機関紙「いわて労連 2015年2月号      

 


48評議員会●〜被爆・戦後70年〜/守ろう 憲法・暮らし・平和、 めざそう 被災者本位の復興/実現しよう 大幅賃上げと雇用の安定●いわて労連第48回評議員会/15春闘方針を確立●日米共同訓練やめよ!オスプレイも基地もいらない!/「沖縄県民と連帯する岩手県民集会」に300人●大熊座●2015春闘スタート/大幅賃上げで景気の回復を!●2015年新春旗びらき/安倍暴走政治とのたたかいへ団結!!●最賃体験運動に参加しましょう●ベースアップ、大幅賃上げにこだわってたたかおう!●春闘共闘年次総会/春 闘 学 習 会●第189回通常国会開会/1・26 盛岡緊急昼デモ行進に110人●被災地署名行動・仮設団地で懇談会●全労連共済岩手県支部/共済学校開催●主張/共同を広げて、大幅賃上げをたたかいとろう!●シリーズ 「地域労連ここにあり」/第3回両 磐 労 連/地域の運動の要/地域でTPP撤退求める運動●めも・あーつ 163/絵本の持つ大きな力●川  柳



 

 

1面
〜被爆・戦後70年〜
守ろう 憲法・暮らし・平和、 めざそう 被災者本位の復興、実現しよう 大幅賃上げと雇用の安定


いわて労連第48回評議員会


15春闘方針を確立


 1月25日、岩手自治会館でいわて労連第48回評議員会が開催されました。「誰でも月額2万円以上、時間給150円以上」の要求を確認し、大幅賃上げ実現に向けた2015春闘方針などを決定。安倍暴走政治にストップをかけて、職場・地域でたたかう構えを確立しました。
 来賓あいさつは、岩手県原水協・津村喬事務局長と、日本共産党・斉藤信県会議員が行いました。津村事務局長は「被爆・戦後70年の節目に、NPT再検討会議成功に向けて運動をすすめている」と強調しました。
 第1号議案2015年度運動の中間報告と2015年国民春闘方針及び今後の取り組みについてと、第2号議案会計の中間報告が提案され、承認されました。討論では単産、単組、地域組織から19人が発言。「要求4万円以上で確認、なんとしてもベアを」(医労連)、「要求実現のためにも組織拡大を」(盛岡労連)など、春闘をたたかう構えや組織拡大強化への決意が述べられました。
 役員選挙が行われ、退任に伴う岩手県国公推薦の副議長・幹事、女性部と青年部の幹事が選出されました。
 15春闘・闘争宣言を県国公・田山評議員が提案して採択され、最後に金野議長の団結ガンバローで評議員会は終了しました。
 

選出役員
 

副議長  岩崎 保(県国公)
 

幹事    角田典久(県国公)
       千葉真由美(女性部)
       武田 彩(青年部)

日米共同訓練やめよ!


オスプレイも基地もいらない!「沖縄県民と連帯する岩手県民集会」に300人


 1月28日から2月8日にかけて、岩手山演習場などで日米共同軍事訓練が行われています。
 1月17日、滝沢市公民館で、「日米共同訓練やめよ!オスプレイも基地もいらない!沖縄県民に連帯する岩手県民集会」が開催され、会場いっぱいの約300人が参加しました。オスプレイ配備撤回・訓練中止を求める県連絡会を中心に、労働組合や民主団体等が参加した実行委員会が主催しました。
 オープニングは「さとうきびばたけ」、「沖縄を返せ」などのうたごえで開幕。主催者あいさつを金野耕治・いわて労連議長が行いました。その後、安保破棄実行委員会の作成したオスプレイ配備撤回を求めるDVDを視聴しました。
 やんばる統一連代表の吉田務氏(全日本年金者組合沖縄県本部委員長)が「知事選・総選挙勝利!新基地反対のオール沖縄の熱いたたかい」と題して講演しました。吉田氏は沖縄の島ぐるみのたたかいを詳しく紹介して「新基地NO!の民意が明確に示された。全国各分野の一点共闘も互いに連帯を強めて安倍政権を追い詰めて包囲しよう」と述べました。
 スピーチでは3人が「沖縄に行って現地を見て基地問題を肌で感じた」、「酪農をやってるが訓練の音で牛が走り出して柵を壊したりすることがある」など、軍事訓練反対、基地建設反対の決意を述べました。
 集会決議を採択し、行動提起後、最後に全体で「沖縄を返せ」を歌って集会を閉じました。


