機関紙「いわて労連 2015年8月号      


●アベ政治を許さない!/ 戦争法案の強行に抗議!●圧倒的反対世論で廃案に追い込もう/ストップ!戦争法案7・5緊急集会●強行採決に抗議!県内各地で行動●女性ピースアクション大宣伝、革新懇リレートーク●私たちは絶対に絶対に後もどりしない!若者7・25デモ●大熊座●9月6日 岩手県知事選挙投票日●悪政の防波堤になる、いのち、くらし優先の県政実現を●「被災者本位の復興」、「戦争法を許さない」、私たちの願いを実現する県政実現を!●被災者本位の復興をすすめる県政●県民の命とくらしを守る福祉優先の県政●消費税増税反対、TPP反対、くらし・営業、農林漁業を守る県政●安心して働き続けられる雇用・労働環境めざす県政●戦争する国づくり反対、憲法の精神にもとづく県政/(参考資料)●6月県議会で採択された主な請願に対する各会派の態度/(表)●消費税を戦争する国づくりの財源にさせない!/消費税廃止で平和の道を●社保協学習会●いわてパ臨連・七夕のつどい●ローカルユニオン定期大会開催●●シリーズ/日本を戦争する国にしてはならない(7)/戦争法案に「自然成立」はない/戦後70年の首相談話、広島・長崎、原発再稼働など国民的課題が山積●NEWS FLASH/全受労第14回定期大会/岩手県農協労組第83回定期大会/全日本年金者組合岩手県本部第27回定期大会/イレブンアクション/盛岡労連サマービアパーティ/岩手医労連第40回医療研究集会/TPP反対宣伝行動/第30回記念岩手平和美術展/第46回全国私学夏季研究集会/北海道東北教組共闘キャラバン岩手県要請●主張●めもあーつ169/「VICTORY 1945」グラフィックデザイナー福田繁雄 作●すくすく元気に育て!/キリンの「リンゴちゃん」飼育担当の丸山孝作さん(盛岡動物公園労組)●川柳


1面
アベ政治を許さない! 戦争法案の強行に抗議!
圧倒的反対世論で廃案に追い込もう
 
安倍政権は、多くの国民の反対世論を無視して、安保法制=戦争法の衆議院採決を強行しました。世論調査では6割が反対、8割が「説明が不十分」と答えています。内閣支持率は急落して「不支持」が「支持」を上回りました。圧倒的な反対世論を職場・地域から巻き起こして参議院段階で廃案に追い込もう!

ストップ!戦争法案 7・5緊急集会
 
安倍政権が戦争法を強行しようとしている中で、7月5日、「ストップ!戦争法案7・5緊急集会」が岩手公園広場で開催され、1000人が参加しました。94団体が参加する実行委員会の主催で、岩手弁護士会が共催しました。この集会には達増知事をはじめ、日本共産党、民主党、生活の党、社民党が連帯のメッセージを寄せました。
 集会では、医療労働者、教職員、弁護士、青年、女性など各界から戦争法反対のアピールが行われました。「採決強行するな」のハガキ運動が提起され、集会決議も採択されました。集会後、「強行採決絶対反対!」などシュプレヒコールを上げながら盛岡市内をデモ行進しました。

強行採決に抗議! 県内各地で行動
 7月15日、安倍政権は衆議院特別委員会で戦争法案の採決を強行。翌16日には衆議院本会議でも強行採決を行いました。盛岡地域では15日、いわて労連が抗議の夕方宣伝を行いました。胆江地域では抗議集会とデモ行進が行われました。憲法改悪反対共同センターは、夕方連続デモを14日(200人)と21日(180人)に行いました。久慈地域や両磐地域、花巻地域でもデモ行進や集会が行われています。県内各地域で、戦争法反対の声が上がっています。

女性ピースアクション大宣伝、革新懇リレートーク
 
7月16日、いわて労連女性部、新婦人、母連、岩商連婦人部、女性九条の会はピースアクションいわて大宣伝を盛岡市内で行い、36人が参加して戦争法反対を訴えました。
 18日には県革新懇が盛岡市内大通でロングラン宣伝を行い、各界から多数が参加してリレートークを行いました。13時には「アベ政治を許さない」のプラカードを掲げてアピールしました。

