機関紙「いわて労連 2017年2月号      

●17春闘スローガン/ストップ暴走政治!いのち、くらし、平和を守る政治を活かそう憲法!すすめよう被災者本位の復興/実現しよう!賃金底上げと雇用の安定、地域経済活性化/いわて労連第50回評議員会開催●1.22平和のつどいに400人●大熊座●17春闘年次総会・学習会を開催/アメリカいいなり、大企業いいなりの暴走ストップを!●17春闘旗開き/団結を固めて春闘勝利を!●9条の会全県交流集会「平和CDコンサート」●革新懇が「アベ政治を許さない!」リレートーク、憲法共同センターは19日行動●最賃ディーセントワーク宣伝●6・9行動でヒバクシャ署名訴え●年金裁判傍聴支援、宣伝行動●全厚生・分限免職撤回を!仙台地裁傍聴支援行動●主張●めも・あーつ185●川柳






1面
17春闘スローガン
ストップ暴走政治!いのち、くらし、平和を守る政治を
 活かそう憲法!すすめよう被災者本位の復興
  実現しよう!賃金底上げと雇用の安定、地域経済活性化
いわて労連第50回評議員会開催
 
1月29日、いわて労連は第50回評議員会を開催し、17春闘方針などを討議・確認しました。
 金野議長はあいさつで「大幅賃上げ・底上げ、長時間労働規制、戦争法廃止など17春闘は安倍暴走政治をストップさせる春闘だ。勝利するために市民と野党の共闘を力に職場・地域から奮闘しよう」と呼びかけました。
 来賓あいさつを、戦争させない・9条壊すな!岩手の会を代表して岩手県生協連の加藤善正会長理事、日本共産党岩手県委員会副委員長の斉藤信県議団長が行いました。加藤氏は岩手の会が提起した新署名の意義を強調して「戦争法廃止、自衛隊撤退させるために地域で共同を広げて安倍政権を追い詰めよう」といわて労連への期待を込めて訴えました。
 斉藤氏は「労働戦線の共同も広がる展望がある。市民と野党の本気の共闘が実現すれば安倍政権を退陣に追い込むことができる。ご一緒に力を合わせましょう」と呼びかけました。
 中村事務局長が運動の中間報告と17年国民春闘方針や会計の中間報告等を提案し、小笠原浩次会計監査が監査報告を行いました。
 午後の討論では19人が発言し、地域での戦争法廃止、大幅賃上げ、復興の推進、争議のたたかい、職場改善、組織拡大の取り組み、17春闘での要求実現に向けた構えなどが語られ、方針が補強されました。
 全ての議案が満場一致で確認されました。17春闘闘争宣言を、石原尚希評議員(岩大生協労組)が提案して採択されました。閉会あいさつを菖蒲澤副議長が述べ、最後に金野議長の団結ガンバローで終了しました。
 討論の前に中小未組織・争議組合支援カンパの贈呈が行われ、賃下げ違憲訴訟と社保庁分限免職撤回たたかう県国公、年金引き下げ反対訴訟でたたかう年金者組合、郵政20条裁判でたたかう郵政ユニオン、盛岡市立病院保育園労組へ支援金を渡して激励しました。
 役員補充選挙も行われ、青年部、女性部選出の幹事を補充しました。
 新任幹事〜赤石広光(青年部長・自治労連)、照井裕子(女性部長・県国公)。

1・22 平和のつどいに400人
 
1月22日、岩手県公会堂大ホールで、戦争させない・9条壊すな岩手の会が主催の「1・22平和のつどい」が行われ、400人が参加しました。
 主催者あいさつをした岩手県生協連の加藤善正会長理事は、共謀罪成立までも狙う安倍政権の暴走を批判し、市民と野党の共同に確信を持って運動を進めようと呼びかけました。
 国際ジャーナリストの伊藤千尋さん(九条の会世話人・元朝日新聞記者)が「今こそ憲法をいかすとき」と題して講演しました。
 その後事務局より、県内独自の「戦争に道を開く安保法制を廃止し、新任務の撤回、憲法9条を守りいかした平和貢献を求める署名」を、6月までに県内で5万筆集めることが提起されました。また、「沖縄県民の民意尊重と、基地の押し付け撤回を求める全国統一署名」も合わせて提起されました。
 集会アピール採択後、憲法改悪反対県共同センターの佐々木良博弁護士が閉会あいさつを行って終了しました。
 集会後、盛岡市内をデモ行進して、「共謀罪はいらない」「自衛隊は撤退せよ」と訴えました。