大熊座


 年明け後、各単産・単組・地域労連から、旗びらきや春闘共闘年次総会等にお招き頂き、ごあいさつさせて頂いております。その中で、昨年秋年末闘争で、5回、7回と粘り強く団体交渉を行って要求を前進させた経験や非正規雇用の仲間の賃金・諸手当や休暇制度を改善させ、組合加入が増えた等の経験を伺いました。たたかう労働組合の存在意義はまさにここにある!と再認識いたしました▼過激組織「イスラム国」による日本人人質事件が発生しました。人の命を奪うことは、いかなる理由があろうとも許されません。「イスラム国」は、アメリカからイラク攻撃を受けた旧フセイン体制を元に、シリアを本拠地にして勢力を拡大し、世界80カ国から1万5千人の戦闘員が集っているとされています。この戦闘員は、貧困や失業の中で、生活費を稼ぐために集まってきた若者たちとのこと。根本的な解決には、貧困をなくす経済対策と平和教育が求められます。憲法9条を持つ日本政府として、平和的に解決されることを願うばかりです▼26日から第3次安倍内閣のもとで通常国会が開会されました。来年度予算は、社会保障費の自然増を半分に削減し、医療・介護・年金などを削減する一方、大企業の減税や軍事費の増大など国民犠牲の悪政を推進する内容です▼日本共産党が政党助成金廃止法案を提出しました。国民の税金を320億円も山分けするとんでもない法律は、国民共同の運動で廃止させましょう。春闘も元気にたたかいましょう。(こ)



2面


2015春闘スタート


大幅賃上げで景気の回復を!


 いわて労連、盛岡労連、県春闘共闘は1月6日、県庁、公会堂前で2015年の闘いの始まりを告げる新春宣伝を行いました。いわて労連・金野耕治議長は、出勤途中の労働者に向けて「安倍暴走政治にストップをかけ、すべての労働者の大幅賃上げを勝ち取ろう!」と訴えました。
 続いて、県国公・岩崎議長、盛岡労連・佐々木議長、生協労組・高橋委員長、農協労組・村田書記長、医労連・中野委員長、自治労連・渡辺書記長が宣伝カーの上で次々とマイクを握ってリレートークを行いました。
 リレートークでは、国公違憲賃下げと社保庁分限免職処分取り消し訴訟の取り組み、大幅賃上げの実現、最賃の引き上げ、TPP交渉からの撤退、医師・看護師増員、公務労働者の労働条件改善、安倍暴走政治ストップなどそれぞれの要求や取り組みを訴えました。
 新春宣伝には、24人が参加し、元気よく700個のチラシ入りティッシュを出勤する労働者に配布しました。


2015年新春旗びらき   安倍暴走政治とのたたかいへ団結!!


 1月9日、サンビル7階大ホールでいわて労連、盛岡労連、県春闘共闘主催の新春旗びらきが行われ、友好団体、組合員など160人が参加しました。
 今年のオープニングステージは中川愛子社中による華やかな民謡でスタート。
 金野耕治・県春闘共闘議長が主催者あいさつを行い、全労連・野村幸裕副議長、岩手県から寺本樹生雇用対策・労働室長、日本共産党岩手県委員会・菅原則勝委員長が来賓を代表してあいさつしました。
 共同団体による鏡開きが行われ、岩手県革新懇世話人代表で元いわて労連議長の加藤辰男氏による乾杯があり、歓談に移りました。
 第三部の司会は千葉真由美・女性部長と武田彩・青年部長が着ぐるみを着て登場。歓談の合間に争議組合紹介として、違憲賃下げ訴訟と社保庁分限免職撤回でたたかう岩手県国公の訴えと、いわて労働相談センターの紹介がされました。岩手県勤労者スキー協議会より被災地支援として取り組む第4回「春休み子どもスキー」カンパの訴えがありました。
 アトラクションは毎年恒例のファニーフェイスのバンド演奏のあと、労働者合同合唱団が登場し、最後は会場全体で「頑張ろう」を歌い、金野議長のガンバロー三唱で旗びらきはお開きとなりました。


最賃体験運動に参加しましょう


 人間らしく生きることの出来ない最低賃金をアピールしようと、二月一日から三月三日まで最賃体験運動を呼びかけています。一週間コース、半月コースもありますので、もよりの組合に申し込んで下さい。

【春闘グラフ】
ベースアップ、大幅賃上げにこだわってたたかおう!

 アベノミクスで物価上昇、消費税8%増税で、労働者の実質賃金は17ヵ月連続で下がり続けています。いまこそ暮らし改善のために大幅賃上げを勝ち取ろう!



