機関紙「いわて労連 2013年 10月号      

 

団結がんばろーっ!!

●憲法を職場にいかし/めざそう、被災者本位の復興・原発ゼロ/つくろう“安心・安全社会”/すすめよう、対話と共同・組織拡大●先人の気概に学び/大きな取り組みに!/「いわて復興一揆2013」●やっぱり中止しかない!!/9・22消費税増税ストップ岩手集会●大熊座●大会代議員発言要旨●いわて労連2014年度新役員選出●第17回機関紙コンクール●憲法改悪共同センター緊急学習会/平和を壊す悪法阻止を!●岩手医労連が全国キャラバンを開始●運動の力になる学習とは?/東北6県、各県労連/役員等が参加/学習教育運動セミナーin福島●NEWS フラッシュ/シリアへの軍事攻撃計画に反対する緊急宣伝/イレブンアクション/岩手医労連第65回定期大会/岩手自治労連第74回定期大会/全労連女性部第24回定期大会/全労連青年部第28回定期大会●主張/要求実現に向けて「いわて復興一揆」県民署名を広げよう●めも・あーつ 149/夏に穫れても秋に穫れても 「いわて春みどり」/「岩手キャベツ物語」/岩手町の南部甘藍100年の歴史 資料・編著者 清水克志●川柳
 

 


 


1面


憲法を職場にいかし
  めざそう、被災者本位の復興・原発ゼロ
    つくろう“安心・安全社会”
       すすめよう、対話と共同・組織拡大

いわて労連第25回定期大会
 いわて労連第25回定期大会が9月7日、岩手県水産会館大会議室で行われ、
2014年度方針を決定し、新役員が選出されました。
 金野議長は挨拶で、東日本大震災津波から2年半、県内外からの支援と関係
者の皆さんの復旧・復興の努力は続いているが、住宅確保や生業の再生は、ま
だまだ時間が必要。いわて労連も被災者の命と暮らしを守るために奮闘すると
同時に、国に対して、復興予算の流用をやめ、もっと被災地・被災者の声にこ
たえる支援の抜本的な強化を求めて『県民総行動(復興一揆)』に立ち上がる
ことを提起すると述べました。
 また、安倍政権によるアベノミクス、公務員賃下げの強行、消費税増税、ア
メリカいいなり、侵略戦争の正当化、憲法改悪問題など悪政を糾弾し、シリア
への米軍軍事攻撃など平和問題。労働法制規制緩和の問題や全国一律1000円以
上の最低賃金をめざす運動など、どの問題でも国民的運動に大きく広げていく
ことを呼びかけました。
 来賓挨拶を全労連・渡辺正道事務局次長、救援・復興岩手県民会議・加藤善
正代表世話人、日本共産党岩手県委員会・斉藤信副委員長、東北労金岩手県本
部・小野寺正志本部長が行いました。
 続いて、2013年度総括と2014年度方針、2013年度会計報告と2014年度予算が
提案され、討論の後、議案はすべて採択されました。最後に金野新議長による
ガンバロー三唱で終了しました。

先人の気概に学び
  大きな取り組みに!
    「いわて復興一揆2013」

 2014年度方針の大きな柱として、被災者本位の復興を実現する要求運動「い
わて復興一揆2013」の取り組みが提案・採択されました。
 来賓挨拶の中で、復興県民会議の加藤代表世話人は、@全県民対象の請願署
名と首長対象の賛同署名で被災者の切実な要求を集めるA署名運動を進めなが
ら11月に沿岸地域で「一揆行進」と11月10日県民集会に取り組むB12月には、
東京でも小こ○まるの旗を掲げたアピールに取り組むなど、3つを柱に「160年
前、三閉伊一揆に立ち上がった先人たちの気概に学び、大きな取り組みにしま
しょう。」と呼びかけました。