大熊座
 
今年の経営側の春闘方針とも言える経団連の経労委報告が1月17日発表されました。収益改善企業は「年収ベースの賃金引き上げを前向きに検討」としながら、ベースアップ(ベア)を一例にとどめ、定期昇給や賞与・一時金の増額、諸手当見直しも賃上げに含めるなど、「総額人件費抑制方針」は変わっていません▼全労連第54回評議員会が1月25、26日の両日、全労連会館で開催されました。あいさつに立った小田川義和議長は、「経労委報告は、現実に目を向けていない。中小と大手の格差是正、内部留保の活用による大幅賃上げなど、労働者全体の賃金改善を実現するため、労働者の怒りを組織し、地域から賃金底上げの風を起こす春闘にしよう」と強調しました▼安倍政権の「働き方改革」は、企業が世界で一番活躍しやすくするためのもの。労働者使い捨ての「ニセ改革」を阻止し、8時間普通に働けば人間らしく生活できる賃金引き上げ、内需拡大で中小業者も農民も潤う地域循環型経済を、大幅増員で人手不足の解消、年休・休憩をはじめとする諸権利の完全行使など、みんなで要求し行動しましょう▼あわせて、戦争する国づくりにつながる共謀罪や改憲策動をストップさせ、解散・総選挙で安倍内閣を打倒し、民主主義・立憲主義・真の平和主義を取り戻すため、市民と野党の共闘を地域から大きく拡げましょう▼昨年末に全労連・井上事務局長が急逝されました。月刊全労連2月号や学習の友・春闘別冊に井上さんが生前に書かれた論文が掲載されています。17国民春闘を熱く熱くたたかおうとの呼びかけに応えようではありませんか。(こ)


2面
17春闘年次総会・学習会を開催/アメリカいいなり、大企業いいなりの暴走ストップを!
 
いわて労連、国民春闘岩手県共闘会議は、1月5日、17春闘早朝宣伝行動を盛岡市の県公会堂前で行い、17春闘のスタートを切りました。
 1月7日には盛岡市内で春闘共闘年次総会と春闘学習会を行って、17春闘の体制と方針を確立しました。

 1月5日の新春宣伝では、約500枚の春闘アンケート付きのチラシを配布しました。そして、宣伝カーから金野議長や副議長、単産・単組の書記長などが、最低賃金をはじめとした大幅賃上げ実現、戦争法廃止や被災者本位の復興の推進、社会保障拡充、アベ雇用改革阻止、争議勝利などについて、県庁・市役所前の通勤中の労働者に訴えました。
 1月7日には、県春闘共闘会議の年次総会・学習会をサンビルで開催しました。 学習会では全労連・野村幸裕副議長が「要求実現と組織の飛躍に挑戦」と題して講演しました。
 野村副議長は「17春闘は安倍暴走政治をとめる春闘」と強調。「社会的な賃金闘争など私たちの要求を、全員参加の運動で地域に大きく広げよう」と呼びかけました。
 その後、県春闘共闘年次総会を開催し、「誰でも月額2万円以上、時間給150円以上」の要求を確認し、大幅賃上げ実現に向けた2017春闘方針などを決定し、安倍暴走政治にストップをかけて、職場・地域でたたかう構えを確立しました。県春闘共闘の役員体制も確立しました。
 討論では、単産・単組、地域組織から、17春闘でたたかう構えや決意が述べられ、春闘方針が補強されました。

2017春闘旗開き/団結を固めて春闘勝利を!
 
