機関紙「いわて労連 2017年7月号      

 

●2017年国民平和大行進/核兵器禁止の実現を/県内すべての自治体で平行進●世界大会に代表を送ろう●第32回反核平和マラソン/核廃絶と復興を願い 700人が県内を継走●大熊座●安倍政権が採決を強行憲法違反の「共謀罪法」は廃止せよ!●「ストップ共謀罪」緊急集会に600人●県内で抗議デモや集会、宣伝など●胆江でも反対集会●岩手県母親大会に900人●「日本母親大会in岩手」を大きく成功させよう/第63回日本母親大会in岩手●組織の拡大強化を/建交労宮古ダンプ総がかり作戦!●農業・農協つぶし許すな!奥州市で県民集会●格差なくせ、最賃いますぐ1,000円、1,500円実現を●社保庁分限免職撤回を/仙台地裁で口頭弁論●NEWSフラッシュ/いわて青年ユニオンが「ユニオンカフェ」開催/年金者組合花巻支部が「共済学習会」開催/県議会請願を提出/NPO岩手地域総合研究所が総会、学習会/東北労働金庫通常総会●主張●めも・あーつ190●川柳

1面
2017年国民平和大行進
核兵器禁止の実現を/県内すべての自治体で平和行進
 
国民平和大行進が6月10日から18日にかけて岩手県内を行進し、職場・地域からの参加で成功しました。6月15日から国連で核兵器禁止条約の第2会期が行われ、7月にも条約が成立する見通しです。核兵器禁止の声を大きく広げていきましょう。
 今年はこれまで行進できなかった地域をつなぎ、県内すべての自治体で平和行進が取り組まれ、核兵器禁止実現の願いをつないだことが特徴でした。
 けせん原水協の佐々木勝正さんが岩手県内を通し行進してアピールをしました。
 若い世代の参加も特徴的でした。盛岡市では盛岡大学の学生3人と、通し行進の佐々木さんのお孫さんと一緒に先頭を歩きました。二戸市では看護学生が7人参加。一関では全医労青年部が多数参加して、平和行進を元気に盛り上げました。
 12日の盛岡市内行進では小雨でしたが130人が参加して市民に大きくアピールしました。県公会堂での歓迎集会では県被団協の三田副会長が「核兵器禁止条約が実現することは大きなよろこび。みなさんのご協力を」と訴えました。

世界大会に代表を送ろう
 
昨年呼びかけられたヒバクシャ国際署名の運動も進められています。平和行進と連動して各地で自治体へ要請も行い、県知事をはじめ21の自治体首長と、12の議会議長から署名への賛同が寄せられています。県民過半数めざしてさらに広げていきましょう。
 そして、核兵器禁止条約が成立する歴史的な年の原水爆禁止世界大会に、職場・地域から代表を派遣しましょう。岩手県代表団は長崎大会に参加します。
 世界大会成功を力に核兵器禁止の圧倒的な世論を作り出していきましょう。

第32回反核平和マラソン
核廃絶と復興を願い700人が県内を継走
 
6月6日〜9日、岩手自治労連青年部が中心となって第32回県内一周反核平和マラソンが開催され、県北・県南の2コースを約700人のランナーが「核廃絶、戦争法廃止」「被災地の早期復興」を県民にアピールしながらタスキをつなぎました。
 青空が広がる6日の朝、釜石市役所前で出発式を開催。赤石広光青年部長が「政府は国連では核兵器禁止条約に背を向け、国内では共謀罪や改憲を進めようとしている」と主催者あいさつ。野田武則釜石市長のメッセージが読み上げられ、ランナーを代表して大船渡市職の佐々木勇真さんが「戦争のない平和な世界、脱原発を願いゴールの盛岡をめざして頑張る」と決意表明。赤石青年部長の号砲で約30人のランナーが南北に分かれてスタート。
 支線コースの西和賀町では保育園児が手を振ってかわいい応援をしてくれました。
 6月9日の夕方、盛岡市役所前に約30人のランナーが元気にゴール。岩手自治労連の小野寺栄悦委員長、盛岡市職労中野盛夫委員長がランナーをねぎらうあいさつの中で、核兵器禁止条約に背を向ける安倍内閣を批判。また、谷藤裕明盛岡市長の歓迎のメッセージ、県原水協、県被爆者団体協議会のメッセージが紹介されました。
 最後に、最終ランナーがタスキや折り鶴を県本部小野寺委員長らに引き渡し、盛岡市職労の東勲平さんが「走ることで平和への思いを表現できた。核のない平和な世界に向け奮闘したい」とゴールランナーを代表してあいさつしました。
 反核マラソンには福祉労組、農協労組、県医労の組合員も参加しました。

