機関紙「いわて労連 2017年3月号      

 

●地域総行動/17春闘2月総行動/社会的賃金闘争の強化を大幅賃上げで地域経済回復!アベ雇用改悪ストップ!●いの健センターも要請、/働きか方の改善を!●医療・介護改悪ストップを●県内各地で春闘行動●大熊座●戦争法廃止、共謀罪許すな/「建国記念の日」を考えるつどい●自衛隊撤退!稲田大臣は退陣を!盛岡で昼デモ●税金何でも相談会、税金入門学習会開催●8時間働けばまともに暮らせる社会実現を!●さようなら原発集会実行委員会と合同でイレブンアクション●日本母親大会in岩手/若い世代企画も準備中!●春の組織拡大月間/被災地で組織拡大をすすめよう!/総がかり・宮古ダンプ出発式●岩手ローカルユニオン/新入組合員教室で交流●アベ雇用改悪を許すな〜いわてパ臨連総会・学習会●25回目の囲碁将棋大会に100人●動物公園は楽しいイベントが盛りだくさん!/3月15日から開園/盛岡市動物公園労組●めも・あーつ186●川柳



1面
17春闘2月総行動

   社会的賃金闘争の強化を/大幅賃上げで地域経済回復! アベ雇用改悪ストップ!
 
2月は17春闘地域総行動月間です。大幅賃上げ実現、全国一律最低賃金制度確立、労働法制改悪反対、憲法守れ!、自衛隊南スーダン撤退など17春闘要求を訴えて、街頭宣伝行動、自治体や経営者団体への要請・懇談、春闘学習会などが、各地域で取り組まれました。
 2月21日から23日にかけて、国民春闘岩手県共闘会議と盛岡地域春闘共闘会議による盛岡地域総行動が実施されました。

 22日は早朝から夕方まで終日行動でした。朝は岩手銀行本店前で街頭宣伝を行い、春闘課題を訴えながらチラシ入りのティッシュを約700個配布しました。
 午前中に県商工会議所連合会と盛岡市へ要請。お昼には県社保協の昼宣伝に参加しました。
 午後には岩手労働局、岩手県、県中小企業家同友会へ要請・懇談を行いました。
 夕方には、盛岡地域春闘共闘会議主催の春闘学習会が盛岡市勤労福祉会館大ホールで開催され、約60人が参加しました。小田川義和・全労連議長が「春闘期から、社会的賃金闘争の強化を〜賃金底上げ、最低賃金闘争を柱に〜」と題して講演しました。前日の21日に行われた衆議院予算委員会中央公聴会で公述を行った小田川議長は、国会の動きや野党共闘の状況にもふれながら、社会的な賃金闘争を前進させて、地域から怒りの声をあげていこうと強調しました。

いの健センターも要請、働き方の改善を
 
今年は経営者団体への要請・懇談の際に春闘共闘とともに、働くもののいのちと健康を守る岩手県センターの角掛事務局長も同席して要請書を手渡して、長時間労働改善の課題を強調して意見を交わしました。
 懇談では賃上げや最賃引き上げについて「アベノミクスは嘘ばかり。どこにもまわっていない」、「利益を上げるのが一番だが、株主ばかりでなく、ある程度ベアは必要」、「非正規という働かせ方はおかしい。時給1000円以上は当たり前だと思っている」などの声が経営側から出されました。
 労働局では、毎年求めている「働くルールの学習」について、高校での出前講座などの取り組みが回答され、積極的に前進がはかられていました。参加者からは「1月に出された労働時間適正把握の『ガイドライン』普及のためにポスター作製など積極的な工夫を」と強調しました。

医療・介護改悪ストップを
 
2月22日のお昼に、岩手県社会保障推進協議会は盛岡市大通で街頭署名宣伝を行いました。署名入りのティッシュ約500個を配布しながら、「負担増、給付抑制を国民に強いる医療・介護改悪の中止を求める緊急署名」を呼びかけました。いわて労連、盛岡労連など地域総行動参加者も宣伝に合流しました。

