@ピーマンは2つ割にして、ヘタと種をのぞく。
A合い挽き肉にパン粉、卵、コーン、塩コショウ、おろし生姜をよく混ぜてこね、ピーマンの中に詰める。
Bフライパンに油をしいて、ひき肉の面から中弱火で焼く。分量外の水を入れて蓋をし、弱火にして10分ほど蒸し焼きにする。
C火が通ったら、ソースとケチャップを半々の割合で加え、フライパンを揺すって味を絡めて完成!
☆残った大きいピーマンは、細切りにしてさっと茹で、焼肉のタレをチョットかけて和えると、ビールのすすむおつまみになりますよ!ぜひお試しください♪
*レシピ提供…高橋奈々子(パパとママの会いわて代表・つながる台所Hana店主)
 ランチやご宴会、お弁当等のご予約お待ちしております!
盛岡市内丸4ー18
TEL: 080-6013-8787


ひろば
          川  柳
古いから変えろとならば核の傘  瀬川重哉

官邸で結婚披露入閣し  巷多朗

改憲と言う前にまず擁護義務   凡  夫

公僕を私僕に変えたアベ政治  野の一枝

米朝は「対話」で不戦たぐり寄せ  拓  庵


年金者組合盛岡支部