●地域総行動/賃上げと安定雇用で地域経済活性化を!/安倍9条改憲NO!/労働法制の改悪阻止を!●胆江地域、二戸、盛岡地域で学習会など●大熊座●ヒバクシャ署名・ジャンプアップ集会に170人●3000万署名、連日推進中〜めざせ県内30万筆●2・11「建国記念の日」を考える県民のつどい開催●イレブンアクション●(告知)さよなら原発岩手県集会2018●均等待遇を勝ち取ろう!いわてパ臨連総会、学習会●労働法制改悪を阻止しよう●26回目の囲碁将棋大会に70人/【大会結果】●(告知)
東日本大震災津波7 年 の つ ど い●ニュースフラッシュ●主張●めも・あーつ197●川柳
1面
18春闘地域総行動/賃上げと安定雇用で地域経済活性化を!
「安倍9条改憲NO!労働法制の改悪阻止を」の声を広げよう!
2月は地域総行動月間でした。各地域で自治体や経営者団体への要請行動や街頭宣伝、学習会などが多彩に行われました。いわて労連と盛岡労連は、2月21日を18春闘地域総行動日として、宣伝行動や要請などを終日行いました。「賃上げと安定雇用で地域経済活性化」という私達の主張を地域でおおいに語り、18春闘勝利に向けた雰囲気づくりが進められました。
21日の盛岡駅前での早朝宣伝には15人が参加し、大幅賃上げ実現、労働法制改悪反対、安倍9条改憲ストップなどを訴えながら、チラシ入ティッシュ約800個を配布しました。盛岡市大通での昼宣伝では約400個を配布しました。
岩手労働局要請では最低賃金引き上げと雇用対策を求めました。全国一律最賃制の確立などは要請を受け止めて本省に伝えるという回答でした。改正労働契約法は均等室が問題のあるケースには指導をしていると回答されました。学生対象の働くルールの出張講座は、今年度は高校などで20件実施した回答されました。
経営者団体へは、県商工会連合会、県経営者協会、県商工会議所連合会、県中小企業団体中央会、県中小企業家同友会に要請しました。いのちと健康を守る岩手県センターも同席して、労働環境の改善を求める要請を行いました。要請では「無期転換は正社員化という誤解もあり、周知をはかって推進している」、「人手不足感は強まっている。労働環境整備に危機感を持って取り組む企業が増えている」、「健康経営宣言をすすめている。働く者の健康第一が健全経営につながる」、「(最賃は)国家公務員のように全国一律にして地域手当、という発想ができないかと思うこともある」などの発言がありました。「政府はアメリカの方ばかり向いて国民の方を見ていない」、「働き方改革は大企業に都合のいい人件費を下げる施策だ」という政府批判の声も。「地域内で仕事、お金が回る仕組みをつくること。事業者は地域経済を担っているという自覚が大事だ」という声もありました。
2月14日には岩手県への要請も行っています。
胆江、二戸、盛岡地域で学習会など
2月12日、戦争させない・9条壊すな!胆江の会(胆江労連・平和環境胆江地区労働組合センター等で構成)主催で「第3回平和憲法市民学習会」が胆江地区勤労者教育文化センターで開催され80人が参加しました。真宗大谷派長蓮寺住職の野教導さんを講師に「いのち 皆 生きらるべし〜沖縄と福島の実情から〜」として憲法や民主主義の大切さを学びました。
胆江労連は2月19日に水沢駅前で早朝春闘宣伝を行いました。
二戸労連は2月15日に憲法カフェをワークイン二戸で開催し、いわて労連金野議長が講師を務めました。
2月2日には盛岡地域春闘共闘年次総会が開催され、上山信一弁護士を講師に憲法学習会を行いました。
大熊座