やっぱり中止しかない!!
 9・22消費税増税ストップ岩手集会

 9月22日、「やっぱり中止しかない! 守ろう、暮らし! 許すな! 消費
税大増税 9・22消費税増税ストップ岩手集会」(同実行委員会が主催)が行
われ、約300人が参加しました。主催者代表あいさつをいわて労連・金野耕治
議長が行いました。
 「協同の力で増税中止を」と題して浦野広明氏(立正大学法学部客員教授・
税理士)が記念講演を行いました。浦野氏は「消費税増税分だけで13・5兆
円、その他の増税や社会保険料引き上げと合わせれば20兆円もの負担増。あま
りにも無謀な増税計画」と指摘。「所得課税を中心にした累進課税など、応能
負担原則にたって、憲法をもとに考える税制にしていかなければならない」と
述べ、「消費税増税は国民の暮らしと経済に壊滅的な打撃を与える。小手先で
ごまかさず、きっぱり中止、消費税に頼らない財源対策に転換を」と話しまし
た。
 講演の後、被災者、消費者、業者、労働者、医療関係者の代表が「怒りの
声」を発言しました。行動提起を岩手県商工団体連合会・藤沢光一会長が行い
「増税中止の署名を集めて、9・27国民集会に参加しよう」と訴えました。集
会アピールを採択し、盛岡市内をアピール行進しました。

大熊座
 実りの秋、10月になりました。しかし、今年は怒りの秋になりそうです。安
倍首相が来年4月からの消費税増税を10月1日に決断すると報道されているから
です。しかし共同通信社の最新の世論調査でも国民の半数が増税反対と答えて
います。賃金も年金も生活保護も削られ、ガソリンや電気料金、食料品など物
価が上がっている時になぜ増税なのか。安倍首相は「アベノミクスでデフレ不
況から脱却」といいましたが、消費税増税では景気回復に水を差します▼政府
は消費税増税にむけて5兆円規模の経済対策を行うとしています。8兆円の増税
分と差し引くと3兆円しか残りません。その5兆円も法人税減税や設備投資減
税、公共事業など大企業向けの対策がずらりと並び、庶民には、年金生活者へ
の1万5千円の給付と住宅購入時の減税のみでごまかそうとしています▼ところ
で、皆さん、何のために消費税を増税するのか覚えていますか。2012年8月に
民主党政権下で民主、自民、公明の三党がごり押しした時は「消費税増税は全
額社会保障財源化し、国民に還元」と政府広報を出しました▼ところが、三党
合意に基づく社会保障改革国民会議は、年金、医療、介護などの改悪をいつま
でにやるかという「プログラム法案」のみを今度の臨時国会に出す予定で、改
悪案の中身は明らかにしていません▼いずれにしても「給付減と負担増」のオ
ンパレードですから国民をあざむくのは許せません。増税推進勢力に「倍返
し、いや百倍返し」を。(こ)

 

2面


大会代議員発言要旨

 第25回定期大会の討論では15人の代議員が発言しました。 単産・単組、 地
域労連の活動や憲法改悪阻止のたたかいなど、 多彩な取り組みが反映した討
論となりました。

千葉 幸一
 両磐労連 代議員

 TPPを考える両磐の会は結成時の20数団体から34団体に拡がっている。昨
年10月に開催したTPPの学習会も500人が参加して成功させた。毎月の宣伝
行動も継続している。現在の取り組みでは不十分ではないか。これまでのレベ
ルを超えた運動・取り組みをしなければTPPはとめられないのではないか?
 今年6月の「非正規ではたらくなかまの全国交流集会inいわて」では、正規
・非正規問わず参加を呼びかけた。
特に岩手病院などでは非正規の仲間を組合に迎えて参加した。後継者育成、青
年対策が重要だと感じている、青年の行動参加、交流企画が必要ではないか?