大熊座
 
今年も半年が過ぎました。ちょっと振り返ってみたいと思います。戦争法に基づく新任務が付与された自衛隊の南スーダン派兵が昨年12月に強行され、「戦争させない・9条壊すな!岩手の会」では、岩手の独自署名や毎月19日のデモ行進、街頭宣伝などに取り組み、31786筆の署名を集めて国会に提出。さらに「共謀罪反対」の取り組みも学習会や県民集会が全県規模で取り組まれました▼今年の春闘の賃上げは、国民春闘共闘委員会によると、加重平均5815円の引き上げで、ほぼ前年並みの水準を確保し、パートなど非正規雇用の時給では平均で19円、月額で3476円の引き上げでした。要求額に比べて決して満足とは言えない結果ですが、寒い中での早朝ストライキ集会など、頑張りました▼最低賃金引き上げの取り組みは、3月の県議会請願、最賃生活体験運動、5月の北海道・東北キャラバンなど一つひとつの取り組みを重ねて、いよいよ岩手最賃審議会の傍聴・意見陳述となります。2010年の政労使合意で2020年までの目標とした「できる限り早期に全国最低800円を確保し、景気状況に配慮しつつ、全国平均1000円を目指す」を実現せよと強く求めます▼核兵器廃絶の取り組みが大きく前進し、今、国連で核兵器禁止条約交渉会議の第2会期が始まっていて今月7日には、歴史上初めて核兵器の開発や実験や保有や使用が禁止される国際条約が採択される見込みです。反核平和マラソンや国民平和大行進、ヒバクシャ国際署名を進める岩手の会のキックオフ集会など青年に注目が集まりました。後半の半年もみんなで頑張りましょう。(こ)


2面
安倍政権が採決を強行/憲法違反の「共謀罪法」は廃止せよ!
 
6月15日の早朝、安倍政権は「共謀罪法」を参議院で強行可決しました。「中間報告」という禁じ手で、民主的論議を省略して「憲法違反」の法案を強行する異常な事態です。「共謀罪廃止」、「安倍政権退陣」の声を広げていきましょう。

「ストップ共謀罪」集会に600人
改正組織的犯罪処罰法案=「共謀罪法案」反対の声が全国的に広がる中、「戦争させない・9条壊すな!岩手の会」が呼びかけた「ストップ!共謀罪6・3緊急県民集会」が6月3日に岩手公園広場で開催され、県内各地から600人が参加しました。岩手弁護士会も共催しました。
 達増知事からメッセージが寄せられました。民進党県連、自由党県連、日本共産党岩手県委員会、社民党県連からも参加して、野党4党がそろいました。県内で反対運動に取り組む若者、女性、労働者などのスピーチ後、盛岡市内をデモ行進しました。共謀罪反対の抗議ハガキも提起し、244枚集まりました。

県内で抗議デモや集会、宣伝など
 
全国でも県内各地でも「共謀罪反対」、「森友・加計疑惑を明らかにせよ」という声が広がりました。
 国会周辺では連日抗議行動が行われ、6月13日には日比谷野外音楽堂で反対集会が行われて、5200人が参加しました。
 盛岡ではいわて労連が13日の早朝にホテルルイズ前で「共謀罪強行許すな」早朝宣伝を行いました。15日には「戦争させない・9条壊すな!岩手の会の「抗議デモ」が行われ、300人が参加しました。
 北上でも14日に憲法改悪阻止北上連絡会がさくら野前で集会を行い、メーデー地区集会並の60人が参加して、市内をデモ行進しました。
 戦争させない・9条壊すな!岩手の会は「共謀罪廃止」の請願を岩手県議会に提出しました。引き続き共謀罪廃止に向けて運動を強めましょう。