2月9日に開幕した平昌オリンピックが25日に閉幕しました。テーマは「ひとつになった情熱」。韓国と北朝鮮の選手が合同で統一旗を持って入場し、女子アイスホッケー合同チームなど南北の融和が印象的でした。また、北朝鮮の金与正氏と韓国の文在寅大統領との会談が行われ両国の対話による関係改善が期待されます▼ところが、安倍首相の態度はどうでしょう。文大統領に「米韓合同演習を延期すべきでない」と主張し、文大統領は「内政干渉だ」と不快感を示しました。南北対話に水を差したのは、「北朝鮮の脅威」をテコにして憲法9条に自衛隊を書き込もうとする企みが失敗することを懸念してでしょうか。そして、第二次世界大戦の敗戦まで35年間も韓国を植民地支配していたことに反省やお詫びの気持ちが安倍首相にはあるのでしょうか▼平昌オリンピックでは、国境も人種も越えて共に闘ったアスリートたちが試合後に厚い友情を交わす姿に世界中が感動しました。この場面には、日の丸も君が代もいりません。メダルの数の競い合いでプレッシャーをかけるマスコミの報道姿勢も問題です。大切なのは、選手たちが自分の能力や技を十分に発揮して満足のいく演技や競技ができたか、だと思います▼さて、国会では、安倍「働き方改革」でデータのねつ造が判明しました。裁量労働制の労働者が一般の労働者より労働時間が短いなどとして裁量労働制を拡大しようとしていましたが、立法事実がデタラメな法案は撤回しかありません。安倍改憲NO!とあわせてウソとごまかしの「働き方改革」も断固阻止しましょう。(こ)
2面
ヒバクシャ署名・ジャンプアップ集会に150人
ヒバクシャ国際署名を県内で50万筆集めようと1昨年12月に結成された「ヒバクシャ国際署名をすすめる岩手の会」(いわて労連も加盟)は、この間運動を大きく広げてきました。結成から1周年の企画として2月18日に「署名20万筆へ!ジャンプアップ集会」を県水産会館で開催し、150人が参加しました。
達増県知事や佐々木県議会議長をはじめ13自治体の首長、3議会議長からメッセージが寄せられました。 記念スピーチを和田征子・日本被団協事務局次長が行いました。パワーポイントを使いながら、核兵器をめぐる状況をふりかえりました。長崎で1歳の時に被爆した和田さんは、お母さんから聞いた被爆当時の様子も交えてお話しました。国際会議で被爆者としてのスピーチをした経験などにも触れながら、核兵器禁止条約の重要性や核兵器廃絶への思い、ヒバクシャ署名の推進を訴えました。
次に、アメリカの従軍カメラマンとして被爆直後の長崎などの写真を撮影したジョー・オダネル氏との出会いについて、盛岡市のキリスト教センター元館長の山崎真さんが報告しました。オダネル氏は許可なく日本人を撮ってはならないという軍規に反して撮影をし、半世紀近くトランクに封印していました。しかし「原爆の苦しみを世界に向けて訴えなければ」と公開を決意します。オダネル氏の写真は「焼き場に立つ少年」などが知られていますが、山崎さんが公開を託されました。1992年に盛岡市にある善隣館で日本初の写真展を開催した時の経験もお話しました。
取り組み報告として、新婦人岩手県本部と民青同盟岩手県委員会が、街頭や高校門前などでの署名行動について報告しました。
最後に、高校生平和大使として活動している盛岡三校二年生の野里さんが、ジュネーブの国連欧州本部を訪問した経験などを報告しました。
現在署名は約14万7千筆の集約ですが、NPT再検討会議準備委員会が開催される4月までに20万筆を集めようと提起され、全体で確認しました。
3000万署名、連日推進中/〜めざせ県内30万筆〜
安倍9条改憲NO!3000万署名は、県内では30万筆をめざして職場や地域で取り組まれています。
2月25日には安倍9条改憲NO!全国市民アクション岩手の会と平和憲法・9条を守る岩手の会が主催した学習交流会「9条加憲にそれでも賛成!?」が県水産会館で行われて170人が参加しました。週刊金曜日発行人の北村肇氏が「9条加憲それでも賛成!?」と題して講演しました。2月19日には全国市民アクション岩手の会の呼びかけで、定例の19日行動として盛岡昼デモを行い、約100人が参加しました。
いわて労連女性部は、2月4日に街頭宣伝を実施して盛岡市大通で3000万署名を訴えました。2月14日には女性5団体と共に、雪の降る中で「バレンタイン・スタンディング」宣伝を盛岡地裁前で実施しました。25人が参加して「9条守ろう」とコールして訴えました。
2月8日と22日には憲法改悪反対県共同センターは月2回定例宣伝を実施しています。