繁泉  修
 盛岡労連 代議員
 1月に地域春闘共闘総会を開催し、2月の地域総行動に取り組み、自治体など
への要請行動や学習会を開催した。3月の春闘統一行動では、盛岡南病院労組
の決起集会への支援にも取り組んだ。6月には、佐々木良博弁護士を講師に憲
法学習会を開催し65人が参加した。8月には毎年開催してる「争議支援サマー
ビアパティー」を開催。今年で9回目となった。

大木 久寿
 岩手県国公 代議員

 旧社会保険庁解体・分限免職(整理解雇)から3年半が経過した。39人の仲
間が解雇撤回を求めて闘いを進め、8月までに16人の処分取り消しを勝ち取っ
た。闘いを継続する。国家公務員違憲賃下げは2年目に入っている。昨年8月に
原告団を組織して裁判闘争を行っている。このことは国公労働者だけの問題で
はなく、独立行政法人や地方自治体の給与、地域経済にも大きな影響を及ぼし
ている。法廷闘争にとどまらず、賃下げのスパイラルを断ち切るために、全て
の労働者の賃上げと安定した雇用確保で景気回復をめざす国民的な運動を展開
したい。

高橋 昭博
 自治労連 代議員

 被災地では本格的な復興が始まっている。通常の10倍の予算がついて業務の
多忙化と人員不足で現場職員の負担が増している。先の見えない状況に職員の
メンタル不全が大きな問題になっている。新人や応援職員などの職員間の連携
が不可欠。労働組合が派遣・臨時職員にも声をかけて、交流企画などでつなが
りを作っている。総務大臣は、「地方公務員賃下げは国の財政が厳しい為では
ない、国民に負担を強いる為に、公務員が賃下げされても頑張っているところ
を示すため」と言ってきている。国民に苦しみを与えるために賃金を下げる。
二重に公務員を馬鹿にしたやり方。地方交付税を引き下げることで実施してき
たが、交渉で賃下げ開始を遅らせたり、削減率の圧縮などを勝ち取った。

中野 盛夫
 自治労連 代議員

 盛岡市が行おうとしている学校給食のセンター化・民間委託に反対し、自校
単独調理方式を守る取り組みを行っている。安全面でリスクが高まる、調理
後、児童・生徒に届くまでに時間がかかる。調理数が増え異物混入や食中毒、
アレルギーなどへの対処も困難になる。盛岡市職労として、住民向けチラシの
新聞折込や学習会など知らせる取り組みを行ってきた。パブリックコメントの
結果は8割がセンター化反対。当局は、3月議会では決定できず、9月議会での
決定をめざしている。これを阻止するために、学校給食を守る会を結成して6
万筆をめざして署名運動に取り組んでいる。

岡崎  竜
 福祉労組 代議員
 自治体の予算削減や補助金削減で、福祉環境が劣悪になってきている。福祉
の商品化が進められている。園庭がなくても、給食を外部委託にしても保育園
ができるようになっている。都市部では現実にビルのワンフロアだけでの保育
所があり、園庭がないため外の公園へ移動する時の交通事故が多発している。
低賃金・重労働で人が集まらない、保育士は専門性を有した福祉労働者。福祉
労働は公務労働であって、きちんと保障されなければならない。若い労働者が
働き続けられる労働環境でなければならない。そこで、青年対策に力を入れて
いる。その成果として青年の加入が増え、組織拡大では悲願の200人を突破し
た。

吉田裕美子
 医労連 代議員
 岩手医大では、この10年間で年平均約95万円も賃金が削減されてきた、この
1年間「私立医大の中でも最低レベルの賃金。採用通知を出すと逃げられてし
まうような低賃金でいいのか?」と、追及して初任給の改善を勝ち取った。公
務員の退職金削減が提案されている中で、県準拠の岩手医大も削減されるので
はないかと思われたが、400人の職場集会を開き、署名に取り組み、理事長に
提出した。削減提案はまだ行われていない。

五十嵐久美子
 医労連 代議員
 本日、街頭で日本医労連大幅増員署名の全国一斉スタート行動に取り組んで
きた。短時間だったが、33筆が集まった。全国どこも医療職場は大変厳しい状
況で、社会保障予算はOECDの中で最低レベル、高齢化率は最高レベルとい
う中で社会保障がさらに削られようとしている。こうした状況の中で、医療・
介護職員の増員を求める運動が重要。

松島  茂
 ローカルユニオン 代議員
 全地域労連に支部結成をめざして活動している。山田町のNPO法人「大雪
りばぁねっと」の問題で、解雇された従業員が分会を結成して、真相の説明と
謝罪を求めて闘っている。団交拒否で県労委の救済申請も行っている。労働相
談センターの取り組みでは、相談内容は、未払い賃金、ハラスメント、解雇な
どが多い、相談者の年代は30、40、50代の働き盛りの世代が7割をしめてい
る。