3面


春闘共闘年次総会    春 闘 学 習 会


 2015年国民春闘岩手県共闘会議は1月9日、教育会館第三会議室で年次総会を開催して、2015年春闘方針と新しい体制を確立しました。45人が参加しました。
 年次総会に先だって、春闘学習会を開催。「働くもののいのちと健康を守れ!労働法制改悪を許すな」と題して佐々木良博弁護士(働くもののいのちと健康を守る岩手県センター副会長)が講演しました。佐々木先生は、安倍政権のねらう@解雇しやすく低賃金で働かせるための「限定正社員制度」、Aただ働きと過労死を増やす労働時間法制の改悪、B国の責任を放棄する有料職業紹介事業の規制緩和、C労働者派遣を恒常的・永続的なものにする労働者派遣法の改悪(臨時国会に上程―しかし廃案)、D労働契約法18条の有期雇用契約の無期雇用契約への転換を骨抜きにする特別措置法の制定(臨時国会で強行採決)、E金で首を切る解雇の金銭解決制度、F残業代ゼロと過労死を促進するホワイトカラー・エグゼンプション制度の導入、G労働条件切り下げを容易にする労働契約法の改悪、について述べ、労働組合あげてのたたかいではね返えして人間らしい働き方を取り戻そうと激励しました。
 年次総会では金野議長のあいさつに続き、全労連・野村副議長が来賓あいさつ。
 大幅賃上げなどを柱とする春闘方針、役員体制が提案され、討論の後、採択されました。


第189回通常国会開会   1・26 盛岡緊急昼デモ行進に110人


 1月26日、第189回通常国会が開会されました。県春闘共闘と国民大運動県実行委員会の主催で「1・26盛岡緊急昼デモ」を行い、110人が参加しました。「イスラム国は人質を解放せよ、政府は平和的解決をせよ」、「集団的自衛権行使反対」「被災者の命とくらしを守れ」などと訴え、「安倍暴走政治をストップさせて大幅賃上げを勝ち取ろう!」とシュプレヒコールをあげながら盛岡市内を行進しました。

被災地署名行動・仮設団地で懇談会


 いわて労連では県民復興会議の取り組みとして、「被災地での署名行動」と「仮設団地での懇談」に取り組んでいます。
 「懇談」は、いわて生協組織本部が定期的に仮設団地の集会所を訪問して、手縫いのコースターづくりや点つなぎゲーム(紙に印刷された数字を1番から順に線を引いていくと文字や絵が完成する)などを行っている「ふれあいサロン」に参加してお話しを伺いました。
 1月20日の釜石市松倉仮設では、自治会長さんから仮設住宅が老朽化していること、浄化槽の柵がさび付いていることなどを見せてもらいました。
   21日の宮古市あゆみ公園仮設では、「医療費免除は本当に助かっている」、「国会議員は選挙の時しか来ない」、「復興が終わると人がいなくなって商売(居酒屋)が続けられるか不安だ」などの声が上がりました。
 この取り組みで配布した署名が毎日続々と寄せられています。


全労連共済岩手県支部  共済学校開催


 1月18日、盛岡市エスポワールいわてにて、全労連共済岩手県支部共済学校が開催され、各共済支部から10人が参加しました。全労連共済から小林専務理事と、講師として佐久間事務局員が参加しました。
 いわて労連金野議長から主催者あいさつ、全労連共済小林専務理事のあいさつと続きました。小林専務理事からは、「火災共済一万人拡大キャンペーンを展開して1年目だが、定着させることが課題だ。自動車共済契約倍加に向けた取り組みは、少しずつ成果が出てきている」と話しました。
 共済学校では、全労連共済の佐久間さんが講師を務め、全労連共済の理念・制度を学びました。制度改定箇所の説明や、実務の基本的なことを改めて学びました。


主           張


共同を広げて、大幅賃上げをたたかいとろう!


15春闘がスタートしました。アベノミクスによる物価高、消費税増税などで労働者の実質賃金が17ヵ月連続で下がり続けている中での春闘です。「大幅賃上げで景気回復を!」の声を職場・地域で大きく広げて、地域から国民春闘をたたかいましょう。
 県春闘共闘といわて労連は15春闘方針を確立し、「誰でも月額2万円以上、時給150円以上」、最低賃金「時給1000円以上」の要求を確認しました。職場での意志統一をしっかりすすめて要求に確信を持ってたたかいをすすめましょう。
 1月26日から第189回通常国会が開会しました。安倍政権は数の力を背景にして、労働法制の大改悪をはじめ、「給与の総合的見直し」のおしつけや、社会保障の破壊など、労働者・国民いじめの政策をすすめようとしています。沖縄新基地建設や集団的自衛権行使の具体化など「海外で戦争する国」づくりもすすめようとしています。しかし、国民の多くはこれらに反対しています。あらゆる分野で共同を広げながら、安倍政権の暴走政治をストップさせて、大幅賃上げを勝ち取る春闘にしていきましょう。
 被災者本位の復興前進も重要課題です。被災者生活再建支援制度拡充署名や復興県民会議の取り組む「6項目」署名などを広げて、2月13日に行われる「被災者の声を聴け2・13国会総行動」に結集しましょう。
 2月の地域総行動は2月9〜20日で設定しています。自治体、経営者団体、商工団体、中立組合などへの要請・対話・宣伝など、各地域で目に見え、音の聞こえる取り組みを展開しましょう。統一回答指定日は3月11日です。統一行動は3月12〜13日を山場と位置付けます。ストライキの配置、職場集会や地域宣伝など、全ての組合員が結集する行動を配置しましょう。
 守ろう、憲法・暮らし・平和!職場・地域の結集で、大幅賃上げを勝ち取ろう!