私たちは絶対に絶対に後もどりしない!  若者7・25デモ
 
7月25日、いわて労連青年部、民主青年同盟岩手県委員会などで構成する実行委員会主催で「私たちは絶対に絶対に後もどりしない7・25盛岡デモ」が行われ、約100人が参加しました。出発前に若手弁護士の上山氏が「立憲主義に反する。廃案に追い込もう」とあいさつ。「戦争法案絶対反対」「アベはやめろ」など音楽に乗せたコールやリレートークをしながらデモ行進しました。

大熊座
 猛暑日が続いています。岩手県内でも熱中症で亡くなられる方もでています。水分補給や休養などくれぐれもご自愛ください。岩手も暑いですが、国会周辺も戦争法案反対、安倍政権ノーをアピールする国民の熱気に包まれています。私も7月26日の国会包囲行動に参加しました。炎天下に2万5千人が結集しました。その2日前の中央行動では、雷雨にも関わらず、集会や国会請願デモが行われ2千人が参加しました▼岩手から東京に行くには、時間もお金もかかります。しかし、戦争法案や労働者派遣法、TPP、原発再稼働、沖縄米軍新基地建設、社会保障改悪、どの問題をとっても根っこには「企業が世界で一番活躍しやすい国」をめざす安倍政権の悪政に端を発しており、「主権者である国民の声を聞け」と抗議せずにはいられません。ぜひ、皆さんの職場から参加者を送り出し全国の仲間と行動しましょう▼支持率を下げても「安保関連法制を押し通す」という安倍首相に対して、過半数の国民は支持していません。そもそも、憲法を無視・軽視する国会議員そのものが憲法上許されません。しかも、問われているのは、一番大切にされなければならない国民の「命」の問題です。日本の若者に「国益のために、他国の人々を殺せ」と命令するような事態は絶対にストップさせましょう▼このたたかいは、国会の会期が延長された9月下旬まで続きます。その前に、9月6日投票の岩手県知事選挙が全国から注目されています。「明るい民主県政をつくる会」では、独自の候補者は擁立できませんでしたが、安倍政権の暴走政治を阻止し、県民の命と暮らしを守れる人を選びたいものです。(こ)


2面
悪政の防波堤になる、いのち、くらし優先の県政実現を/9月6日岩手県知事選挙投票日
「被災者本位の復興」、「戦争法を許さない」、私たちの願いを実現する県政実現を!
 9月6日投票日で、岩手県知事選挙がたたかわれます。県議選も同時に行われます。私たちも参加している「明るい県政をつくる会」は県知事候補者の擁立を見送りました。しかし私たちの暮らしに直結する選挙です。今回は、いわて労連がこれまで重視してきた県政課題を解説します。安倍暴走政治を許さず、悪政の防波堤になる県政の実現こそが求められています。職場・地域で私たちの要求を学習しましょう。

被災者本位の復興をすすめる県政
 
東日本大震災からの復旧・復興は県政の最重要課題です。住宅の再建支援、医療・介護の一部負担免除など、被災者本位の復興を前進させることが求められています。いわて労連も結集する復興県民会議などが6月県議会に提出した医療・介護一部負担免除継続を求める県議会請願が採択されました。復興予算の地元負担を国が押し付けているもとで、住民本位の立場で悪政の防波堤になる県政が求められています。

県民の命とくらしを守る福祉優先の県政
 
安倍政権は、年金の給付削減、生活保護給付切り下げ、介護負担増など、社会保障の解体攻撃を押しすすめています。「骨太の方針」では、2016年からの3年間で1兆5千億円もの社会保障費削減を打ち出しています。悪政の防波堤としての県政が求められています。
 県立病院が無床化された6つの地域では、近くで入院できる病院を求めています。「地域医療ビジョン」では更なる入院ベッドの削減が狙われています。誰もが安心して医療を受けられるよう、地域医療体制の充実が求められます。
 また、私たちは子ども医療費助成拡充を求める共同の署名運動に取り組んできました。署名と要請を受けて、県は来年度から現物給付化することになりました。対象年齢の拡充など、さらなる前進が求められます。


