機関紙「いわて労連 2018年月7号      

●国民平和大行進2018/核兵器のない世界の実現を/史上初の米朝首脳会談の中で県内行進●歴史的な情勢のもと、世界大会も成功させよう●核兵器なくせ!青年の願いをつないで/第33回反核平和マラソン●大熊座●安倍9条改憲NO! 3000万署名/県内16万筆を突破しました/30万筆を達成させて改憲を阻止しよう●安倍政権は退陣せよ!●安倍改憲NO!/市民アクション成功を●TPP11許すな!/いわて食農ネット宣伝●地域総研が総会と講演会●9条のある未来がいい!!/若者憲法集会●最賃いますぐ1000円、めざせ1500円/いわて最賃アップアピールデー●過労死促進許せない/女性部が宣伝●原発なくせ/イレブンアクション●働き方改悪法案の強行は許されない●NEWS フラッシュ●主張●川柳●映画紹介



 


1面
国民平和大行進2018/核兵器のない世界の実現を

史上初の米朝首脳会談の中で県内行進
 核兵器廃絶を願って、今年も国民平和大行進が6月9日から17日にかけて岩手県内を行進し、職場・地域からの参加で成功しました。6月12日には史上初めての米朝首脳会談が行われ、朝鮮半島の非核化へ向けて大きな転換が行われる中で取り組まれた平和行進となりました。
 今年は全国通し行進者として山内金久さん(東京板橋原水協)が岩手入りしました。また、静岡原水協の小林和枝さんが県内を通し行進して、沿岸被災地を中心に歩きました。また、県内の通し行進者として医療生協組合員の菅原トメさんと平和委員会の伊藤稲子さんの2人が元気に歩き通しました。
 11日の盛岡市内行進では雨模様でしたが約100人が参加して市民に大きくアピール。県公会堂で行われた歓迎集会では、行進に参加した盛岡大学の学生等が平和への決意を述べました。

歴史的な情勢のもと、世界大会も成功させよう
 米朝首脳会談は、朝鮮半島の非核化に止まらず、北東アジアの平和体制構築への一歩でもあります。それは安倍政権の狙う憲法改悪や、米軍基地の存在の意義をも失なわせ得るものです。 この一年の運動の成果で、県内すべての自治体首長がヒバクシャ国際署名に賛同しました。県内50万筆めざして引き続き署名を集めましょう。そして、歴史的な情勢のもとで開催される8月の原水爆禁止世界大会にすべての職場・地域から代表を送り出して、大きく成功させましょう。

核兵器なくせ!青年の願いをつないで
第33回反核平和マラソン
 6月5日、釜石市役所前をスタートした「第33回県内一周反核・平和マラソン」は8日、盛岡市役所前へと集結しました。多くの青年組合員の「核兵器廃絶、戦争するな、9条守れ」の声と願いを県内にアピールしてきました。
 最終コースでは、岩手自治労連書記局の前から、岩手自治労連青年部、岩手福祉労組青年部、県農協労組の仲間約35人が盛岡市役所へと向かいました。
 到着集会では、主催者を代表して中野盛夫・岩手自治労連副委員長(盛岡市職労委員長)が歓迎とねぎらいのあいさつをのべました。
 谷藤盛岡市長からのメッセージや自治労連本部青年部のメッセージが読みあげられ、最終コースを走ったランナーたちから、中野副委員長、松橋崚介・岩手自治労連青年部長らにタスキと色紙、折鶴が手渡されました。
 最後に盛岡市職労青年部で今年採用された高橋省吾さんが力強く決意表明し、4日間にわたった反核平和マラソンが終了しました。

大熊座
 朝からモヤモヤした気分です。梅雨空のせいだけではありません。サッカーのワールドカップロシア大会の1次リーグH組の日本がポーランドに敗れながらも同組2位で決勝トーナメントに駒を進めたことは、にわかファンの私も嬉しいのですが、後半はパス回しで時間稼ぎしたことがどうも納得しにくい▼国会では、働き方改革一括法案が参院厚労委員会で6月28日夜に可決され、29日にも参院本会議で可決されようとしています。マスコミ各社の世論調査では、「今国会での成立に反対」が多数なのに、自民・公明与党と維新が数の力でごり押しする姿に、「民意」はどこにあるのかと▼国会を会期延長するなら、被災者生活再建支援金の500万円引き上げなど「復興加速4法案」や「原発ゼロ基本法案」など野党共同提出の法案もしっかり議論すべき。政府・与党の党利党略だけで、参議院の定数見直し法案や国民投票法改正案などを国民無視で強行するなど傲慢過ぎます▼競輪・競馬などは公営賭博として賭博罪から除外されています。その要件は、目的の公共性、運営主体等の性格、廉潔性、公的監督、財政的健全性、収益の扱い、射幸性の程度、副次的弊害の8項目。日本にカジノを作れば、結局、海外のカジノ資本の株主や経営者一族に客の負け分で巻き上げた巨額の利益を与えることに▼安倍政治は、アメリカの言いなりに武器や戦闘機を買い、米軍基地をつくり、カジノで儲けさせ、TPPで日本の地場産業や農業を破壊する。国民には過労死に繋がる長時間労働と残業代ゼロを押しつける。梅雨空とともにこんな安倍政権は早く吹き飛ばそう。(こ)