胆江でも反対集会
 
共謀罪は絶対反対!緊急市民集会実行委員会(胆江労連・国民大運動胆江地区実行委員会等で構成)は、6月15日、民主主義無視の強行採決をした「共謀罪」法は絶対反対!と、緊急の市民集会を奥州市役所前で午後6時から80人が集まって開催しました。
 リレートークでは、政党代表(日本共産党)、法曹界代表(弁護士)、労働組合代表、治安維持法犠牲者国家賠償要求胆江支部から強行採決への怒り、市民と野党のたたかいを強化し安倍暴走政権を退陣させるための運動を強める決意が述べられました。
 集会終了後は、JR水沢駅前までデモ行進を行い、怒りのシュプレヒコールを響かせました。

岩手県母親大会に900人
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月11日、第63回岩手県母親大会が岩手県公会堂大ホールで開催され、約900人以上の参加で成功しました。オープニングはヴァイオリンとアコーディオンのデュオ「ドゥ・マルシェ」の演奏ではじまりました。
 記念講演は「私は私で輝きたい」と題して柴田真佐子さん(日本婦団連会長)が行いました。
 運動交流では32地域・団体から110人が登壇して次々と訴えました。働き方をめぐって医療、福祉、自治体、ローカルユニオンからも訴えました。
 最後に盛岡母連が8月の日本母親大会の成功を訴えて、全体で合唱を行いました。共謀罪反対の特別決議を採択、集会後には盛岡市内を「母親行進」してアピールしました。
 8月19〜20日には「第63回日本母親大会in岩手」が開催されます。県内から各日2000人の参加を目標に、職場・地域で取り組みが進んでいます。すべての職場から、家族、知り合いにも声をかけて参加の輪を広げましょう。

「日本母親大会 in 岩手」を大きく成功させよう
第63回日本母親大会 in 岩手
第1日目 分科会 8月19日(土)
12時30分〜17時岩手大学、マリオス、アイーナ
第二日目 全体会 8月20日(日)
9時30分〜14時30分盛岡タカヤアリーナ
会員券 1日 2,500円
【記念講演】
安田菜津紀さん(フォトジャーナリスト)
「写真で伝える世界、東北の"今"」
主催 第63回日本母親大会実行委員会


3面
組織の拡大強化を建交労宮古ダンプ総がかり作戦!
 
全労連組織拡大4ヵ年計画の重点計画として、建交労はダンプ労働者の拡大作戦を宮古市で展開中。6月7〜9日にかけて「建交労・宮古ダンプ総がかり統一行動」を実施しました。全労連オルグといわて労連、宮古労連、盛岡労連、県医労が連携して、信号待ちや休憩中のダンプドライバーに軍手入りのチラシを配布して建交労の存在をアピールしました。
 宣伝を通じて組合員から「加入したい人がいる」と連絡が入り、成果につながりました。
 現在、宮古労連は平日毎日建交労の宣伝カーを運行してアピールしています。引き続き力を合わせて拡大を推進します。
 全労連HP、ビデオニュース6月号もご覧下さい。

農業・農協つぶし許すな!/奥州市で県民集会
 
岩手県農協労組といわて食農ネットが主催する「ストップ農業・農協つぶし!県民集会」が6月24日、奥州市内で行なわれ、200人が参加しました。鈴木宣弘東京大学大学院教授が講演。参加者は会場からJR水沢駅まで約2キロを元気にデモ行進しました。
 県内農協をはじめ、県生協連、胆江労連など26団体が共催や賛同。「安倍農政改革の真実と協同組合の役割」のテーマで講演をした鈴木先生は「TPPとのたたかいで我々は一応勝つことができた。確信を持って今後をたたかおう」と話しました。政府がすすめる農協改革は、企業の思惑や農協の信用・共済マネーにねらいがあると指摘。また、「食料に安さを求めることは命を削ること」だと強調し、与野党を超えて実現した戸別所得補償制度の復活がいまこそ重要だと述べました。
 齋藤禎弘岩手県農協労組中央執行委員長は「地域から共同を広げてアベ暴走政治をやめさせ、農業と農協を守っていこう」と閉会あいさつ。集会には、岩手県農協中央会、民進党、日本共産党、自由党、社民党から連帯メッセージが寄せられました。