消費税増税反対、TPP反対、くらし・営業、農林漁業を守る県政
 
安倍政権は消費税を8%に増税する一方で、復興予算は地元負担押し付け、軍事費やオリンピックには大判振る舞いです。大企業には減税、労働法制は大改悪、原発再稼働・輸出強行、暮らしと農林漁業を破壊するTPP推進、さらに2017年には10%へ増税しようとしています。消費税増税反対、TPP撤退を国に求め、県民のくらし・営業、岩手の農林漁業をしっかり守る県政が求められています。


安心して働き続けられる雇用・労働環境めざす県政
 安倍政権は生涯派遣で働かされる労働者派遣法改悪、残業代ゼロ法の「高度プロフェッショナル制度」など労働法制の大改悪を狙っています。
 労働法制の大改悪法案は廃案にし、低すぎる最低賃金を大幅に引き上げて、誰もが安心して働き続けられる労働環境をめざす県政の実現が求められています。
 6月県議会では、いわて労連や民青同盟などが提出した労働者派遣法廃案を求める請願が採択されて国へ意見書が送られました。


戦争する国づくり反対、憲法の精神にもとづく県政
 
安倍政権は、圧倒的な国民の意思を無視して、憲法違反の安保法制=戦争法案を強行しようとしています。立憲主義に反する解釈改憲を強行し、民主主義も踏みにじろうとしています。
 こうした国政と対峙して、集団的自衛権行使容認の閣議決定撤回、戦争法許さない、憲法守れと主張できる県政が求められます。岩手県議会はいわて労連などが提出した請願を採択し、国へ戦争法案廃案を求める意見書を提出しました。県議会段階では全国ではじめてです。


〜6月県議会で採択された主な請願に対する各会派の態度〜

                                                  
                  案       件 日本共産党 自民クラブ  県民クラブ 希望・みらい 民主党 社民党 公明党  
被災者の医療費・介護保険利用料の
免除措置継続を求める請願
○ 

 
労働者派遣法改正案の廃案を求める請願 × ×  
学生が安心して使える奨学金を求める請願  
安全保障関連法案の廃案を求める請願  ×

 賛否分かれる

×  
                 

                    
 

安全保障関連法案の廃案を求める意見書

2015年 7月 8日

 国は、安全保障関連法案を廃案とするよう強く要望する。
理 由
 
安倍内閣は、今国会に、集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈を前提として、武力攻撃事態法、PKO法など既存の10法を一括して改正する平和安全法制整備法案と、新法の国際平和支援法案を提出した。これらの法案には、国際平和のために活動する他国の軍隊等への後方支援活動等について、自衛隊が活動できる地域が拡大され、武力行使の一体化につながりかねない内容が盛り込まれている。
 各種世論調査では、国民の多くは政府の説明が不十分であるとしており、去る 6月 4日に開催された衆議院憲法調査会においては、憲法学の専門家 3名を招いて参考人質疑が行われたが、集団的自衛権の行使を容認する解釈及びこれらの法案については、与党が推薦した参考人を含む全ての参考人から憲法違反であるとの指摘がなされた。
 日本国憲法は、過去の悲惨な戦争と専制政治を反省し、人々の平和と民主主義の渇望の中から生まれ、国民主権主義、人権尊重主義、平和主義を基本原理とし、権力保持者の恣意によることなく、法に従って権力が行使されるべきであるという立憲主義を規定している。
 現在、衆議院平和安全法制特別委員会において審議されているが、これまで憲法上集団的自衛権の行使は許されないとしてきた歴代の政府見解を一内閣に於いて変更することは、立憲主義に反するものと言わざるを得ない。よって、国においては、安全保障関連法案を廃案とするよう強く要望する。上記のとおり地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。