2面
安倍9条改憲NO! 3000万署名県内16万筆を突破しました/30万筆を達成させて改憲を阻止しよう
 
安倍9条改憲NO!3000万署名は、県内で16万筆を超えて、全国では1350万筆を超えました。6月7日には第一次国会提出が行われました。安倍政権による改憲を断念させるために、引き続き30万筆の達成をめざして職場・地域で広げていきましょう。
 安倍政権は働き方改悪法案やカジノ法案、TPP11関連法案などの悪法を強行するために国会会期を32日間も延長しました。一方モリ・カケ疑惑はさらに深まっています。「内閣総退陣!」の世論を広げましょう。

安倍政権は退陣せよ!
 
「安倍内閣退陣を」の声が高まる中、6月7日、「ミナセンいわて」が緊急デモを呼びかけ、盛岡市内で70人が参加して行われました。「隠ぺい・改ざん・セクハラ許さない!」と訴えました。この取り組みに県革新懇が賛同して、デモ行進前に亀が池前でデモの参加を呼びかける街頭宣伝も行いました。
 14日には憲法改悪反対県共同センターが3000万署名の街頭宣伝を盛岡市内で行いました。 
 19日行動では、安倍9条改憲NO!全国市民アクション岩手の会が夕方デモを呼びかけて、盛岡市内で150人の参加で行われました。

安倍改憲NO!市民アクション成功を
 
安倍9条改憲NO!全国市民アクション岩手の会は、改憲NO!の市民の声を示そうと、7月1日、岩手公園広場で「7・1いわて市民アクション」の開催を呼びかけました。6月19日には記者会見を行って、全県の市民の参加を呼びかけました。

TPP11許すな!/いわて食農ネット宣伝
 6月14日、いわて食農ネット(事務局・農民連)は、盛岡市大通でTPP11の批准に反対する緊急宣伝を行いました。牛の着ぐるみなども登場して、チラシを配布しながら署名を呼びかけました。
 安倍政権は、TPP11承認案をまともな審議も行わないまま6月13日に衆議院で強行採決しました。
続いて14日からTPP11関連法案の審議が参議院ではじまっています。政府は
利点ばかりを強調する姿勢ですが、国会論戦で農業や国民生活に深刻な影響を及ぼすことが明らかになっています。
 宣伝行動で参加者は「反対の世論を高めてTPP関連法を廃案に追い込み、TPP11批准を阻止しよう」と呼びかけました。
 宣伝終了後、参加者はJA中央会に対してTPP反対の声をあげるよう要請しました。

地域総研が総会と講演会
 
岩手県地域総合研究所は、6月25日、盛岡市内で2018年度通常総会を開催しました。17年度は岩手県社会保障推進協議会と共同して、「岩手社会保障学校」として連続講座「岩手の再生」を5回実施してきました。新年度は少子高齢化が進むもとで「地域公共交通」をテーマに連続講座を開催するなど、新たな方針と体制を確立しました。
 総会に先立って、総会記念講演として「縮小時代における公共交通の考え方」と題して、宇佐美誠史さん(岩手県立大学准教授)がお話しました。
 地域総研は10月6日に第4回岩手地域課題研究交流集会「わたし☆まちフォーラムいわて2018」を岩手大学教育学部を会場に開催します。今年も「いきいきと安心して住み続けられるまちへ、あなたの暮らしから考えて見よう」をテーマに、基調講演や4つの分科会が行われる予定で準備がすすめられています。

9条のある未来がいい!!/若者憲法集会
 
「安倍9条改憲NO!」「民主主義まもれ!」と、6月3日、東京で「若者憲法集会」が開催され、上野公園野外ステージでのメイン集会には約1100人、新宿デモには約2000人の青年が全国から集まりました。岩手からは民青同盟岩手県委員会やいわて青年ユニオンのメンバーが11人参加しました。
 午前中に分科会が行われました。働き方の分科会では、首都圏青年ユニオンの山田事務局長を講師に、「ワーク・ルール教育実践編」が行われ、「おかしな働き方」に遭遇した場合の対応を参加者が議論し、山田事務局長から、実践例を交えて対策が話されました。
 午後に行われたメイン集会では、全国九条の会事務局長の小森陽一さんと、学園内で九条の会を立ち上げた白梅学園大学の学生とのトークセッションが行われました。
 「私と憲法」スピーチタイムでは、全国から参加した若者が、平和への想いや活動を報告しました。
 新宿デモは、若者憲法集会実行委員会と「未来のための公共」の共催で行われました。「安倍政権は今すぐ退陣」「9条がある未来がいい」とコールしながら行進しました。