八幡 志乃
 ローカルユニオン 代議員
 ローカルユニオンを紹介する新リーフを1万部作成し普及、周知に取り組
む。新入組合員教室を計画し、労働運動を学び、組合員の定着化をはかる。青
年ユニオンの取り組みでは、街頭宣伝を継続し、58回を超えた。青年弁護士を
講師に改正労働契約法や憲法の学習企画にも取り組んだ。青年集会実行委員会
では、交流企画や選挙学習会に取り組んだ。現在は10月の全国青年大集会にむ
けて取り組んでいる。

工藤 郁夫
 通信労組 代議員
 50才退職賃下げ再雇用制度が廃止になり、終結集会を持って終結した。61才
以降の雇用確保のため、30代後半〜60才までの賃下げが提案されている。広域
配転や仕事のアウトソーシング化、職場の集約化が益々進んでいる。岩手では
サービスセンターの廃止で遠距離通勤や介護の問題で10人が退職した。県単位
の会社がなくなり交渉も宮城一本になる。労働条件悪化の懸念もある。通信労
組としてはアンテナを高くして要求実現の為に職場の声を集めて頑張る。

菅原 正弘
 自治労連 代議員
 震災から2年半、これまでの支援に感謝。陸前高田市職労では、大会を開催
し、若い役員も新らたに迎えた。復興関連業務では、夜遅くまで残業せざるを
得ない職場もあり、健康問題など懸念される。復興までは時間がかかるが、自
治体の労働者として被災者、住民に心を寄せて一歩ずつ進んでいきたい。仮設
住宅暮らしも2年を過ぎて、先も見えず様々なストレスもある。高台移転も着
工しているのは2カ所だけ、家が建てられるのは2年先。災害公営住宅も早くて
来年。復興一揆の行進について具体的な取り組みを補足して欲しい。10月の災
対連全国交流集会にも参加したい。復興にはまだまだ時間がかかる、引き続き
全県の協力をお願いする。


佐藤千賀子
 いわて生協労組 代議員
 パートの時給10円ベースアップを勝ち取った。最賃が上がったことを受け
て、新しく採用したパートの低い部分を上げた、長く働いてるパートは十数年
来時給が10円も上がっていない。他のスーパーに比べて時給が低いため、新し
いパートがなかなか入ってこない。エリア正規職員制度が導入され、共同購入
のパート110人が対象になったが、時給から月給になり福利厚生、通勤手当が
正規と同じになったが、退職金も一時金もパートと一緒で収入は変わらない。
定年後再雇用職員の通勤手当の支給が検討されている。

塚野 豊彦
 久慈労連 代議員
 いわて労連と共同でお茶っこ会やローカルユニオン分会結成の準備などを行
っている。6月に上山弁護士を講師に憲法改正問題の学習会を行った。参議院
選挙後、憲法改正論も沈静化したかに見えたが、首相が自分のブレーンを使っ
ていいように解釈を変えようとしている。憲法改正と集団的自衛権の解釈の問
題を考えると、自発的に戦争できる国づくりが見えてくる。日本の将来を考え
るときに今が大切な分岐点である。あとで後悔がないように私たちがしっかり
学習し、連帯して行動しなければならない。

伊藤  進
 医労連 代議員
 被災し、病棟が使えなくなっている大東病院の病棟再開など人員不足のた
め、看護師170人を募集したが、140人応募。応募が下回ったのは初めて、これ
は、看護学生の間でも、県立病院の大変な勤務実態が知られているということ
の反映ではないか? 県医労では、こうした状況を打開するために9月県議会
に向けて、大幅増員と職員定数の拡大を求める請願署名に取り組んでいる。職
員定数が抑えられているために、臨時・パート職員が増えている。医療局は来
年からの5カ年計画が作られている。この中では3百数十人の増員も示されて
いるが、被災4病院の病棟再開分だけで、忙しい現場の実態は反映されていな
い。この計画へのパブリックコメント、増員署名へのご協力をお願いします。