平和憲法9条を守る岩手の会は定例の9の日宣伝の他に、15日に盛岡地域で数カ所でいっせい宣伝を行いました。
いわてローカルユニオンは2月23日に盛岡市本町通で全戸訪問を実施しました。商店街を中心に訪問しました。前日にチラシを配布して呼びかけたところ、予め署名を書いて待っていてくれた所もありました。
2・11「建国記念の日」を考える県民のつどい開催
2月11日、「建国記念の日」を考える岩手県民のつどいが盛岡市総合福祉センターで開催され、約100人が参加しました。いわて労連、革新懇、憲法会議、歴教協など7団体が主催しました。
岩手靖国違憲訴訟をたたかった弁護士の澤藤統一郎氏が「岩手靖国違憲訴訟と安倍改憲」と題して講演し、靖国訴訟もふりかえりながら安倍改憲を批判しました。 参加者からは「国民と政教分離の問題が、ていねいに説明され、納得した。国民主権と靖国公式参拝や学校での日の丸・君が代の強制とは相容れない事もあらためて感じた」などの感想が寄せられました。
民青同盟の藤倉県委員長は街頭でのシール投票の取り組みなどを通じて「選挙の投票動向で青年は右傾化しているとよく言われるが、実感は違う。よくわからずに与党に投票しているだけかもしれない。平和教育の積み重ねで多くの青年は9条改憲に反対している。」と報告しました。
集会アピールを全体で採択して終了しました。
原発ゼロ・再稼動許すな/イレブンアクション
2月11日、盛岡市ホットライン肴町で原発ゼロを求めるイレブンアクション宣伝が行われ、署名を訴えました。
3月10日には、広範な団体が参加する実行委員会主催の「さようなら原発岩手県集会2018」が盛岡劇場メインホールで開催されます。伊方原発訴訟で昨年12月に運転差し止め仮処分判決を勝ち取った河合弘之弁護士を招いて講演会を行います。
さようなら原発
岩手県集会2018
日時 3月10日(土)13時30分〜15時30分
場所 盛岡劇場メインホール
基調講演 「原発をなくそう!
〜自然エネルギーへの道〜」
講師 河合弘之さん
(弁護士・映画 「日本と原発」「日本と再生」 監督)
参加無料 どなたでも参加できます!
集会終了後、アピール行進
主催・実行委員会
3面
均等待遇を勝ち取ろう!/「いわてパ臨連総会、学習会」
2月17日、盛岡市内でいわてパート・臨時労組連絡会の総会・学習会を開催しました。学習会では、北口明代・全労連非正規センター代表・生協労連執行委員長が講演し、最賃引上げや郵政20条裁判の意義などを学びました。「18春闘で何を勝ち取るか?」など具体的な闘いの展望を語り合う学習会になりました。
総会では、全国一律最賃制度確立の運動強化や、均等待遇実現に向けた方針が確認されました。討論では生協や農協の非正規の闘いや、自治体で非正規組合を結成した取り組みなどが報告されました。代表に川島孝子さん(いわて生協労組)を再任しました。
労働法制改悪を阻止しよう
2月14日、いわて労連、盛岡労連、ローカルユニオン、いわてパ臨連は、盛岡市内で最賃ディーセントワーク宣伝を行いました。
安倍首相は2月14日の衆議院予算委員会で「裁量労働制で働く人の労働時間が一般の労働者よりも短いことを示すデータがある」という国会答弁を撤回して謝罪しました。厚生労働省のデータねつ造問題で法案の根拠が崩れています。いわて労連は「働き方改革一括法案の国会提出を断念せよ!」のFAX要請を首相官邸や厚労大臣などに対して送り、加盟組織にも取り組みを呼びかけました。
3月1日、政府は新年度予算を衆議院で強行採決した後、裁量労働制部分を法案から外す方向だと報じられています。法案撤回まで運動を強めましょう。
青年ユニオンがユニオンカフェ
2月11日、いわて青年ユニオンは「ユニオンCafe」を開催して10人が参加しました。無期雇用転換ルールを学んで交流しました。ある保育所では「人手不足で非正規職員にしわ寄せ。5年を待たずに3年で辞めていく」と深刻な実態が話されました。青年ユニオンは12月に採択された県議会請願をもとに、いわて労連青年部と共に、3月8日に県への要請を行います。
26回目の囲碁将棋大会に70人/岩手県勤労者囲碁将棋大会