格差なくせ、最賃いますぐ1000円、1500円実現を
 
6月22日、全労連は「ランク別制度の廃止、全国一律最賃制度の確立を求める一日行動」を実施。厚生労働省や中小企業庁、ファミリーマート本社などへの要請や、池袋での街頭宣伝、記者会見、中央最賃審議会公益委員との懇談も行いました。
 全国からC・Dランクの地方を中心に参加し、いわて労連からも生協労組、農協労組から5人が参加しました。最賃大幅引き上げ、格差是正、全国一律最賃制度確立、今すぐ1000円以上、1500円めざせと訴えました。

社保庁分限免職撤回を仙台地裁で口頭弁論
 
6月7日、仙台地裁において社保庁不当解雇撤回裁判秋田事案の第17回口頭弁論が開かれ、傍聴席を埋める約70人が傍聴支援をしました。大詰めをむかえるこの裁判。この日は日本年金機構移行時の社会保険庁総務部長だった薄井康紀氏が、全国の同種事案ではじめて採用されたほか、原告4人の尋問が行われました。
 薄井証人は、官僚的答弁に終始しながらも、年金機構移行時、職員の有期職員での採用の道が残されていたにもかかわらず、閣議決定で懲戒処分者を一律不採用としたのは、与党からの人事介入があったのではないかとの追及に対し「与党でも異論があった」ことを認めたほか、分限回避として雇用調整本部を活用することについても、法的には問題がなかったことを証言しました。原告本人4人からは、全員、在職時には勤務評価がSからAと極めて優秀であったにも拘わらず、免職により、住宅ローンを抱えながら、給与は当時の6割程度など厳しい生活実態や、懲戒処分行為が冤罪であった事実など、悲痛な証言がなされました。
 次回期日は9月。史上はじめて強行された国家公務員の不当な「整理解雇」を許さず、全員勝利をめざします。


NEWSフラッシュ
 ●いわて青年ユニオンが「ユニオンカフェ」開催
 
6月3日、いわて青年ユニオンは青年ユニオンを知ってもらう交流会「ユニオンカフェ」を盛岡市内の喫茶店で開催、青年10人が参加して語り合いました。次回は7月7日に開催します。
 ●年金者組合花巻支部が「共済学習会」開催
 
6月14日、年金者組合花巻支部は、花巻労連会館で「共済学習会」を開催し、8人が参加しました。金野議長が講師を務めました。
 ●県議会請願を提出
 
6月23日から7月7日まで6月県議会が行われます。6月30日に、戦争させない・9条壊すな!岩手の会は「共謀罪廃止」の請願、いわて労連や県革新懇などは「森友・加計疑惑の真相究明」を求める請願、復興県民会議と県社保協は「被災者の医療・介護の自己負担免除継続」を求める請願を提出しました。
 ●NPO岩手地域総合研究所が総会、学習会
 