1月7日、サンビル七階大ホールでいわて労連、盛岡労連、県春闘共闘主催の新春旗開きを開催し、友好団体、組合員など約150人が参加しました。
 今年のオープニングステージは、みちのくみどり学園の生徒の皆さんによる「野岳太鼓」の勇壮な演奏でスタートしました。 
 金野耕治・県春闘共闘議長が主催者あいさつを行い、全労連・野村幸裕副議長、岩手県から高橋徹雇用対策・労働室長、木戸口英司・参議院議員、日本共産党岩手県委員会・菅原則勝県委員長が来賓を代表してあいさつしました。昨年の参議院選挙で市民と野党が力を合わせて勝利した木戸口英司参議院議員(自由党)は、安倍自公政権の強行採択がくり返された国会審議をふりかえり、「市民と野党の共闘を前進させて安倍政権を倒しましょう」と強調しました。
 共同団体による鏡開きが行われ、いわて労連元議長の加藤辰男さんが乾杯を行い、歓談に移りました。
 第三部の司会は工藤真由美・女性部書記長と赤石広光・青年部長が担当しました。メッセージ紹介では、平和環境岩手県センターのメッセージが紹介されました。
 歓談の合間に争議組合紹介として、岩手県国公、年金者組合、郵政ユニオンから争議支援の訴えがありました。また、岩手県勤労者スキー協議会の佐藤静男さんより、被災地支援として5回に渡って取り組んだ「春休み子どもスキー」への支援の御礼のあいさつが述べられました。
 アトラクションは今年もファニーフェイスのバンド演奏が行われたあと、労働者合同合唱団が歌声を響かせ、最後は会場全体で「がんばろう」を歌い、金野議長のガンバロー三唱で旗開きはお開きとなりました。


大企業は大儲け!大幅賃上げでこそ景気回復実現!
[1]内部留保と平均賃金
[2]11年間で2.3倍に!広がる最低賃金の地域間格差

3面
9条の会全県交流集会/平和CDコンサート
 
1月22日の午前中に、岩手県水産会館で、平和憲法9条をまもる岩手の会・2017年学習活動交流会が行われて、約110人が参加しました。
 開会あいさつを県消団連・橋会長が述べました。
 はじめに、平和CDコンサートが行われました。戦争と平和などをテーマにCDコンサート活動に長年取り組んでいる前川慧一さん(元岩手自治労連委員長、元いわて労連副議長)が演出して、語りも務めました。 クラシックや歌謡曲などの名曲とともに、日中戦争での日本人による加害の証言や犠牲者の声、特攻隊兵士の遺書やエピソード、戦中、戦後の市民の声などが紹介され、戦争によって翻弄された人間が描かれて反戦・平和への心が伝わり感動を呼びました。 
 生協や地域の9条の会などで活動している方々6人が台詞を分担して出演しました。
 その後、活動報告が行われ、松園9条の会と平泉9条の会から報告が行われました。
 午後からは戦争させない9条壊すな岩手の会の「平和のつどい」に多くの方が参加しました。

革新懇が「アベ政治を許さない」リレートーク、憲法共同センターは19日行動
 1月3日、県革新懇は「アベ政治を許さない」新春リレートークを盛岡市肴町のナナック前で行い、約30人が参加しました。盛岡八幡宮にお参りする市民などで出足も多く、新年早々から安倍政権の暴走政治を許さない訴えを響かせました。
 憲法改悪反対岩手県共同センターは1月19日、盛岡市大通で戦争法廃止を求める街頭宣伝を行いました。戦争法廃止とともに共謀罪の危険性を伝えて、成立阻止を訴えました。

6・9行動でヒバクシャ署名訴え
 1月6日、岩手県原水協と被爆者団体協議会は「6・9行動」を盛岡市大通で行いました。ヒバクシャ国際署名を呼びかけて、核兵器禁止条約の実現を訴えました。自身が被ばく者でもある岩手県被団協の三田健二郎さんも参加し、原爆パネルも並べて訴えました。 神戸から訪れたという女性が説明を聞いて署名に応じた後、三田さんに「がんばって」と声をかけて激励していきました。