いわて労連2014年度新役員選出
 大会の中で役員改選が行われ2014年度の新役員が選出されました。新副
議長に高橋基さんが選出されました。また、鈴木哲夫さん、安保進さん、高橋
直美さん、武田彩さんが退任され、五十嵐久美子さん(岩手医労連)、工藤郁
夫さん(通信労組)が新らたに選出されました。
議  長
 金野 耕治 (岩手医労連)
副議長
 中野のるみ子 (岩手医労連)
 佐藤 一則 (岩手自治労連)
 齋藤 禎弘 (岩手県農協労組)
 古澤 篤志 (岩手県国公共闘)
 高橋  基 (いわて生協労組)
 佐々木 敏幸 (盛岡地域労連)
事務局長     
 中村 健 (いわて生協労組)
事務局次長
 菖蒲沢 実 (盛岡地域労連)
幹  事
 五十嵐 久美子 (岩手医労連)
 工藤 郁夫 (通信労組岩手支部)
 昆 茂太郎 (建交労岩手県本部)
 渡辺 孝文 (岩手県自治労連)
 村田 浩一 (岩手県農協労組)
 平井 正史 (いわてローカルユニオン)
 工藤 良幸 (岩手私教連)
 伊藤 将 (岩手県社会福祉労組)
 鈴木 壬午郎 (全日本年金者組合)
 藤原 正範 (郵産産業労働者ユニオン盛岡支部)
 岩崎 保 (岩手県国公共闘)
 根田 諭志 (全受労盛岡支部)
特別幹事
 高屋 修(いわてローカルユニオン)
会計監査
 佐藤 峯明 (いわてローカルユニオン)
 浅沼 正美 (ワイズマン労組)
 矢野 耕一郎 (岩手大学生協労組)

 

3面
 

第17回機関紙コンクール
 最優秀賞は県医労遠野病院支部
 定期大会に合わせて、いわて労連第17回機関紙コンクールが行われ、34紙が
応募しました。

受賞作品
☆機関紙の部(入選4紙)
 ○最優秀賞『遠野』  
  岩手県医労遠野病院支部
 ○優秀賞『建交労鉄道岩手』
  建交労鉄道岩手県地本
 ○努力賞『職場情報』
  大船渡市職労
 ○努力賞『盛岡労連』
  盛岡労連

☆情報・ニュースの部(入選3紙)
 ○最優秀賞 
  『こぶし』
  岩手県農協労組いわい 東支部
 ○優秀賞
  『岩手医労連2013 春闘速報』
  岩手医労連
 ○努力賞
  『TPP阻止・食と農業をまもる・震災復興運動ニュース』
  岩手県農協労組
☆専門部の部(入選2紙)
 ○優秀賞『仲間』
  一関市職労現業部会
 ○努力賞『うすゆき草』
  いわて労連女性部
☆特別賞(入選5紙)
 ○奮闘賞『はばたき』
  岩手県医労中央病院支部
 ○仲間紙面賞『支部ニュース』
  年金者組合盛岡支部
 ○つなぎ賞『国公いわて』