6月17日、NPO岩手地域総合研究所が2017年度総会を盛岡市内で開催。県立高田病院の石木・前院長を招いて学習会を開催しました。
 ●東北労働金庫通常総会
 
6月26日、東北労働金庫は仙台市内で第14回通常総会を開催しました。

主張
最低賃金いますぐ1000円以上に、1500円をめざそう
 
いま、職場では一時金闘争や人勧、増員要求など、夏季闘争が行われているところです。職場の声を力にしっかりと闘いをすすめましょう。
 今年の最低賃金の審議も本格的にはじまります。全労連は「最賃アクションプラン」を掲げて、2020年までに全国一律最低賃金制度の確立をめざして、大幅な最賃の引上げと地域間格差の是正を呼びかけています。最低賃金は、毎年、中央最低賃金審議会が出す目安を参考に、各都道府県の地方最低賃金審議会が決定します。岩手地方最賃審議会は7月12日に本審が開かれて本格的な審議がはじまります。貧困と格差が拡大する中で、2020年までに「最低800円、1000円をめざす」という「政労使」合意が成立して、実現に向けた努力がすすめられてきました。一方で、地域間格差が年々広がり続け、最高の東京(932円)と最低(714円)の差は218円にまでなっています。岩手県は716円で、全国でも下から3番目の低水準です。しかし、最低生計費試算調査を実施してみると、全国どの地方で調査しても必要額は格差がないことがわかっています。全労連東北ブロックは昨年、盛岡市の25歳単身者の最低生計費試算調査結果を月額228664円と発表しました。法定時間で時給換算すると1316円、実態の労働時間で換算すると1524円で、全国各地の調査結果もほぼ同水準です。今年は東北ブロックの30代〜50代の世帯単位での試算結果をまとめています。40代では月額512727円ですが、やはり札幌、静岡、名古屋など全国で調査された水準とほぼ同じとなっています。いまの最低賃金の異常な低さと、全国一律最低賃金制度を要求する根拠がはっきりしてきました。
 全労連北海道・東北ブロックの最賃キャラバンなどの取り組みで、自治体でも理解が広がり、「最低賃金の大幅な引上げ」、「格差の是正」、「全国一律制度確立」、「中小企業支援の強化」などが、国への要望として取り上げられるようになっています。最低賃金引上げの声を職場・地域で広げて、「いますぐ1000円以上の実現」、「1500円めざせ」と声を上げていきましょう。


4面
めも・あーつ190
写真と文/安田菜津紀(フォトジャーナリスト)/写真絵本 「それでも、海へ陸前高田に生きる」
 
来月、29年ぶりに盛岡で開催される日本母親大会。「生命を生みだす母親は生命を育て 生命を守ることをのぞみます」のスローガンのもとに63回目を迎える。1954年、ビキニ環礁での米国の水爆実験による3度目の被爆に母親たちは怒り、原水爆の製造・実験・使用禁止を全世界に訴えたことがはじまりだった。今回の大会では、安田奈津紀さんの記念講演「写真で伝える世界、東北の今=vが予定されている。
 東日本大震災後、夫の故郷のである陸前高田を支援し取材を続けて生まれた一冊の写真絵本。人も街も港も船も根こそぎ破壊した震災から、再び、海へ船をだした一人の漁師と孫の姿を追っている。ベテラン漁師の菅野修一さんは、あの時の大きな揺れに異常を感じ船を沖に出した。家族は高台に逃れ無事だったものの、無残な姿の港、粉々になった船、会うことが出来なくなった仲間の漁師を思い、海を見ることさえできなくなっていた。ある時、電気も水も止まり、食事は缶詰とレトルト食品ばかりの生活に孫のしゅっぺ(修生くん)が「ねぇ、じいちゃんのとって来た白いお魚が食べたい」とせがんだ。
 その言葉に押されて再び海へ船をだしたのは、震災から2か月後のこと。漁は少なかったが、家族と地域の根岬の人達と分け合った。「やっぱり地元の魚が一番だぁ」。海の恵みでかすかだが人々の心が活気づいた。
2年半後、気仙川で灯籠流しが行われた。3年後、根岬の伝統行事・はしご虎舞が復活した。
 安田さんは、東南アジア、中東、アフリカなどで貧困や難民問題を取材し、広く発信しつづけている。
 メディアの役割は、大きな声をさらに大きくすることよりも、あまりに大切なものを失い、声さえ上げられない多くの沈黙に耳を傾けることだと思う、(岩手日報2017・3・1)と話している。
 TBSテレビ「サンデーモーニング」のコメンテーターとして出演。本質を突いたコメントで好感の持てる数少ないお一人。(久保克子)
 


   川  柳
忖度を待ってられずと「ご意向」を
                                                               野の一枝

口で責め腹で喜ぶ弾道弾
                                                                           瀬川重哉

共謀罪に多喜二虐殺目に迫る
                                                                           拓  庵

憲法も刑法も壊し国壊す
                                                                           巷多朗
年金者組合盛岡支部