イレブンアクション
 
東日本大震災津波・福島原発事故から5年10ヶ月になった1月11日、いわて労連と岩商連などの市民団体は「イレブンアクション、脱原発署名宣伝行動」を盛岡市大通りで行いました。福島新署名を呼びかけて、原発再稼働反対を訴えました。また、2月25日に行われる「さようなら原発岩手県集会2017」チラシを配布して参加を呼びかけました。署名宣伝後、脱原発イレブン昼デモ行進に合流して参加しました。

最賃ディーセントワーク宣伝
 1月15日の11時から12時までの1時間、いわて労連は最賃・ディーセントワーク宣伝を盛岡市肴町のナナック前で行いました。 
 17春闘チラシとティッシュの入ったセットを配布しながら、全国一律最低賃金制度の確立を求める国会請願署名を訴えました。
 大変寒い日でしたが、「最低賃金1000円にしてほしい」と、60筆を超える署名が集まりました。「景気回復のためにも賃上げが大事だ。あなたたちの言うとおりだ」と共感を示す市民もありました。

争議支援のとりくみ

年金裁判傍聴支援、宣伝行動
 
1月20日、年金者組合岩手県本部がたたかう年金裁判の第2回口頭弁論が盛岡地裁で行われ、約30人が傍聴支援に参加しました。終了後、盛岡地裁前で佐々木良博弁護士から裁判進行の説明を受けて、今後のたたかいの意思統一を行いました。その後、年金者組合岩手県本部は街頭宣伝を行って、年金切り下げの不当性と裁判支援を訴えました。

全厚生・分限免職撤回を/仙台地裁傍聴支援行動
 1月16日、社会保険庁分限免職秋田事案裁判闘争第14回口頭弁論が仙台地裁で行われました。いわて労連や岩手県国公も傍聴支援に駆けつけました。
 終了後、宮城県弁護士会館で弁護団より進行協議の説明を受け、証人採用で成果が期待できることが報告されました。
 3人の原告が参加して、引き続きの支援を訴えました。

2017年 「建国記念の日」 について考える県民のつどい
日 時 2月11日(土・祝)10時〜12時
場 所 岩手県水産会館5階大会議室
講 演 「不安の時代の名のない私 ー右傾化する社会の中でー」
講 師 丸田善明さん(宗教者)
特別報告 共謀罪について(小笠原基也弁護士)
フロア発言 青年から(革新懇青年交流集会)
資料代 300円  主催:いわて労連など7団体

さようなら原発岩手県集会2017
日 時 2月25日 13時半〜15時半
会 場 サンビル7階大ホール
内 容 基調講演「原発事故のその後〜福島のいま」
講 師 馬奈木厳太郎(まなき いずたろう)弁護士
(「生業を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟の弁護団事務局長)
アピール行進
参加無料       主催:集会実行委員会