県内各地で春闘行動
 
両磐労連は2月22日、一ノ関駅前で早朝宣伝を行い、春闘チラシ約300枚を配布しました。2月25日にはTPPを考える両磐の会として一関コルザ前で宣伝を行いました。
 胆江労連は2月18日にコープアテルイ前で宣伝を行い、春闘チラシを配布しました。3月12日に行われる「戦争法廃止全国2000万署名胆江の会」主催の学習会の宣伝も合同で行い、平和環境センターや地域9条の会の皆さんとともに学習会のチラシ配布を行いました。
 二戸労連は2月15日に春闘学習会を行い、いわて労連金野議長が講演しました。全労連女性部が作成した「アベ雇用改革」の学習資料を読みあわせして活用しました。

大熊座
 2月25日に開催された「さようなら原発岩手県集会2017」で、「生業を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟弁護団事務局長の馬奈木厳太郎弁護士のお話を拝聴しました。弁護士登録をしてわずか3ヶ月で福島原発事故に遭遇し、同年5月から3年間で200回も福島に支援に入り、相談活動に取り組まれてきたとのこと▼先生は、@加害者である国や東京電力が同心円で被害者を選別したこと、A原発事故で自然が汚染され、お金で買えない価値が失われていること、健康被害が子どもだけでなく今の大人の将来や次の世代にまで発生するかも知れないなど、多様な被害が発生しているのに、基準や期間を加害者が決め、お金で済ませようとしていること、原発事故も先の戦争と同じく誰も責任を取らないこと、B事故原因も解明されず、事故が収束されていないのに原発を再稼働していることなど、数々の問題点を怒りを込めて話されました▼4200人の原告の皆さんは、被害者のままで終われない、責任をはっきりさせたい、次世代に対する自分の責任がある、20年後、30年後の福島のためにたたかう、放射能も原発もない地域に戻せ、当事者だけでなく二度と原発事故を起こさせないために、原発依存を脱却させたいなどの思いでやむにやまれず裁判に立ち上がったと▼さらに今、廃炉作業している作業員の被曝の問題は誰も取り上げておらず、企業の利益より人の健康を優先にする「当たり前の社会」を求めたいと先生は話しました。主権者は国民、沖縄も福島も問われているのは国民。傍観は加害者になる。この言葉はずっしりと胸に響きました。(こ)

2面
戦争法廃止、共謀罪許すな/「建国記念の日」 について考えるつどい
 
2月11日、岩手県水産会館大会議室で「建国記念の日」について考える県民のつどいが開催されて、県内各地から約100人が参加しました。いわて労連、岩手憲法会議、県革新懇、県平和委員会、教科書・靖国神社問題岩手県市民ネットワークなど7団体が主催しました。
 丸田善明氏(宗教者9条フォーラムいわて)が記念講演を行い、右傾化がすすむ日本社会に警鐘をならしました。丸田氏は、「テロの背景にある貧困と格差の問題こそ解決しなければならない」と強調しました。
 続いて小笠原基也弁護士(もりおか法律事務所)が政府が成立を狙う「共謀罪」についての特別報告を行いました。「共謀罪」はテロ防止を口実に、市民が話し合っただけで「共謀」として処罰される危険な内容であり、法案は提出すべきでないと強調しました。
 会場では、「共謀罪」の法案提出に反対する署名コーナーが設置されて署名が呼びかけられました。
 会場発言では、2月4〜5日に京都で開催された青年革新懇全国交流会「はんなリズム2017」に参加した青年2人が報告の発言を行いました。
 つどいのアピールを憲法会議の春山事務局長が提案して参加者で確認し、いわて労連金野議長の閉会あいさつで終了しました。

自衛隊撤退! 稲田大臣は退陣を!/盛岡で昼デモ
 
2月20日、「戦争させない・9条壊すな!岩手の会」主催の盛岡昼デモが行われ、雪の降る中でしたが、約150人が参加しました。戦争法廃止の19日行動として「岩手の会」の幹事団体が持ち回りで担当し、今回は平和環境センターが担当しました。
 防衛省が当初廃棄したとしていたPKO自衛隊部隊の「日報」がみつかり、隠蔽が問題になっています。また、「日報」には南スーダンで昨年7月に起きた首都ジュバでの「戦闘」の記述があり、「憲法上問題になる」から「武力衝突」とした稲田防衛大臣の答弁が大きく問題になっています。主催あいさつでは、自衛隊の南スーダン撤退、稲田大臣の辞任を強調されました。
 参加者は、「戦争法は廃止せよ」、「共謀罪はいらない」などと訴えながら、盛岡市内を行進しました。