2月4日に、いわて労連主催で、岩手県勤労者囲碁将棋大会を盛岡市・高校会館で開催し、約70人が参加しました。県内の囲碁・将棋愛好家が集う大会として定着し、今年で26回目を迎えました。
将棋団体戦では「のぞみ将棋館」チームが、囲碁団体戦では「愛農クラブ」チームが優勝しました。
【大会結果】
◆将棋団体戦
1位 のぞみ将棋館
2位 ピラミッド
3位 東和まほろば
◆囲碁団体戦
1位 愛農クラブ
2位 不来方A
3位 年金一関支部
◆将棋個人戦Aクラス
1位 阿部 力
2位 遠藤利明
3位 菅木大翔
◆将棋個人戦Bクラス
1位 玉木隆一郎
2位 伊勢拓
3位 福井清一
NEWSフラッシュ
●県革新懇がリレートーク
2月3日、県革新懇の呼びかけで「アベ政治を許さない」リレートーク宣伝が盛岡市大通で行われました。
●6・9行動
2月6日、県原水協と県被団協が盛岡市大通で「6・9行動」を行いました。
●税務署交渉
2月7日、重税反対3・13中央集会実行委員会として盛岡税務署交渉を行い、金野議長が参加しました。
●地域総研・社保協の連続講座
2月12日、地域総研と社保協の連続講座第3回「国保問題」が県公会堂21号室で行われ、岩手大学名誉教授の井上博夫先生が講演しました。
●雇用・税金・暮らし 何でも相談会
2月14日、「雇用・税金・暮らし何でも相談会」を開催しました。いわて労連、岩商連、県社協が呼びかけました。
●イエローキャンペーン
2月23日、消費税廃止岩手県各界連絡会は盛岡市大通で消費税増税中止を求める街頭宣伝・イエローキャンペーンを行いました。
●岩手私教連第54回定期大会
2月17日、岩手私教連第54回定期大会が北上市内で開催されました。
●盛岡建設労働組合第69回 定期大会
2月18日、盛岡建設労働組合第69回定期大会が盛岡市内で開催されました。
●岩手県原水協2018年度定期総会
2月18日、原水爆禁止岩手県協議会2018年定期総会が開催され、金野・いわて労連議長が代表理事に、角掛・いわて労連幹事が常任理事に再任されました。
主張
18春闘山場、賃上げ実現、安倍働き方改革撤回、安倍9条改憲阻止へ、統一闘争に結集を
東日本大震災津波から7年をむかえます。被災者の皆さんの多くは災害公営住宅などに移っていますが、生活の再建、コミュニティの再建はいまも課題になっています。東日本大震災津波救援・復興岩手県民会議は3月17日に野田村で「7年のつどい」を開催します。復興の現状と課題を被災者の皆さんと共有して運動をすすめていきましょう。
18春闘の山場の3月です。「誰でも月額2万円以上、時間給150円以上の賃上げ」「いますぐ時給1000円以上」の要求を掲げて、職場・地域で18春闘を盛り上げていきましょう。統一闘争にも結集して、要求実現に向けて力を合わせましょう。
全国統一の回答指定日は3月14日、翌15日が全国統一行動日です。ストライキをはじめ、職場集会や地域宣伝など、各職場・地域で山場の取り組みが計画されています。労働組合のたたかう姿を鮮明にして、国民春闘をたたかいましょう。いわて労連はすべての職場・地域で、この日に1万人以上の組合員がなんらかの行動に参加するように呼びかけます。各職場・地域の実情にあわせて工夫した取り組みをすすめましょう。
「すべての働く人々の賃上げ・実質賃金の改善、最賃今すぐ1000円以上の実現」、「安倍働き方改革撤回!」、「9条改憲反対・戦争する国づくり反対、消費税増税中止・社会保障の拡充」などの「3大要求」をはじめ、「被災者生活再建支援制度拡充」、「核兵器禁止」など、国民的課題も掲げて取り組みましょう。
重税反対統一行動は、3月13日を中心に、各地域で集会が設定されています。第52回岩手県中央集会が3月13日、岩手県公会堂大ホールで、13時から行われます。佐々木良博弁護士を講師に「改憲阻止」と民主主義の重要性を学ぶ企画になっています。多くの組合員の結集を呼びかけます。
大幅賃上げ実現の声を職場・地域にひびかせながら、安倍働き方改革撤回、安倍9条改憲阻止へ共同をひろげてたたかいましょう!