主張
17春闘・地域総行動で、大巾賃上げ実現の世論を
 
いよいよ17春闘がはじまります。アベノミクスの誤りと日本経済の低迷がいっそう鮮明になっている中での春闘です。私たちの要求を職場・地域で大きく広げて賃金底上げの気運をつくりだして、大幅賃上げを実現していきましょう。そして、安倍政権の、「アメリカと一緒に戦争する国づくり」と、「大企業奉仕のグローバル競争国家づくり」という「ふたつの暴走」にストップをかける共同を前進させる春闘にしていきましょう。
 県春闘共闘といわて労連は17春闘方針を確立し、「誰でも月額2万円以上、時給150円以上」、最低賃金「時給1000円以上」などの要求を確認しました。消費税8%への増税やアベノミクスの雇用破壊のもとで労働者の暮らしはますます苦しくなる一方で、大企業の内部留保は313兆円に積み増しされています。実質賃金は5年連続減少しており、安倍政権のもとでは5%を超える減少です。生活改善のためには、定昇相当分の2%を加えた7%の賃上げが必用です。アンケートなどを元にしながら職場でしっかりと要求討議をして、要求に確信を持って、たたかいを進めましょう。
 「三大要求」として「@すべての働く人々の大幅賃上げ・底上げ、まともに暮らせる最低賃金の実現、A「アベ働き方改革」反対、真の格差是正・均等待遇と労働時間の上限規制の実現、B安保法制(戦争法)廃止、9条はじめ改憲・戦争する国づくり反対」を掲げてたたかいます。被災者本位の復興の推進、原発ゼロも重要な課題です。
 2月は地域総行動月間です。自治体、経営者団体、商工団体、中立組合などへの要請・対話、地域宣伝などに取り組んで、賃上げでこそ地域経済活性化、というの私たち主張を伝えて、賃金底上げの合意を地域からつくりだしていきましょう。
 17春闘の統一回答指定日は3月15日、統一行動日は3月16日です。17春闘最大の山場と位置付けて、ストライキの配置、職場集会や地域宣伝など、全ての組合員が結集する行動を配置しましょう。すべての地域組織で宣伝や集会、デモなどを行って、地域に見える行動を展開しましょう。
 安倍暴走政治ストップ!地域で共同を広げて奮闘しましょう!


4面
めも・あーつ185
核兵器の怖さ平和の尊さ訴える/「マグロ塚」の物語
 
1954年3月1日、米国が南太平洋ビキニ環礁で水爆実験し付近を航行中だった第五福竜丸が被爆した。
 3月16日、その時水揚げされた魚(サメマグロ)の一部、約2tが築地市場に入荷した。国と東京都の検査が行われ、放射能汚染が判明した魚は消費者の手に渡る前に市場の一角に埋められ廃棄された。汚染された魚が食卓にのぼるかもしれないことに危険を感じた女性たちが声をあげた。「めったに食べないマグロ寿司を夕べ食べ、それが汚染されてたなんて…」「魚屋の娘です。店は開店休業。米国政府に保障を要求するのは間違っていますか…」当時、米国留学中だった賀川梅子さんからの「日本人自身がもっと声を…」の励ましもあって続々と声が寄せられた。なかでも広島・長崎を経験した女性の悲痛な叫びに心揺さぶられ、具体的な行動へと立ち上がった。
 5月、原水爆禁止の署名運動が杉並区で始まった。
 築地市場正面出入口に一枚の金属プレートがある。
 プレートには、「…ビキニ環礁で被爆した船は850隻余460tの汚染は大きな影響でした。このような核の被害がふたたび起きないことを願って、全国から10円募金で参加した大勢の子どもたちと共に、この歴史的事実を記録するために作りました」1999年3月1日とある。がこれは仮の姿。もともとは、「マグロ塚を作る会」が築地市場の敷地に高さ130pほどの伊予青石製の石碑を置こうとした。代表は、第五福竜丸の冷凍士だった大石又七さん。通信教育で書道を習い石碑に刻む文字を書いた。しかし東京都は、再整備の行方がはっきりしないと設置を認めなかった。現在、夢の島の「第五福竜丸展示館」に隣接してある。
 「軍隊はいらないといっても再軍備、水爆の被害をうけても何ひとつ抗議できない、未來はヤミです。私たち母親が子どもたちに、又同じ思いをさせたくないという願いは、なぜ為政者の人たちの胸に届かないのでしょう」1954年8月の一女性の声は今も響いている。
参考資料/毎日新聞(新聞と9条 女たちは書いてきた・ザ コラム)、築地移転の闇をひらく(大月書店)、映画「築地ワンダーランド」
(久保克子)

ひろば
   川  柳
ミエミエのアベチャンネルだNHK
                                                                巷多朗

土盛らず金を盛ったか新市場
                                                                野の一枝

帰国便には定刻に乗る無礼者
                                                                拓  庵

ずけずけと再開告げる押す無礼
                                                                瀬川重哉
年金者組合盛岡支部