税金何でも相談会、税金入門学習会開催
 
2月14日、いわて労連と岩手県商工団体連合会は、「税金・労働なんでも110番」を実施しました。
 税理士の菅隆徳氏(アルファ合同会計事務所)を招いて相談に応じました。税金問題47件、労働相談5件、合わせて52件の相談が寄せられました。IBCラジオでの宣伝や新聞折り込みで宣伝し、当日はテレビ3社が報道しました。
 また、夕方には税金入門学習会を県公会堂で開催、28人が参加しました。菅税理士が講師を務め、大企業・富裕層に手厚い日本の税の現状と、あるべき姿についてお話しました。課税限度額の引き上げについても解説されました。
 意見交換では「大企業の内部留保をはきださせるために声をあげていくことが大事だ」、「年金改悪問題とも合わせて運動を進めていくことが重要だ」などの意見が出されました。

8時間働けばまともに暮らせる社会実現を!
 
2月15日、盛岡市大通で最賃・ディーセントワーク宣伝を行いました。
 8時間働けばまともに暮らせる社会の実現、最賃大幅引き上げを訴えながら、全国一律最低賃金制度の確立を求める請願署名への協力を訴えました。

さようなら原発集会実行委員会と合同でイレブンアクション
 
2月11日、原発ゼロを求める街頭署名宣伝・イレブンアクションを、盛岡市肴町で行いました。2月25日に行われる「さようなら原発岩手県集会2017」実行委員会も合同で行いました。集会のチラシを配布しながら、福島新署名への協力を訴えました。

日本母親大会in岩手/若い世代企画も準備中!
 
8月19〜20日に岩手で開催される第63回日本母親大会in岩手の成功に向けて準備がすすめられています。
 2月5日には第2回実行委員会が開催され、全県から実行委員が集まって意見を交わしました。6月11日に盛岡市で開催する第63回岩手県母親大会についても成功に向けた意思統一がされました。
 日本母親大会では、10〜40代限定の若い世代のための企画も準備されています。2月6日に第3回企画会議が行われ、「行列のできるしゃべくりカフェ〜あなたの困ったに専門家が答えます〜」とタイトルを決めました。日頃の悩みや不満などを全国から集めます。SNSでも募集しますので、ぜひご参加ください。フェイスブック「8/19行列のできるしゃべくりカフェ」で検索を。

3面
春の組織拡大月間/被災地で組織拡大をすすめよう!/総がかり・宮古ダンプ出発式
 
全労連の組織拡大新4ヵ年計画に基づく総がかり重点計画として、建交労の拡大作戦が被災地の宮古市でスタートしました。
 復興工事で各地から集まるダンプ労働者を組織するために、宮古労連と連携して建交労の宣伝カーを平日毎日運行して宣伝を強化しています。   
 2月6日、みやこ労働生活相談所で、「宮古ダンプ出発式」を開催しました。建交労と宮古労連の他、いわて労連、県医労と全労連オルグの宮垣さんと井之上さんが支援に駆けつけました。宣伝カー運転手を務める星川さんと田代さんが力強く決意を述べました。   
 この日は、いわて労連と県医労の宣伝カーも駆けつけて、田老、山田、川井の3方面にわかれて宣伝しました。

いわてローカルユニオン/新入組合員教室で交流
 
2月21日、いわてローカルユニオンは新入組合員教室を開催しました。点在している組合員が集まって、労働者の権利や労働共済などについて学びながら交流しました。
 今回は未加入の友人を組合員が誘って一緒に参加しました。交流するなかで参加者のうち3人が偶然同い年とわかり、「春には同窓会をやろう!」と盛り上がりました。