  岩手県国公
 ○新人賞『さくら』
  岩手県医労中部病院支部
 ○目立つで賞『岩手南支部』
  岩手県農協労組岩手南支部

憲法改悪共同センター緊急学習会
 平和を壊す悪法阻止を!
 憲法改悪反対県共同センターは、8月29日、県民会館会議室で「集団的自衛
権・秘密保全法緊急学習会」を開催し、労働組合や民主団体から約50名が参加
しました。
 DVD「STOP戦争への道」を視聴した後、県共同センター代表の佐々木
良博弁護士が講演しました。 佐々木氏は、「国連憲章は、二度に亘る世界大
戦の反省を踏まえて、『集団的安全保障』を規定し、国連加盟国には武力行使
や武力による威嚇を禁止し、平和の破壊や侵略行為があった場合には、安全保
障理事会が国際の平和及び安全を維持するため勧告し、非軍事的措置をとり、
それでも不十分な場合は、軍事的措置をとることができる。その場合、加盟国
は国連に協力すると定めている。ところが、その例外として、『安全保障理事
会が必要な措置を取るまでの間、個別的又は集団的自衛権の固有の権利を害す
るものではない』とアメリカが世界で優位に立ちたいとの思惑で押し込んだも
ので、国連憲章と矛盾する」と解説しました。 歴代の日本政府は、「憲法9
条のもとにおいて、自衛権は、わが国を防衛するため必要最小限度の範囲」で
「集団的自衛権を行使することはその範囲を超えるものであって、憲法上ゆる
されない」と答弁してきました。
 安倍内閣は、日本をアメリカと一緒になって海外で戦争できる国にしようと
しています。
 また、国民の知る権利を不当に制限し、故意・過失を問わず、国の安全、外
交、公共の安全及び秩序に関わる秘密(特別秘密)を漏洩した場合には、上限
で懲役十年の処罰ができる『秘密保全法』の制定を安倍政権はこの秋の臨時国
会で成立させようとしていることも話されました。このような危険な動きを職
場・地域で学習し、悪法成立阻止に向けた運動を急いで展開していく必要があ
ります。

岩手医労連が全国
 キャラバンを開始
 日本医労連は「いのちまもる全国一斉地域キャラバン行動」を9月7日に開始
し、岩手医労連では、盛岡市肴町での宣伝・署名を行いました。
 行動には14人が行動に参加。横断幕をかかげ、チラシを配り、署名を訴え、
33筆の協力がありました。
 署名に協力してくれた方からは、「家族が入院したが、看護師が足りないの
をすごく感じた」「看護師さんはいつも忙しそうだよね」などの声もありまし
た。
 岩手医労連では、10月20日にも、県内5カ所での街頭署名等を計画していま
す。

運動の力になる学習とは?
 東北6県、各県労連役員等が参加
  学習教育運動セミナーin福島
 労働者教育協会の主催で、全国3会場で学習教育運動セミナーが開催されま
した。東北では、福島市で開催され、各県の学習協役員、県労連・地域労連の
役員など44人が参加。岩手県からは4人が参加しました。
 最初の問題提起は「労働組合運動に寄与する学習運動」と題して、高橋勝也
氏(労働者教育協会常任理事)が講演。労働組合は何のためにあったのかを、
「労働組合の過去、現在、未来(1866年、マルクス)」をひもときながら解
説。「勤通大」や「学習の友」を活用し、元気の出る「学ぶ集団」を職場、地
域につくる運動が、労働組合の組織強化につながると話しました。
 同セミナーでは、福島原発問題、憲法・安保問題についても、問題提起があ
りました。

NEWS フラッシュ
●シリアへの軍事攻撃計画に反対する緊急宣伝
 9月10日、盛岡市大通で、いわて労連と岩手県平和委員会は、シリアへの軍
事攻撃計画に反対する緊急宣伝を行いました。
●イレブンアクション
 9月11日、盛岡市大通野村證券前で「なくせ原発イレブンアクション」行動
が取り組まれ、36筆の署名が集められました。
●岩手医労連第65回定期大会
 8月31日〜9月1日、盛岡市つなぎの「ホテル愛真館」で、岩手医労連第65
回定期大会が行われました。
●岩手自治労連第74回定期大会
 9月20〜21日、大槌町浪板の「三陸花ホテルはまぎく」で、岩手自治労連第
74回定期大会が行われました。
●全労連女性部第24回定期大会
 9月7〜8日、東京・全労連会館で全労連女性部第24回定期大会が行われま
した。
●全労連青年部第28回定期大会
 9月14〜15日、東京・全労連会館で全労連青年部定期大会が行われました。