東日本大震災津波7年のつどい
日時 3 月17日 13時〜16時
会場 野田村総合センター2階大会議室
記念講演
「東日本大震災・津波からの復興の軌跡〜野田村のあゆみ〜」
講師 野田村村長小田祐士 氏
シンポジウム
住民、事業者、支援団体からの報告
報告 各地からの報告
参加無料 どなたでも参加できます!
主催 東日本大震災津波救援・復興岩手県民会議
4面
めも・あーつ197
生きている人も訪ねます。死んだ人も訪ねます。黒森神楽
ドキュメンタリー映画/「廻り神楽」 国指定重要無形民俗文化財/監督/大澤未來・遠藤 協
岩手は民俗芸能の宝庫と言われている。宮古市山口にある黒森神社を本拠地として正月になると、神社の神霊を移した獅子頭を携えて陸中海岸を廻っている。
久慈市までを北廻り、釜石までを南廻りとして隔年に正月から3ヶ月ほどかけて家々を廻り悪魔払いに火伏せの祈祷、夜には宿となった民家の座敷に神楽幕を張り神楽を舞う。340年を越え三陸の人々の海の安全大漁祈願、家族の安寧を祈りに託してきた。
7年前の震災の年は、南巡りの巡行を終える直前の津波だった。間一髪で逃れた神楽衆もそれぞれが深い傷を負っていた。が、亡き人の魂を鎮め、生者を元気づける祈りの舞を舞う。安政の津波(1856年)明治の大津波(1896年)でもそうしてきたように。
神楽衆若者頭は「教わったことをつつがなく伝え、普通にいつものようにと思って舞ってる」と語る。「仕事中も早くみんなと練習したい。楽しい」というメンバーもいる。この映画が異例の上映期間延長になった。笛、太鼓、鉦の繰り返しのリズムが、繰り返す波の音にも似て心の奥深く揺さぶるのは、映像からも充分に感じ取れる。上映延長は直接、震災の被害に合わなかった人々の心も傷つけ今なお、決して忘れていない証なのかもしれない。
震災後、保育園から大学までの授業や部活の一環で、又地域では途絶えていた民俗芸能の復活が急増している。厳しい風土の岩手で生き抜くには、神楽や祭りが人と人を結び付け助け合う大きな役割を持っていたのだ。
「復興って何%ぐらい?」最近、元マスコミ関係の知人から電話があった。
「復興」を数字で答えることなんてできなかった。
震災直後から実家の大槌町吉里吉里に滞在したノリシゲさんはチャリティーCDを出した。♪色失ったこの町の瓦礫かき分けて/泥にまみれた荷車押す背中/照らす太陽/さぁ歩きましょう/歩きましょう/思いで集めて/さぁ築きましょう/築きましょう/愛するこの町を♪リヤカーを引いて歩きまわるしかなかったというノリシゲさん。復興には長い時間がかかるけど、みんなで「歩きましょう」。(久保克子)
川 柳
米軍のヘリがかき消す始業ベル 拓 庵
NHK野党のアンテナ外してる 巷多朗
「トランプの1番」 だけを身に纏う 瀬川重哉
川柳の世界でアベは大人気 野の一枝
年金者組合盛岡支部