3面
消費税を戦争する国づくりの財源にさせない!/消費税廃止で平和の道を
 7月12日、消費税廃止各界連絡会「第2回全県学習・活動交流集会」が盛岡市内で開催され、全県の地域組織などから36人が参加しました。
 
集会では、消費税廃止中央連絡会事務局長の勝部志郎さんが「戦争立法と消費税増税中止のたたかい」と題して講演。勝部さんは「税金をどこからとって、どこに回すのかという税のあり方、使い方を事実で明らかにしていくことが大切。消費税増税は軍事力増強のためであり、戦争できる国づくりと一体のもの。増税中止のために戦争立法阻止のたたかいを強めよう」と話されました。
 講演の後、各地域連絡会や加盟団体からの活動交流が行われました。
 最後に、戦争法廃案にむけた運動、毎月24日の全県一斉街頭宣伝、署名・学習運動など、消費税増税阻止に向けたたたかいを、全県で一層進めていくことを確認しました。


ねらいを学んでたたかおう/社保協学習会
7月19日、盛岡市エスポワールいわてで「1000人学習大集会in岩手 安倍医療改革と皆保険体制の解体」が開催され、東北各県から約60人が参加しました。中央社保協、全労連、全日本民医連が主催しました。「医療・介護大運動の前進を〜安倍暴走政権ストップ」と題して岡崎祐司・佛教大学社会福祉学部教授が講演しました。

いわてパ臨連・七夕のつどい
 7月7日、いわてパート臨時労組連絡会主催の「七夕のつどい」が行われました。久慈市から三陸鉄道・学習列車に乗車して、田野畑駅まで震災当時の説明を聞きながら学習しました。NHK朝ドラ「あまちゃん」撮影秘話も披露されました。
 野田村産の「鮭・いくら弁当」をいただいた後、机浜の「番屋群」を見学しました。津波で流されましたが、今年再建されました。最後に田野畑村民俗資料館を見学し、南部三閉伊一揆について学びました。

ローカルユニオン定期大会開催
 
7月26日、いわてローカルユニオン第17回定期大会が開催されました。活発な討論が行われて、新しい方針と体制を確立しました。新たに執行委員長・新田英則(北上支部)、書記長・平井正史(事務局支部)が選出されました。

シリーズ
日本を戦争する国にしてはならない(7)
 自民・公明与党は、7月15日衆議院安全保障法制特別委員会で憲法違反の「戦争法案」を野党が抗議する中で与党単独で強行採決し、翌16日には、衆議院本会議でも採決を強行しました。マスコミは、これで「今国会での成立の見通し」などと報道していますがとんでもありません。論戦の場は参議院へと移りましたが、審議すればするほど、戦争法案の違憲性と危険性が明らかとなると同時に、強権的な安倍内閣について世論は 「不支持」 が 「支持」を上回っており、戦争法案の廃案と安倍内閣退陣を求める国民運動がますます強まることは間違いありません。今後の審議で予想される問題について考えてみましょう。

戦争法案に「自然成立」はない

 憲法では、「予算の議決」や「条約の承認」については、衆議院の議決を国会の議決とすることが定められています。(憲法第60条)しかし、この戦争法案は、これらには当てはまらず自然成立はありません。衆参両議院で可決してはじめて法律となります。(同第59条)ところが、自民党は、憲法第59条2項を適用して、衆議院で可決し、参議院に送られた法案が60日以内に参議院で採決されなければ参議院が否決したものとみなす、いわゆる「60日ルール」を使って、9月中旬にも成立させることを狙っています。この場合、同条の規定で、衆議院が出席議員の3分の2以上の賛成で再可決すれば法案は成立するわけですが、そう簡単にはいきません。なぜなら、参議院での審議が進めばさらに戦争法案の違憲性と危険性が浮き彫りになり、国民の反発が一層高まり、安倍内閣に対する不信任がさらに強まることが容易に想像できるからです。また、参議院の意向を無視して衆議院で再議決して戦争法案を成立させてしまうことは、「二院制の否定」にもつながり、自民党内部にも亀裂が入り、来年7月実施の参議院選挙で与党は大敗するでしょう。そうなると、憲法9条改正を究極の目的としている自民党の改憲策動もつぶれてしまいます。