シリーズ 「地域労連ここにあり」
第3回   両 磐 労 連    地域の運動の要

 両磐労連は、両磐の16単組、約2300人で結成し、地域のローカルセンターとして活動しています。
 事務所は、05年に一関市役所から徒歩1分のテナントを借りて開設しました。ベテラン書記の菅原典子さんをお願いして、月曜日〜金曜日の13時〜17時に開けています。各単組の連絡調整をとる「要」であるとともに、年金者組合、国民救援会、一関原水協、ローカルユニオンなどの事務所や労働相談所も兼ねています。
 今年で結成から25年。この間には、佐藤美枝子さん(バスガイド)を支援する会、東北畑瀬機工の解雇撤回の闘争、藤村タヅ子さん(看護師)を支える会、一関修紅を支援する会、県立病院の存続や地域医療を守る運動など、県内の仲間からも多くの支援を頂きながら、地域のため、地域の労働者のために活動してきました。

地域でTPP     撤退求める運動


 近年では、TPP撤退を求める宣伝行動を12年4月から毎月第4土曜日で継続中です。毎回15〜20人が参加しています。また、11人の相談員で昨年は15件の労働相談を受けています。統合した農協労組いわて平泉支部も両磐労連に継続加盟し、組織拡大を実現しました。
 これからも要となって、地域の運動を盛り上げていきます。



4面
めも・あーつ 163

絵本の持つ大きな力
3・11絵本プロジェクトいわて代表/末盛千枝子
 日曜日の朝、ラジオから流れる落合恵子さんのメッセージと懐かしい音楽が流れる。生まれてはじめて本というものに出会う小さな人から年齢制限なし。絵本は、豊かで深いメディアです…と。
 東日本大震災から間もなく4年がたとうとしている。あの時、何をしたら良いのか分からず呆然としたなかで、素早く行動をおこした方がいらっしゃる。
八幡平市在住の末盛千枝子さん(盛岡市出身の彫刻家故・舟越保武さんの長女で絵本編集者)は、被災地の子どもたちの心の傷を癒そうとプロジェクトを立ち上げた。盛岡の中央公民館を拠点に全国から絵本を募ってわずか2か月後、11万冊を越える絵本が寄せられ、被災地の保育園や幼稚園に1万3千冊が届けられた。550万の支援金は、被災地を走る絵本カーに当てられた。
この見事な行動力には、編集者としてのお仕事と同時に、IBBY(国際児童図書評議会)という国際的活動があった。
第二次世界大戦後、ナチスによってあらゆる本が焼かれ、心の糧である本が全く無くなってしまったドイツ。
特に子どもたちに絵本が必要だと考えたドイツ生まれのユダヤ系女性ジャーナリスト、イエラ・レップマンが、世界の20か国に支援を依頼した。「ドイツの子どもたちに本を送ってください。絵本か絵のある本を。そうすればことばが分からなくても楽しめるでしょう。子どもの本、それは平和への最初の一歩です」という手紙を添えて。集まった絵本をバスに乗せてドイツ中を走った。これが活動の始まりだった。
IBBYはスイスのバーゼルに本部をおき、世界の70か国が参加している。末盛さんは、2期4年理事を勤められ、昨年のメキシコ世界大会で名誉会員にも選ばれた。
被災地には23万冊の絵本が届けられ、6台の絵本カーが走っている。(久保克子)


   川  柳


この道にゃ増税軍拡敷設され
                                                              拓 庵 

庶民からしぼった油で暴走し
                                                              野々一枝

消費税やっぱり戦(いくさ)の金になり
                                                              柳沼利夫

先き立ちが総理日本の死の商人
                                                              岳 猿 

腹いせに会わず出さずでこれ政権?
                                                              たけし 
               年金者組合盛岡支部