3面
最賃いますぐ1000円、めざせ1500円/いわて最賃アップアピールデー
 6月21日、いわて労連、いわてパ臨連、いわてローカルユニオンは、盛岡市内大通で「最賃アップアピールデー宣伝」を行いました。最低賃金の大幅引上げと、アベ働き方改革法案の徹底審議・廃案を訴えました。 最賃「今すぐ1000円」要求と、岩手地方最賃738円の差、「1000−738=262」にちなんで262分のロングラン宣伝を行いました。12時から大通野村証券前で昼宣伝を行った後、岩手銀行大通支店向かいに移動して16時22分まで行動し、岩手地方最賃引上げ署名と、シール投票などを呼びかけました。また、アベ「働かせ方改悪反対」・「参議院で徹底審議・廃案を」と呼びかけ、安倍首相への抗議ハガキも配布しました。
 この行動には、いわて生協労組の14人をはじめとして、医労連、県医労、医大教職組、農協労組、盛岡市職労、盛岡労連、ローカルユニオンなどから27人が参加。最賃署名は135筆集まりました。「いくらの時給ならまともに暮らせますか?」と聞いたシール投票には193人が投票しました。内訳は「800円台」が2人、「1000円台」が95人、「1300円台」が52人、「1500円以上」が44人という結果でした。
 大学に勤める男性は「1300円台」に投票して「自分が講師だった頃はこのくらいは必要だと思った」といいます。ある女性は「いまアメリカに住んでいますが向こうは最賃1300円くらい。最低このくらいは欲しいですよね」と話しました。「絶対1500円以上だ!」と元気にシールを貼っていく若者も。安倍首相への抗議ハガキを受け取った男性は「安倍に文句を書けばいいんだな?必ず送るよ!」と話していきました。
 署名は後日、岩手労働局に届けます。次回の岩手地方最賃審議会は7月2日に本審が開催されて労働局長から審議会長に最賃改定の諮問が行われる予定です。いわて労連では、傍聴行動や意見陳述の準備を進めます。

過労死促進許せない/女性部が宣伝
 6月9日、いわて労連女性部は常任幹事会の終了後に、「全国一律最低賃金制度確立」と「アベ働き方改革反対」の宣伝を盛岡市内の繁華街で行いました。
 岩手県の最賃は738円で全国で下から2番目。地域間格差は年々拡大して最高額の東京との比較では時間当たり220円にもなっています。「全国一律制度の確立で地域間格差を解消し、今すぐ1000円実現、1500円をめざそう」と訴えました。
 また、安倍政権のすすめる「働き方改革法案」の衆議院強行採決に抗議し、過労死のない社会実現のためにも「高度プロフェッショナル制度反対!働き方改革法案は参議院で徹底審議の上廃案に!」と訴えました。
 若い二人組が「時給1000円だって!署名書く書く!」と元気に応えてくれました。初老の男性が「こういう問題こそ政治で取り上げてほしい。野党や労働組合はどんどん訴えてがんばれ」と激励していきました。

原発なくせ/イレブンアクション
 
6月11日、いわて労連はイレブンアクション(なくせ原発署名宣伝)を盛岡市大通で行い、原発ゼロの社会実現を訴えました。
 その後、脱原発昼デモに合流して「原発いらない」「再稼働反対」と訴えて行進しました。

働き方改悪法案の強行は許されない
 安倍政権の働き方改悪法案に反対して、国会周辺では連日行動が行われてきました。国民の反対世論と、国会での野党の追及により6月20日の会期末まで追い込んできましたが、安倍政権は悪法を強行するために32日間も会期を延長しました。
 国会論戦を通じて、法案の根拠としてきた厚労省データのねつ造が発覚。「高度プロフェッショナル制度」は、法案提出前の労働者ヒヤリングは1人も行われていなかったことが明らかになっています。立法根拠は崩れており、世論調査でも国民の6割が「必要ない」としている働き方改悪法案を、安倍政権は参議院でも強行採決してしまいました。悪法を職場に持ち込ませず、過労死を許さない闘いをさらに強める必要があります。
 いわて労連と働く者のいのちと健康を守る岩手県センターは参議院厚生労働委員などへの抗議・要請FAXを送付して、徹底審議・廃案を求めています。

NEWS フラッシュ
 ●盛岡労連一の日宣伝
 6月1日、盛岡労連は定例の一の日宣伝を岩手銀行本店前で行いました。
 ●いわて労働相談センター運営委員会
 ●県医労第74回定期大会
 