戦後70年の首相談話、広島・長崎、原発再稼働など国民的課題が山積

 8月6日に広島、9日に長崎の原爆の日を迎えます。8月15日の終戦記念日には、戦後70年の首相談話が出される見込みです。安倍首相の言動が国際的にも大きく注目されています。九州電力の川内原発を8月10日頃再稼働し、13日前後に発電と送電が計画されています。安倍内閣がごり押しする原発再稼働に対して、全国で原発廃止を求める抗議行動が継続されています。TPP交渉、労働法制改悪も国民の反発が強いことから、安倍内閣に対して国民は、「支持率低下」どころか「内閣打倒」を求めるようになるでしょう。
 戦後最悪の憲法破壊・違憲立法を阻止するために、空前の国民大運動を起こしましょう。

NEWS フラッシュ
●全受労第14回定期大会
 
7月2日、全受労第14回定期大会が開催されました。
●岩手県農協労組第83回定期大会

 7月17日、岩手県農協労組第83回定期大会が開催されました。
全日本年金者組合岩手県本部第27回定期大会
 7月23日、全日本年金者組合岩手県本部第27回定期大会が開催されました。
●イレブンアクション
 
7月10日、いわて労連などはイレブンアクション・なくせ原発再稼働反対署名宣伝を行いました。
●盛岡労連サマービアパーティ
 
7月10日、盛岡労連主催で「サマービアパーティ」が盛岡市内で行われ、約60人が参加しました。
●岩手医労連第40回医療研究集会
 
7月11〜12日、岩手医労連第40回医療研究集会が花巻温泉ホテル千秋閣で開催されました。
 2日間で152人が参加しました。
●TPP反対宣伝行動
 
7月17日、TPP県民会議はTPP反対の早朝宣伝を行いました。7月27日には、いわて食農ネットがTPP反対街頭署名宣伝を行いました。
●第30回記念岩手平和美術展
 
7月22〜26日、第30回記念岩手平和美術展が盛岡市マリオス4階展示場で開催されました。
●第46回全国私学夏季研究集会
 
7月25〜27日、第46回全国私学夏季研究集会が花巻市の志戸平温泉などで開催され、全国から1300人が参加しました。
●北海道東北教組共闘
 キャラバン岩手県要請
 
7月28日、北海道東北教組共闘キャラバンの岩手県要請が行われました。

主張
悪政の防波堤になる県政実現を!
 
被爆・戦後70年目の8月をむかえました。核兵器の非人道性と戦争の惨禍を改めて確認し、核兵器廃絶・戦争反対の思いを新たに胸に刻み込む夏にしたいところです。
 しかし、安倍政権は憲法解釈を変えて集団的自衛権行使容認の閣議決定を具体化する安保法制=戦争法案を、この夏までに成立させようとしています。衆議院では多くの国民が反対するもとで採決を強行しました。政府自身「国民の理解が得られていない」といい、「説明が足りない」といいます。しかし、国民の理解が進めば進むほど反対が増える、そういう情勢ではないでしょうか。
 こういう中で、岩手県では県知事選挙が9月6日投開票で行われます。県議選挙も同日に行われます。戦争法案をはじめ、県民の命とくらしに直接かかわる国政課題が問われている時に行われる選挙です。悪政の防波堤になる県政の実現が求められます。
 私たちはこれまで、国政や県政に関わる課題で、要求を掲げて共同の運動をすすめてきました。県立病院再建、被災者の医療・介護一部負担免除継続など被災者本位の復興をすすめさせてきました。長年の課題だった県の公契約条例も実現し、子ども医療費現物給付化も実現するなど、この間積み重ねてきた流れを確かなものにしていきたい。そして、「戦争法案を許さない」という、私たちの声をしっかりと受け止めて国に意見が言える県政を継続させることが必要です。
 10月には参議院選挙の補欠選挙も行われます。来年7月の参議院選挙も見すえるならば、この夏からのたたかいが、日本の将来を大きく左右します。被災者本位の復興をすすめる県政、県民の命とくらしを守る福祉優先の県政、そして戦争法案を許さない県政を実現させて、岩手からアベ政治NO!の声をつきつけようではありませんか。