アベ雇用改悪を許すな/いわてパ臨連総会・学習会
 
2月7日、いわてパート臨時労組連絡会総会と学習会が盛岡市サンビルで行われ、20人が参加しました。
 学習会では、「安倍政権の同一労働同一賃金、『働き方改革』は女性労働者をどこに導くのか」と題して大西玲子・全労連常任幹事が講演しました。
 総会では、労働法制改悪阻止、全国一律最賃制度確立などの方針が確認されました。

25回目の囲碁将棋大会に100人
 
2月5日に、いわて労連主催で、岩手県勤労者囲碁将棋大会を盛岡市・高校会館で開催し、約100人が参加しました。県内の囲碁・将棋愛好家が集う大会として定着し、今年で25回目を迎えました。
 将棋団体戦では「盛岡将棋道場」チームが、囲碁団体戦では「全建労」チームが優勝しました。
【大会結果】
◆将棋団体戦
                                  1位  盛岡将棋道場
                                  2位  永世棋王会
                                  3位  こども連合
◆囲碁団体戦
                                  1位  全建労
                                  2位  愛農クラブ
                                  3位  盛岡市職労 
◆将棋個人戦Aクラス
                                  1位  阿部 力
                                  2位  道又大輔
                                  3位  石田汰一
◆将棋個人戦Bクラス
                                  1位  玉木隆一郎
                                  2位  田貝由弘
                                  3位  池田幸也


動物公園は楽しいイベントが 盛りだくさん!3月15日から開園
盛岡市動物公園労組
 
現在、「PPP(官民連携事業)」で公社経営から「会社化」の方向が打ち出されている盛岡市動物公園。同労組から動物公園の魅力、PPP問題について執筆していただきました。今回は動物公園の楽しいイベントを紹介します。

 動物公園と言えば、土日祝祭日の豊富な催し物です。ウサギやモルモットの小動物からキリンやアフリカゾウといった大型動物まで数多くの動物たちとふれあいや餌やりを楽しむことが出来ます。
 また、園内の豊富な自然を利用した催し物も数多くあります。自然観察会では、オタマジャクシやサンショウウオなどの両生類や季節ごとの昆虫や植物などを詳しく解説しています。昔懐かしい笹船や花冠などの作り方を教える野遊びも好評です。園内では無料で虫網を貸出していて、捕まえた虫の名前を飼育係が教えるコーナーや虫捕り大会も開催しています。工作会の内容も充実していて、園内の植物を利用したり動物に因んだ工作が数多くありどれも盛況です。家族で1日中楽しめる内容をご用意しています。
 平日は団体の皆様に園児からお年寄りまで年齢に合わせたプログラムをご用意しています。園児には楽しいゲームや小動物とのふれあいや動物のスライド、小学生にはさらに園内の林や草原や沢に生息する生き物を捕まえ観察する自然体験、中学生や高校生には飼育係の仕事紹介や体験、大人や家族連れには大好きな動物についての解説やふれあい、お年寄りには小動物とのふれあいなど、全て飼育係が事前に入念な打ち合わせを実施してご希望に添えるように対応しています。
 動物飼育は命を預かる仕事ですので長い経験が必要ですが実はそればかりではなく、これら全部、企画から準備、対応まで飼育係が行っています。
 冬期間の休園から明け、3月15日にオープンとなります。是非、ご来園下さい。(続)