6月22〜23日、県医労は第74回定期大会をつなぎ温泉で開催しました。
 ●岩手自治労連第112回中央委員会
 
6月23日、岩手自治労連は第112回中央委員会を開催しました。

主張
貧困・格差解消、賃金底上げ求め最賃審議会に私たちの声を届けよう
 
夏季闘争がはじまっています。各組織で一時金闘争や人勧、増員要求など職場の声を力にしっかりと闘いをすすめていきましょう。
 最低賃金の引き上げも重要です。全労連北海道・東北ブロックは「最賃キャラバン2018」を5月に行って、各道県の労働局や県などに要請を行ってきました。
 山形県では国への要望として「ランク制度廃止、全国一律最低賃金制度の確立」を掲げています。秋田県も最低賃金の大幅な引き上げと格差の解消を国に要望しています。岩手県では最低賃金の引き上げや中小企業支援策の拡充などを求める県議会請願が3月議会で採択され、国や関係機関に要請がされています。私たちの要求への理解、賛同が広がってきています。この声を、厚生労働省や中央最低賃金審議会にしっかりと伝えて中賃の目安審議で前進させることが重要です。6月29日にはC・Dランク県が全国から集まって中央行動を展開しました。中央最賃審議会の会長や厚生労働省への要請を行って、直接私たちの声を伝えています。7月の末には中央最賃審議会の目安が示される予定です。
 岩手地方最低賃金審議会は7月2日に本審が行われて、労働局長からの諮問が行われ、8月のはじめには答申が出される予定です。審議会の傍聴行動や、意見陳述などを取り組んでいきましょう。最低賃金の地域間格差は年々広がり続け、最高の東京(958円)と岩手の738円との差は220円にまで広がっています。
 このことが地方から都市への人口流失を招き、人手不足にさらに拍車をかけています。一方、最低生計費試算調査からは、全国どの地方で調査しても最低限必要な金額に差がないことが明らかになっています。大幅な引き上げを実現して、格差を解消し、全国一律の制度を確立することが必要です。
 いま、職場の署名を広げています。岩手の最賃をいますぐ1000円以上にさせていきましょう。そのために中小企業支援策を拡充させていきましょう。この声を職場・地域で大きく広げていきましょう。


4面
   川  柳
アベ政治反則タックル茶飯時だ
                                   野の一枝

モリ・カケがセットのメニュー「夫婦(めおと)そば」
                                   瀬川重哉

アベ政治を退治するまで根くらべ
                                   拓  庵

SNS じじばばお手上げ SOS
                                   巷多朗
   年金者組合盛岡支部 

映画紹介
カール・マルクス生誕200年記念作品/映画 「マルクス・エンゲルス」/監督:ラウル・ペック
 「哲学者たちはこれまで世界をさまざまに解釈してきただけだった。しかし重要なのは世界を変えることだ」。カール・マルクスの残した言葉です。
 いま、ドイツの経済学者、思想家、革命家として著名なマルクスが世界的に注目されています。1999年にイギリスBBCが行った世論調査の「20世紀にもっとも影響を与えた偉大な思想家は」という問いで、カール・マルクスが首位だったそうです(2位はアインシュタイン)。
 今年はカール・マルクス生誕200年にあたります。これを記念して「マルクス・エンゲルス」という映画が製作され、日本でも公開されています。 
 「1840年代のヨーロッパでは、産業革命が生んだ社会のひずみが格差をもたらし、貧困の嵐が吹き荒れ、人々は人間の尊厳を奪われて、不当な労働を強いられていた。20代半ばのカール・マルクスは、搾取と不平等な世界に対抗すべく独自に政治批判を展開するが、ドイツを追われ、フランスへと辿りつく。パリで彼はフリードリヒ・エンゲルスと運命の再開を果たし、エンゲルスの経済論に着目したマルクスは彼と深い友情をはぐくんでゆく。激しく揺れ動く時代、資本家と労働者の対立が拡大し、人々に革新的理論が待望されるなか、二人はかけがえのない同志である妻たちとともに、時代を超えて読み継がれてゆく『共産党宣言』の執筆に打ち込んでゆく」(宣伝チラシより引用)。
 6月の半ば、この映画を鑑賞する機会を得ました。良質な映画を日本に紹介してきた東京の「岩波ホール」で上映中でした。平日の夜の会でしたが、200席余りの会場はほぼ満席。しかも、半数近くが大学生や仕事の帰りの労働者とおぼしき若い世代の観客だったことが印象的でした。安倍首相による強権政治が続き、貧困と格差が拡大する今の日本で、社会変革を志す若きマルクスを描いた映画に若い世代が関心を寄せる姿を見たことは、映画の内容と相まって将来への希望を感じる体験となりました。 盛岡でも、7月20日(金)〜26日(木)まで、盛岡フォーラムで上映されます。ぜひ劇場に足を運んでみてほしい作品です。
(中村 健)