4面
めも・あーつ169/「VICTORY 1945」/グラフィックデザイナー 福田繁雄 作

 岩手県二戸市にゆかりのある世界的なグラフィックデザイナー福田繁雄さんの「VICTORY 1945」は、1975年ポーランド戦勝30周年記念国際ポスターコンペで最高賞を受賞した作品。
 機関銃のように饒舌な安倍首相の国会答弁を聞いていて、ふと思い出して可笑しくなった。安保関連11法案の強行採決は笑い事ではないが、この作品の大砲から発射されたはずの砲弾が逆に砲口に向かってもどってこようとしているデザインは、安倍首相そのものではないか、と。
 福田さんは、このコンペに参加するために机いっぱいに広げた第二次大戦の資料と映像をみてはナチズムの崩壊をテーマにスケッチを繰り返していた。
 ある時、逆さにしたスケッチをみて「これだ!」と叫んだという。
 工事現場などにある「警戒色」としての黄色と黒色のみのシンプルな構図は、戦争に対する「警戒」を見る者に訴えかける効果は大きく、また戦争という行為の本質について、相手を負かそうとした砲弾が、打ち込んだ側にも返ってくるものととらえ、戦争の無意味さを表したものと高い評価があたえられた。
 特定秘密保護法、武器輸出三原則の変更と続き今後の安保関連法案。日本の平和のため、国民の生命を守るための法律といわれても、その言葉から、戦争の気配を誰もが感じ取っている。安倍首相の腹の底にあるものは、やがて首相自らを滅ぼすに違いない。
(久保克子)


すくすく元気に育て!/キリンの「リンゴちゃん」/飼育担当の丸山孝作さん(盛岡動物公園労組)
 
今年の3月、盛岡市動物公園でキリンの赤ちゃんが誕生し、ホットなニュースとなりました。その後、「愛称」の公募が行われ、父親の愛称「リンタ」と果物を連想させる母親の愛称「ユズ」から、「リンゴ」と決まり話題になりました。
 生まれてから4か月、体重も43sから100s、身長も160pから220pになりました。
 キリン担当の丸山孝作さん(35歳)は「初産のせいか授乳しなかったので、飼育員が毎日3回、ミルク(計8g)を飲ませています。樹の葉も食べるようになりましたが心配で目が離せませんね」と話します。丸山さんが餌をもって近づくと、「リンゴちゃん」が嬉しそうに近づきます。丸山さんは17年目のベテラン。現在、サイ、キリンなどを担当しています。2年前までは岩手自治労連傘下の盛岡動物公園労組の委員長を務めていました。
 「盛岡は寒いので冬は特に気を遣いますね。リンゴちゃんが生まれたのも雪が残っている3月。暖房を入れたり、園内の雪かきをして事故が起きないようにしました」。運動不足を解消するため、休園の冬期間も外に出します。「やはり、野生動物ですから自然に近い状態ですくすく育ってほしいですね」と丸山さん。
 毎日、午後1時頃は哺乳の時間なので、その様子を見られるとのこと。8月の「夏休み」の企画として、毎週日曜日(午後1時〜)に、クマやサル、ゾウに「夏のおやつをプレゼント」のイベントが予定されています。ご家族連れでどうぞ!
(岩手自治労連・城内美徳)

   川  柳

梅雨よりも気を湿めらせる税通知
                                                                       火  狩

核イラン核持つ国も核廃絶(やめよ)
                                                                       柳沼利夫

銃構え積極平和主義という狂気
                                                                        拓  庵

血税が棺に変わる戦争法
                                                                        野々一枝


年金者組合盛岡支部