主張
17春闘の山場大幅な賃金底上げ実現へ、統一闘争へ結集を
 
この3月で東日本大震災津波から丸6年をむかえます。被災者の皆さんの多くは、災害公営住宅などに移りつつありますが、生活の再建、コミュニティの再建は途上です。東日本大震災津波救援・復興岩手県民会議は3月25日に陸前高田市で「6年のつどい」を開催します。復興の現状と課題を被災者の皆さんと共有して運動をすすめていきましょう。
 さて、17春闘の山場の3月です。「誰でも月額2万円以上、時間給150円以上の賃上げ」「企業内最賃 誰でも時給1000円以上」の要求を掲げて、各職場・地域でたたかいを盛り上げていきましょう。統一闘争にも結集して、要求実現へ力を合わせましょう。
 全国統一の回答指定日は3月15日、翌16日が全国統一行動日です。ストライキをはじめ、職場集会や地域宣伝など、各職場・地域で山場の取り組みが計画されています。労働組合のたたかう姿を鮮明にして、国民春闘をたたかいましょう。いわて労連はすべての職場・地域で、この日に1万人以上の組合員がなんらかの行動に参加するように呼びかけます。各職場・地域の実情にあわせて工夫した取り組みをすすめましょう。
 「大幅賃上げ、まともに暮らせる最賃確立」、「アベ働き方改革反対、労働時間の上限規制を」、「戦争法廃止」など「3大要求」をはじめ、「被災者生活再建支援制度拡充」「核兵器の禁止を」「共謀罪許すな」など、国民的課題も掲げて取り組みましょう。重税反対統一行動は、3月13日を中心に、各地域で集会が設定されています。第51回岩手県中央集会が3月13日、岩手県公会堂大ホールで、13時から行われます。強まる国民統制と「共謀罪」について学習する企画になっています。多くの組合員の結集を呼びかけます。
 大幅賃上げ実現の声を職場・地域にひびかせながら、安倍政権打倒を掲げて共同をひろげてたたかいましょう!

東日本大震災津波/6年のつどいin 陸前高田
日時 2017年3月25日 13時〜16時
会場 陸前高田市コミュニティホール
内容【記念講演】
   「復興の現状、その成果と課題」
   講師 井上博夫・岩手大学名誉教授
   シンポジウム
参加無料
主催/東日本大震災津波・救援復興岩手県民会議


4面
めも・あーつ186
夢見ることを止めないで/「手をとりあって/LET US CLING TOGETHER」
 久々にCDを一枚買ってしまった。
 英国のロックバンド・クイーン結成の40周年、中心的メンバーのフレディーの没後20年目の節目として、2011年2月発売された「グレイテスト・ヒッツ」。
 そのなかの一曲「手をとりあって」が気になっていたからだった。
 1975年、初来日したクイーン。ファンの熱烈な歓迎にすっかり日本が好きになった彼らからのプレゼント曲。一部を日本語で歌っていて、東日本大震災の時にはブレイクしたとラジオで聞いていたからだった。
 もちろんこれは日本版のみのボーナストラック。
 クイーンメンバーは、手製のエレキギターで複雑なクイーンサウンドの大黒柱、ブライアン・メイ。超高音のハスキーボイスでダイナミックなドラムのロジャー・テイラー。ロックグループでありながらポップセンス抜群のベースマン、ジョン・ディーコン。そして、空を突き抜けるような真っ直ぐな力強い声と細やかな表現力、天才肌の作曲家であったフレディー・マーキュリー。マッチョな上半身をさらけ出し、激しく歌うカリスマ的ボーカリスト。
 フレディーは、パールシー(ゾロアスター教)の両親のもと、英国領だったアフリカのザンジバルで生まれてインドの全寮制の学校で教育を受けた。この生い立ちが独特の感性と美学を育み、クイーンの他にない大きな魅力をつくっていると言ってもいい。
「手をとりあって」
俺が行ってしまっても
信じて欲しい いつもお前を思っている 俺たちは
いつも同じ月明かりを浴びて 同じ風を感じている
二人にとって 時なんて
ただの真昼の月 行かないでくれ 手を取り合って
このまま行こう愛する人よ
静かな宵に 光を灯し
愛しき教えを抱き(一部抜粋) 美しいメロディーラインにフレディーの哀愁を帯びた歌声が、6年前のあの日に多くの人の心をとらえた。
エイズに罹患していたことをカミングアウトして後に、1991年11月死去 45歳。

       (久保克子)

   川  柳

君がいて僕達がいて共謀罪
                                                                 巷多朗

堂々と裏口入学文科省
                                                                 野の一枝

南スーダンを部隊日報が自白する
                                                                 拓  庵

あちらではしっかりしている裁判所
                                                                 瀬川重哉
年金者組合盛岡支部