主 張
 要求実現に向けて「いわて復興一揆」県民署名を広げよう
 2020年のオリンピック東京開催が決まりましたが、復興の足かせにならない
か、心配の声が上がっています。政府は消費税増税に伴う経済対策の柱とし
て、復興特別法人税の1年前倒し廃止を提案しました。「復興を最優先に」が
被災地の願いです。
 東日本大震災津波救援・復興岩手県民会議は「いわて復興一揆2013」を提起
して、この10月から県民署名に本格的に取り組みます。職場・地域で大きく広
げましょう。
 国に対して求める県民署名の要請項目は次の六項目に決まりました。@「住
宅再建のために被災者生活再建支援金を500万円に増額し、支給対象は半壊世
帯も含めて拡充して下さい」、 A「災害公営住宅の早期建設を図る上でも国
の支援を拡充・強化して下さい」、B「医療費の一部負担金と介護保険利用料
の免除を復活し、財政支援を行って下さい」、C「生業の再建を希望する企業
や事業者へのグループ補助等の支援策を拡充・継続して下さい」、D「JR東
日本の責任で大船渡線・山田線の鉄路による復旧を早期に実現するために、国
の支援策を明らかにして下さい」、E「復興予算の流用はせず、被災自治体が
自由に使える財源を確保して下さい」。 嘉永6年一揆(1853年)の三閉伊一
揆が勝利して今年で160年になります。この南部三閉伊一揆になぞらえた「い
わて復興一揆大行進」が11月2日から4日にかけて沿岸地域で行われます。久
慈、宮古、釜石、けせんの各地域毎に具体的な取り組みが検討されています。
県内各地から結集して盛りあげましょう。
 11月10日には「〜被災者本位の復興実現、原発ゼロ、消費税増税撤回、TP
P参加反対、オスプレイ配備撤回、諸要求実現求める〜11・10秋の県民大集
会」が岩手県公会堂大ホールで13時から開催されます。諸課題を結集した、秋
の取り組みの最大の山場になります。職場、地域のここに県民署名を大きく集
めて、全県から結集しましょう。


4面
 

 めも・あーつ 149
  夏に穫れても秋に穫れても 「いわて春みどり」
   「岩手キャベツ物語」
岩手町の南部甘藍100年の歴史 資料/編著者 清水克志
 いつも春キャベツのようにシャキシャキしてやわらかく、しっかりと巻いた
葉がずしり重いキャベツに魅了されてきたが、ここにいたるまでには長い苦闘
の歴史があった。
 そもそもキャベツは古代ローマに逆上る。ケールの突然変異で生まれた野菜
を改良したもの。それが世界中で食されるようになったのは、船乗りたちによ
ってだった。長い航海で罹る壊血病の予防に欠かせないのが、肉料理のつけあ
わせのザワークラウト。
 千切りのキャベツを塩、胡椒、オイルで4週間寝かせて作りビタミンが豊富
で保存のきくことから重宝されていた。コロンブスやクックの活躍はキャベツ
のおかげだといっても過言ではない。
 日本では江戸末期。開国によって押し寄せた横浜や神戸の外国人のために栽
培された西洋野菜のひとつだった。キャベツは甘かん藍らんと名づけられた。
 岩手で栽培が始まったのは1874年。自家採種と品種改良を経て、1904年に南
部甘藍が育成された。寒冷な土地が適していたためか、たちまち日本一の生産
出荷を誇り、人々は丸い形に親しみをこめて「玉たま菜な」と呼ぶようになっ
た。
 だが、1950年、ゴマ病の発生で壊滅的な被害を受け、近隣からの種の確保や
農薬の使用で改善したものの、市場の信用は回復できず、1963年その幕は閉じ
た。
 それでも、玉菜への思いは消えることはなかった。
 1980年、敢えてむずかしい春系キャベツに挑戦。
傷みやすい春キャベツを、土地の高低をいかし、夏に向かっては低地から高地
に、秋に向かっては高地から低地に圃場を移動させ、堆肥による土づくりなど
生産を拡大している。
 「いわて春みどり」は南部魂のシンボルのようなもの。この種苗は、モンサ
ント社(遺伝子組み換え作物の種苗を独占している米国企業)なんかに渡すも
んか。 (久保克子)


川  柳
そんなもので防げるものか氷凍土
                 たけし 

世の乱れ脈の乱れを呼ぶ最近
                 藤崎光基

ホロコースト忘れず政治を迷わない
                 拓 庵 

日本でもやりたいあのテ副総理
                 岳 猿 

国益と合わない俺は非国民?
                 瀬川重哉
 

     年金者組合盛岡支部